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高条件の「後」で苦労する医師たち…。

2019年8月22日by gnetdoctor

おはようございます。

医師のキャリアプランを軸にして
転職やクリニック開業で希望を叶えるサポートをする
ジーネット株式会社の小野勝広です。

目の前にある事しか見なかったら
中長期的には事を仕損じます。

そんな事はわかってるよ…と
私たちは思うのですが、
意外と見失っている事は少なくないように感じます。

本日のブログのタイトルは、
【 高条件の「後」で苦労する医師たち…。 】
といたしました。

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そりゃ高条件求人は誰もが望むけど…

いまだに高条件の求人を
ウリとするエージェントが減りません。

まあ彼らはそれ以外の手法がある事を知りませんので
もう致し方ないとしか言えないのですが、
求人数に価値があるとか、
非公開求人とか、
レア求人とか、
スカウトの手紙の求人とか、
いい加減に嘘を付くのだけは止めて欲しいと思います。

事実、こんな事をずっとやってきて
売り手市場なのに求職者である医師よりも
求人に価値があると誤った情報を垂れ流して、
その結果として残ったのは
業績悪化と医療業界からの不信じゃないですか。

求人をウリにするというのは
売り手市場では誤りであり、
医療機関が内定を出すのが普通の事だからこそ
エージェントが楽をして儲けたい、
エージェントが質を求めなくてよい、
エージェントが優秀な社員を育成する必要がない、
エージェントがシステムマッチングしたい、
エージェントの経営者だけが懐を厚くする
愚策である事を早く認めて改善すべきです。

業績悪化の原因はここにあるんですよ。

それでなに?紹介料率を25%とか30%に上げるって?
愚策の上に愚策を重ねて何を考えているんですか?
そろそろ退場を求められますよ。

というか、どんどん廃業したり、
業界を変えたりしている会社が増えているじゃないですか!
そりゃ多くの人が高条件の求人を求めるとは思いますよ。

でも本来は高条件の求人って
特別な作り方がある訳ですよ。

それを知らずにただ高条件と銘打って
医師を集めようとする事は
すでに見限られていると考えた方がいいです。

現場で奮闘している社員が可哀そうです。
バカな経営者の判断ミス、知識不足、力量不足なのに…。

問題は高条件求人の後とか、次なんだよね…

うちの特殊な手法を使えば
高条件の求人は自然と出来上がります。

ただ私はドクターに高条件の求人を提供しようとは
あまり考えていません。

いつも言うように
中長期的な視点を持って
オリジナルなキャリアプランを作る事が先決です。

でもこれだけでも高条件の求人を獲得する
第1歩になるんです。

だって高条件の求人に乗ってくるドクターと
キャリアプランをしっかり持って
この病院で何がしたいか?
何をするのか?が明確なドクターと
病院側はどちらのドクターを高条件にするかを考えれば
それはもう自明ですよね。

しかし高条件の求人を手に入れる事は
実は大きなリスクがあるんです。

低レベルなエージェントは
絶対にこれを言いません。

なぜならこれにドクターが気づいてしまうと
自社に依頼する事がなくなってしまうからです。

でもうちは普通に言います。

今の高条件や次の職場の高条件を狙うのは
決して悪いとは思いませんけど、
その次はどうしますか?
次の次はどうしますか?
5年後は?10年後は?
ず~っと高条件の求人と出会えますか?

当ブログでも何度かお伝えしてますが、
年収ってのは今とか次だけではダメです。
生涯年収を考えないと痛い目に合ってしまうんです。

目先の事だけではなく、
中長期的なキャリアプランを持ちましょうというのは
こういった意味合いもあります。

具体的にお話ししますと、
現在1500万円の年収のドクターがいます。

同じような勤務形態で
2000万円の年収になったら嬉しいですよね?

でもその次に転職活動をした時に、
2000万円以上の求人がなかったらどうしますか?
我慢して今の職場で働き続けますか?

もしかしたら年収ダウンの提示があるかもしれませんね。
病院がM&Aされて診療科を閉鎖するかもしれません。

1600~1700万に年収を下げれば
いくつか選べそうです。

年収ダウンを受け入れますか?

