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マルチステージ化する私たちのキャリア。医師のキャリアはハイブリッド化していく!?

2020年10月30日by gnetdoctor

おはようございます。

医師のキャリアプランを研究し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

私の世代って
バブル崩壊、金融ビッグバン、リーマンショックなど
時代の大きな変化を味わってきたんですね。

しかしその中でも
今回のコロナ禍に関しては
最も社会が変わるんじゃないかと
戦々恐々としています。

ただ大変でも、
恐れていても、
どうせ時代は変わり、
社会も変わっていくのですよね。

否応もなく適応するしかないんですよね…。

本日のブログのタイトルは、
【 マルチステージ化する私たちのキャリア。
医師のキャリアはハイブリッド化していく!? 】

といたしました。

<目次>
1.マルチステージ化とは何か?
・複数キャリア、多様な人生
・マルチステージ化のメリット・デメリット
2.現代社会はハイブリッド化が進む?
・医師のキャリアのハイブリッド化
・医師のキャリアの時代の変化に備える
*まとめ

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1.マルチステージ化とは何か?

まずはマルチステージの定義から考えます。

先日、私の書評ブログで下記の書籍をご紹介しました。
ライフシフト 100年時代の人生戦略

おそらく著者であるリンダ・グラットンが
本書で紹介してからマルチステージという概念が
全世界に広がったのではないかと思います。

この場合のマルチステージとは、
キャリア設計や人生設計が1つでは足りず、
複数かつ多様なキャリアや人生を送ること

受け止めるのがよろしいでしょうか。

要は人生100年時代となり、
今までのようなシンプルなキャリアや人生では
どこかで躓いてしまう。

企業の寿命よりも
私たちの労働期間の方が長くなっていますし、
コロナ禍では今まで花形と言えた
キャビンアテンダントがリストラにあったり、
有名旅館や老舗旅館が窮地に陥っていたり、
繁盛店が倒産したりしている訳です。

しかしこういった事態は個人の責任ではなく、
時代の流れなので致し方ない。

万が一巻き込まれた場合に
次のキャリアや人生を発動させる。

それこそ二刀流とか、二毛作とか、
本筋+αが問われる時代になっているのですね。

・複数キャリア、多様な人生
当ブログでは何度かご紹介しておりますが、
パラレルキャリア、スラッシュキャリアといった
いわゆるハイブリッド型のキャリアを積み上げておく事が
今後のリスクマネジメントになると思います。

私たち日本人は真面目な人が多いので、
ひとつの道を究めるとか、
愚直にブレずに邁進するとか、
そういう事を美談にしがちですよね。

私自身も中年ですから
そういう歩みには憧れがありますが、
ちょっとそんなことを言ってる場合じゃない…というのが
現実ではないでしょうか。

今の職場を明日失っても
明後日から違う職場で仕事ができる自分。
独立して仕事ができる自分。

こういう備えが必要なのだと思います。

例えばパラレルキャリアでいえば
「本業」と「副業」です。
医師の場合なら「常勤」と「バイト」ですね。

ただ副業やバイトをすればいいのではなく、
もし万が一に本業のニーズが激減しても
副業やバイトの領域で1本立ちする。
そして新たな副業やバイトを始める。

このような展開が作れたら
もし万が一への備えとしては万全ですね。

右肩上がりの高度経済成長を終えた我が国ですが、
まだまだ過去の常識を引きずっているところはあります。

そろそろ本当の意味での
人生設計、キャリア設計が必要になってきています。

そのためには、
組織や常識に追随するのではなく、
主導権を自らが握り、
主体的に、意識的に
人生やキャリアを選択すべきではないでしょうか?

そのためには、つまり変化に強い
複数のステージを用意しておき
常に新たなステージを開拓するような
フロンティアスピリッツが必要になるでしょう。

それでこその複数のキャリア、
多様な人生を謳歌できるのだと思います。


・マルチステージ化のメリット・デメリット

マルチステージ化の最大のメリットは
リスクマネジメントができることです。

今回のコロナ禍でも明らかとなりましたが、
社会的なセーフティーネットは必要不可欠なものの
実際に苦境に陥った際には
それほどのセーフティにはならないという事ですね。

ですからいざという時への備えは
絶対的に必要なのです。

少し前にキャリアの二毛作、三毛作について
ブログを書きました。

こちらも是非参考にして下さい。
<参考>
これからの医師のキャリアは二毛作、三毛作への備えが必要です!

言葉は不適切かもしれませんが、
食いっぱぐれのない自分になっておく、
どこにでも持っていける
ポータブルスキルを身に付けておく、
こういう事の重要性が増していくのでしょう。

逆にマルチステージのデメリットは何でしょうか?

