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雇われ院長の失敗事例が多すぎる!

2019年11月8日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師のキャリアプランを実現するために
転職やクリニック開業などのシーンで支え続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

どうしても失敗事例というのは
当人としてはオープンにしたくないです。

やっぱり恥ずかしいですもんね。

でも失敗事例から学ぶ事は
すごく多いと思うんです。

 

本日のブログのタイトルは、
【 雇われ院長の失敗事例が多すぎる! 】
といたしました。

 

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なぜ雇われ院長を希望するのか?

私どものところには
雇われ院長に就任して失敗した事例が
とても多く集まっております。

今までも何度か発信してきていますが、
相も変わらず被害者が出ているようですので
再度、レポートいたします。

私が考えますに
雇われ院長を希望するケースは、

① 将来の開業に備えて
② 当直やオンコールから離れたい
③ ある程度の権限、自由度を持って診察したい
④ 重い責任のない院長職を望んでいる
⑤ 高年収、高待遇を求めている

このようなものがあるのではないかと思います。

しかし私は実現できるのは②だけであって
その他の①、③、④、⑤については
必ずしも実現できる事は
そう多くないと考えています。

ぶっちゃけ懐疑的です。

もちろん実現できる場合もあるでしょう。
しかし事前に聞いていた話しと違う…となって
失敗に陥るケースは意外と多いのが実情なのです。

 

雇われ院長を追い出す!?

雇われ院長に就任して、
約1年くらいしてくると
驚くような事態が出てくるようです。

法人の理事長に呼ばれて
翌年の契約を更新しないと言われたり、
来年度の年収を大幅に下げられたり、
患者が増えない責任を問われたり…。

え!だって集患は法人本部がするから…とか、
サテライトはじっくりスタンスで考えているから…とか、
先生は診察に専念して良いから…とか、
だいたい事前にはこういう話しになっているのですから
そりゃ院長としては裏切られた感を持ちますよね。

まして立地があまりにも悪すぎるとか、
マーケティングは何もしてないじゃないか、
ホームページすら作ってないし、
スタッフは本部の方を見て仕事していて協力的じゃない、
このようなエクスキューズはありますけど
やはり院長とはいえ雇われですから…。

あくまでも勤務医としての位置づけなんですよね。

私が聞いたところによりますと
300万円以上の年収ダウンを提示されたケースがあります。
100~200万はざらですね。

これで続けるという選択肢を持てますでしょうか?
許容しがたいですよね?

ある意味では体のいい追い出しみたいなものですし…。

 

クリニック譲渡の約束が消えた!?

他にもよく聞くのが、
5年後とか、10年後には
クリニックを譲渡してもらえる約束があるというものです。

おそらく譲渡される事もあるのだとは思います。

しかし譲渡されず、揉めてしまって、
結局、再度の転職をする事になったケースは
実は少なくないのです。

なかには10年勤めあげたら
無償で譲渡と聞いていたのに
いざ10年経って譲渡の話しを切り出したら
数億円の支払いを求められたり…。

それどころか、
そもそも譲渡する気はサラサラなく、
院長を採用する為の方便である場合もあるのです。

リスクを負って自分で開業するよりも
頑張ってクリニックを成長させて
〇年後に譲渡してもらおう…という考えは
相手先が余程真っ当な所でない限り
叶わない事もあるという事は
頭の片隅に置いておいた方が良さそうです。

 

クリニック開業に向けて必要な経験値とは?

将来の開業のために
雇われ院長で経験を積んでおこう。

このお気持ちはわかります。

ただ現実的に開業に向けた
経験値を高める事ができるかどうかは疑問です。

全くできない事はないかもしれません。

ですが直結するか?と問われると
そうでもないかも…と私は考えています。

事実、私どもで
クリニックの開業支援をさせて頂いた先生で
雇われ院長の経験がある先生は
今のところゼロです。

そしてどの先生もクリニックを開院させて
成功、もしくは大成功しております。

つまりクリニックを開業して成功させる為には
雇われ院長の経験は必須ではないと言えます。

では開業する為に必要なのは
どんな経験でしょうか?

あくまでも私案でありますが、
① マーケティング
② ヒト、モノ、カネのマネジメント
③ 企画力、プランニング力

この3点が必要不可欠と思います。

①は、集患のために必須ですね。
クリニックを開院すれば
黙っていても患者が押し寄せる時代ではありませんから
いかにして来院を促すか?は
クリニックの生命線であります。

方法は無限にありますし、
私が開業支援をした先生方も
それぞれ独自の手法を実行されています。

②については
経営の根幹です。
開院後には必ず必要となりますね。

③も同様です。
クリニックを運営する為には
様々なアイデアを実行に移さねばなりません。

この①~③は雇われ院長だから
身に付くものではなく
日頃からの努力の賜物です。

さすがに大学を辞めて
いきなり開業というのは
避けた方が良いと思いますが、
普通に民間病院に勤めていたり、
クリニックで働いた事があれば、
あとはご自身の心掛け次第ではないでしょうか?

 

雇われ院長は慎重に!

聞くところによりますと、
エージェントはやたらと雇われ院長の求人を
おススメしてくるようです。

それはなぜか?
理由はいくつか想像つきます。

医師の転職マーケットは
いつも申し上げているように
売り手市場が続いています。

医師にとって選択肢は幅広いのです。

エージェントは医師を納得させて
入職してもらわないと売上が立ちません。

私どものように
当初からキャリアプランを描く
エージェントなら方向性が定まりますが、
求人だけで釣るエージェントは
条件で納得させるしかないんです。

そこで雇われ院長の求人が活きてくるのです。

①当直やオンコールがなくなります。
②院長という役職が手に入ります。
③しかも年収は今よりアップします。
④平日1日、土曜午後、日曜祝日が休めます。
⑤リスクのない開業であり、
本部のバックアップがあるから先生は診療に専念できます。

思わず乗ってしまうのもわかります。

しかも面接に行けば法人の理事長が、
先生のような方に是非院長になって頂きたいと
固い握手なんかすれば、
さすがにまあいいか…と思っちゃいますよね。

その結果が転職失敗になるんです。

今までご説明してきたように
雇われ院長なんて
そんなオイシイ仕事ではありません。

私の感覚で言えば、
良質な雇われ院長求人なんて
2~3割程度ではないでしょうか?

逆に言うと7~8割は
相当に気を付けなばならないという事です。

エージェントに騙されないで下さい。

そして雇われ院長には失敗事例が多いという事も
念頭に入れておいて下さい。

ついでに言うと
自由診療の雇われ院長は
特に気を付けて下さい。

下手したら医師免許に傷が付きます。

雇われ院長…。
本当に、本当に気を付けて下さい。

それでは、また…。

 

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