こういう悩ましい判断を求められる事が
実は結構多いのです。

大手エージェントの口車に乗せられて
何らかの事情がある病院の高条件求人を掴んでしまって
次やその次に困ってしまう。

こういうケースが非常に増えています。

キャリアプランを持って
生涯年収を意識しなかった弊害です。

自社の儲けしか考えていない
エージェントの毒矢に刺さってしまったのです。

そんな先の事は知らないよ…という多くのエージェントへ!

高条件の求人を提供すれば医師に喜んでもらえる。
そう思って頑張ってるエージェントさん。

本当にそうでしょうか?

あなたたちのやってる事は
医師の未来を困らせてはいないでしょうか?

医療機関の経営は年々厳しくなっています。
急性期病院は集約化が進みそうな気配です。
入院ベッド数は益々減少傾向です。

超高齢化社会が終われば
患者数はグッと減ってくるでしょう。

一方で医学部定員数は微増ですから
医師は余剰になるかもしれません。

若手医師はこういった事情を敏感に察知して
早めに自分のクリニックを持つべく準備をしたり、
臨床から離れてビジネス界に進出したり、
産業医に取り組んでみたり、
(最近は産業医の人気が高まり過ぎて
産業医だけで食べていくのは相当に難しくなっています)
多様な方向に進んでいますね。

上げた年収を下げるというのは
誰だってそう簡単な事ではありません。

生活水準が上がってしまうと
それを下げる事は家族が納得しません。

1度大幅に上がった年収を
どうしても下げなければならない先生がいらっしゃいました。

常勤先の年収はダウンです。

しかしそうしないと働き先がなく、
フリーランスで食べていくほどの考えはありません。
家族は年収ダウンに反対です。

結果的にこの先生が取った選択肢は
バイトを増やす事でした。

週5日勤務+バイト1日+当直1日で
以前の年収と同じ水準に届くのです。

年収は同じでも
働く時間は増えてしまい
負担はかなり重くなってしまったのですね。

それでも家族の為には致し方ありません。

もし年収アップを無理に実現せずに
少しずつ少しずつの年収アップを果たしていたら
こんな事にはならなかったでしょう。

高条件を謳うエージェントってのは
先生の未来について何の責任も取りません。
キャリアプランなんて一切考えていませんよ。

だいたい高条件の求人には裏があるじゃないですか。
その裏事情を知っていますか?

私は1年未満で退職する事になってしまったドクターを
何名か知っていますが、
入職して驚いた…
医師としての魂を売らねばこの環境にはおれないとか、
あまりの人間関係の悪さに長く続けられないと判断したとか、
提供している医療水準があまりにも低くて
さすがにここではやってられないと思ったとか、
独善的な一族経営に付いていけないとか、
自分が入職した途端に同じ科の先生が退職したとか、
当直回数が聞いていた倍もあるとか、
こういう環境で長く勤める事はできませんよね?

でも普通のエージェントは
こういった事情を知りもしませんし、
知っていても言いません。

高条件ですし、
自分たちも潤いますし、
1年程度で先生が辞めようが
もう終わった話しですから。

だって2度とそんなエージェントに
先生方は声を掛けませんよね。

むしろそれが願ったり叶ったりなんです。
悪質なエージェントにとっては…。

ずーっとこういう転職支援をしているんです。
求人、求人と言ってるエージェントは。

だから続かなくなってるんです。

前述したように業績悪化、利益率の低下、
廃業や事業転換をしなきゃいけないところまで
追い込まれているんです。

これから悪質なエージェントは
さらに悪質になっていくと思います。

だって切羽詰まってますから。

まあバイト先探しくらいなら
どこのエージェントでも良いかもしれません。

でも常勤先を探すのであれば
求人、求人と言っているエージェントは
避けた方が無難です。

理由はもうわかりましたよね?

必要なのは中長期的な視点を持つ事と
オリジナルなキャリアプランを持つ事です。

その点をサポートしてくれる
プロ中のプロのエージェントとタッグを組むべきです。

それでは、また…。

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