正直思い当たりません。
もしデメリットがいくつも思い当たるのなら
ひと昔前の価値観を抱えてしまっている証明です。

医師も同じです。

医療という行為自体は
まずなくならないでしょう。
人間が生存している限りは…。

しかし姿かたちは一新される可能性はあります。

オンライン診療やAI診断、ロボット手術などが
すでに出てきているように、
場合によっては医師の仕事自体が
様変わりするかもしれません。

それに適応していくための準備こそが
マルチステージ化した社会の中ですべき
ハイブリッドな働き方なのですね。

何だかカタカナばかりで
嫌な感じですが(笑)、
もう少し医師にとってのマルチステージ化を
考察してみます。

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2.現代社会はハイブリッド化が進む?

ハイブリッドという言葉。
最初は「車」でしたかね~?
ハイブリッドカー。

ガソリンと電気?
エンジンとモーター?
要は動力源を複数持つことで
燃費を良くして
環境問題にも寄与できるという事ですね。

う~ん、まさにハイブリッド。

その後は続々とハイブリッドが増えてきて、
電子工学やITの世界ではIC、HDDなど、
計算物理学ではハイブリッド法、
その他、ハイブリッド検索、ハイブリッド放送、
ハイブリッド機関車、ハイブリッドロケット、
エネルギーの領域ではハイブリッドシステム、
ハイブリッド加湿器とか、ハイブリッド芝、
ハイブリッド証券、ハイブリッドカムカメラ、
ハイブリッド通信、ハイブリッド預金など
非常に多く使われるようになりました。

こうなると「トレンド」と言っても
過言ではないでしょう。


・医師のキャリアのハイブリッド化

医師のキャリアの場合は、
随分と前から実はハイブリッド化していたんですね。

常勤+非常勤
常勤+スポット
非常勤+非常勤
非常勤+スポット

フリーランスドクターも含めて
表面上はハイブリッドなんですが、
その実態はハイブリッドとは言えないケースが多いです。

無給だから…
薄給だから…
バイトをせざるを得ない。

もっと稼ぎたいから
夜勤バイトを入れよう、
研究日にバイトを入れよう。

これらはハイブリッドとは言えません。

ハイブリッドキャリアに該当するのは、
総合病院で常勤で勤務する外科医が
訪問診療クリニックでバイトをするとか、
将来の開業を見据えて
皮膚科クリニックでバイトをする内科医、
整形外科医がリハビリテーション病院でバイトする、
このような展開ですね。

大事なのは本業+副業・兼業という構図です。

将来のキャリア設計として
ハイブリッド化は有効になります。

そして可能性は無限大だとも思います。
自分らしい潰しの利くキャリアを
考えてみるといいですよね。

・医師のキャリアの時代の変化に備える

旧態依然としたキャリアからの脱却。

別に医師に限った話しではありませんが、
どんな職業でも今まで通りとは行きそうにありません。

何らかの変化は起こるでしょうし、
それに対する備えは必要だと思います。

いや別に旧態依然の全てが悪いとは思いませんし、
過去の本道のキャリアも
ある時点までは有効という事もあると考えてます。

キャリアって
突き詰めると選択肢なのだと思うのです。

いかに選択肢を自分に持たせておくか?
これこそが備えになっていくのでしょうね。

ふと気づいたら
他の選択肢がない…。
こういうキャリアですと
時代の変化に弱いですからね。

リスクマネジメントなんです。

キャリアプランを考える中で、
何がしたいのか?
どこに到達したいのか?も
当然大事なんですけど、
いかにリスクを減らしていくかも
実に重要な観点です。

結局のところ、
マルチステージ化にしても、
ハイブリッド化にしても、
リスクを減らすための考え方なのです。

<参考>
リスクマネジメントを内包したキャリアプランのススメ!

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*まとめ

若い内はガムシャラに
何にでも取り組み、
キャリアドリフトしていく事も必要です。

しかしどこに出ても恥ずかしくないステージに来ると、
この先にどうしようか?と悩むケースは多いです。

医師の場合は
20代~30代半ばのガムシャラ期を経て、
専門医や学位、そして臨床経験を積む事で得た自信。

その自信を持って
これからどの方向に進むのか?

弊社のように「キャリア相談」に力を入れておりますと、
まさに30代後半から40代半ばくらいの先生方からの
ご相談が多いのはこういった事からでしょう。

ライフプランをベースにして
キャリアプランを見い出していく。

このプロセスにおいて必要なのは
「事例」と「ノウハウ」です。

できるだけ多く、
かつ具体的なものを手に入れると
自分らしいオリジナリティ溢れるキャリアプランが
段々と見えてくるものですよ。

マルチステージ化。
ハイブリッド化。

是非ともキャリアプランを構築する際には
頭の片隅に入れておいて頂きたい
最近のトレンドであると感じます。

それでは、また…。

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