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偽物ヘッドハンターに気を付けろ!

2019年12月11日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師のキャリアプランを実現するために
転職やクリニック開業などのシーンで支え続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

当ブログを長期に渡って
お読みになって頂けている方は
またか…と思うかもしれませんが、
今回のテーマにした医師のスカウト、
いわゆるヘッドハンティングですとか、
その他、雇われ院長、高年収求人、
非公開求人、エージェントの選び方、
求人主導の転職、などについては
失敗事例が多いので
何度となく取り上げさせて頂いております。

大事なことは何度でも…。

 

本日のブログのタイトルは、
【 偽物ヘッドハンターに気を付けろ! 】
といたしました。

 

 

ヘッドハンターってどんな人がしてるの?

勝手な私の予想ですが、
何らかのヘッドハンティングの手紙やメール、
電話などをもらった事のある医師は多いと思います。

でも実際にヘッドハンターとお会いした事のある先生は
かなり少数派ではないでしょうか?

まあ普通に考えればそりゃそうです。
何となく怪しいですもんね…。

興味本位でどんなもんか会ってみた…くらいは
何人かいらっしゃるかもしれませんが、
大半はスルーしていると思うのです。

実は…私は2度ほど
ヘッドハンターとお会いした事があります。

結論的には、
正直かなりガッカリしました。

おそらくとてつもない優秀なヘッドハンターも
この世の中には存在すると思うんですよ。

ですが私がお会いした2名ではそうではなく、
むしろ転職エージェントよりも質は低く、
結局何がしたかったのかすらよくわからず、
こちらの質問にはしどろもどろで、
当初の誘いのきっかけであった
求人についても詳細をわかっておらず、
果たしてその求人は本当にあるのか?と
疑問に思う始末でした。

転職エージェントから
ヘッドハンターに転職する人はいます。

でも通用しなくて戻る人も多いです。
エージェントとヘッドハンティングは全く別物です。

金融やITといった
専門性の高い業種の場合は、
その業界を専門とした
ヘッドハンターに転職する人もいますけど、
こちらも同様にそんな甘くはなく
また他の職種に転職する人も少なくありません。

私が認めるレベルのヘッドハンターって
実はこの世の中には非常に少ないんです。

まして医師を専門としたヘッドハンターなんて
もう相当に貴重な存在と言っていいと思います。

下手したら全国に数名しかいないのではないでしょか?

それなのに多くの医師のもとに
ヘッドハンティングの連絡が入る…。

どんなカラクリでしょうか?

 

そもそも医師をヘッドハントしてる人って?

私どもの主力事業は
医師の転職支援とクリニックの開業支援です。

今回は開業の事は置いておきまして
転職支援について。

転職支援をする為には
厚生労働省の許可が必要です。

私どもであれば
「13-ユ-306912」が許可番号となります。

この許可を取得して
いわゆる転職エージェントとか、
人材紹介会社になる訳です。

ヘッドハンティングの企業形態も様々ありますが、
基本的にはこの許可を得なければなりません。

実は一般的な転職支援事業と
ヘッドハンティングでは
そのプロセスは大幅に異なります。

よって両方をやる会社というのは
非常に少なくて、
まさに餅は餅屋、
いずれかに専念するケースが大半です。

しかしごくごく稀に両方を行う会社もあります。
それがなぜか医療系の紹介会社に多いのです。

これはなぜでしょうか?

もともと医療系紹介会社は
転職支援業界全体で言えば後発組です。

20年以上の社歴がある会社は
片手の指程度しかないと思われます。

しかもM&Aされて
実態は全然変わっているケースも多いです。

つまりただ長くやっていると言いたいが為のM&Aです。

リーマンショック以降に
急激に増えた医療系の紹介会社。

ハッキリ言うと乱立しています。

しかも当ブログでは何度となくお知らせしたように
医療に対する思いなどこれっぽっちもなく、
金儲けがしたいが為に参入した会社も多いです。

当然、こういう会社の業績は悪いです。
存続の危機です。

こういう会社が
転職エージェントとしては食べていけず、
背に腹は代えられないと
ヘッドハンティングをしているのです。

本来、ヘッドハンティングは
高度なスキルと豊富な経験が必要です。

しかし医師をヘッドハンティングしようとする会社には
正直、スキルや経験は心許ない状況です。

おそらくヘッドハンターとお会いした医師も
前述した私のように
ガッカリされたのではないでしょうか?

私が知る限りでは
医師のヘッドハンターとして
まともに機能している会社は
全国でも1~2社ではないかと思ってます。

それ以外は転職エージェントで食べていけない会社の
隠れ蓑のようなものなのです。

 

ヘッドハンティングにはお金が掛かります!

私自身は転職エージェントとして
登録型の紹介業を長くしてきておりますが、
ヘッドハンティング業界の事に詳しい訳ではありません。

ですが、本物のヘッドハンターは、
相当の能力と人脈と情報を持ち、
ピンポイントで依頼に応えているだろう事は
想像できます。

ただ医師の場合、医師の世界で、
ヘッドハンティングが成立するのか?
マッチするのか?はちょっと疑問です。

例えばですけど、
ある総合病院の院長が高齢となり、
次期院長を探さなければならない。

でも院内には候補となりそうな先生はおらず、
まだ院長が元気なうちに副院長として招聘し、
時期を見て院長に就任して頂く。

そんなプランを考えて、
副院長のヘッドハンティングを依頼するとします。

通常はこの時点で着手金が掛かります。
しかも相当な金額であり、
この着手金は候補者が出てこなくても
返金されるものではありません。

そして運よく副院長候補が出てきて、
数回の面談を経て、
入職が決定しました。

すると成功報酬としてさらにフィーが掛かります。

転職支援の場合は、
完全成功報酬型である事を考えると
ヘッドハンティングはそれ以上に資金が必要です。

各社独自の報酬規程があるので何とも言えませんが、
通常の転職支援と比較したら
少なくとも3倍、
おそらく通常は5倍~10倍、
高いケースはさらに…という水準です。

逆に言うと採用する側は
ここまでの資金を掛けて
ヘッドハンティングを依頼するのです。

2000万とか、3000万円を掛けてでも
採用したい人物ってどういう人でしょうか?

ま、超の付く即戦力で、
圧倒的な力量を持ち、
すぐさま結果を出さなきゃいけませんよね。

え?もっと安いヘッドハンティングがあるよ?ですか。

はい、それは前述したように
本物のヘッドハンティングではないんですよ。

本来は登録型の一般的な転職エージェントだったのに
食えないものですから
着手金が貰えるヘッドハンターに
見せ掛けているだけなんですよ。

ほぼ着手金支払って何も起こりません。
丸ごと大損です。

医師のヘッドハンティングなんて
そう簡単にはできません。
私も自信ありません。

ですからスカウト話しのほとんどは
疑って掛かった方がいいと思います。

本物のスカウトは人脈と情報を活用して
きちんとしたルートで話しを持ってくるものです。

あと本業が別にある人が持ってくる
スカウト話しも怪しいです。

おそらくそこにはお金が絡んでるでしょうね…。

医師の場合は、
医師同士で誘ったり誘われたりが多いですよね。

医学や医療をわかってない人間に
できるものではないと断言いたします。

それでは、また…。

 

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