おはようございます。
医師のキャリアプランを追求し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。
我が国の少子高齢化は
もう何年も前から問題視されてきましたし、
何も解決していませんし、
今後さらに深刻な問題になっていくと思われます。
1人の大人として
大変に恥ずかしく思いますし、
きっと多くの方が危機感を持っているのでしょうけど、
医療機関の採用現場や人事を見ていると
そりゃ少子化は続くよね…と
非常に残念に思うことは多いです。
本日のブログのタイトルは、
【 セクハラ・パワハラが横行する医療機関なんて嫌だ! 】
といたしました。
<目次>
1.セクハラはここから始まっている!
・2人めの妊娠は許されない!?
・妊娠の予定は?と質問する面接
2.医療業界は労働関係の法律に疎すぎないか?
・そんな解雇は許されない!
・それ完全なパワハラです!セクハラです!
*まとめ
目次
1.セクハラはここから始まっている!
しかし我が国の男性は情けない。
私も男性ですけどね、
セクハラはもっと厳罰にすべきと思いますし、
婦女暴行などはそこまでやるか!というくらいの
厳しい罰則に処すべきと思います。
最近やたらと(いやずっとか…)
そんなニュースを目にしますし、
結局、日常的なところから
当たり前のように行われてしまっているので
罪を感じないのでしょう。
恥ずべき行為であることを
もっとわからせないといけないと感じます。
・2人めの妊娠は許されない!?
「2人めは作るなよ。」
「最低でも3年はダメだぞ。」
「女だからって甘えるなよ。」
「周りにどれだけ迷惑を掛けてるのかわかってるか?」
これ某大学病院の話しです。
当然の事ながらこちらの医局は
退局する医師が絶賛増加中です。
また入局する医師も減り続けているようです。
そりゃそうでしょう。
こんな昭和な…と言ったら
昭和に失礼なくらいに
「人」としてあり得ません。
別に大学病院だから…ではありませんし、
女性医師だから…でもなく、
医療機関ってこういう話しが少なくありません。
今のこの時代に頭がおかしいのでしょうか?
男女雇用機会均等法を持ち出すまでもなく、
「人」として間違っています。
教授や准教授や医局長など
責任あるポジションの人がこれでは
先が思いやられます。
ハッキリ言っておきますが、
今は録音、録画も簡単です。
私だったら録音して、
大学の上層部やメディアに郵送するとともに
SNSで拡散しますね。
そういうリスクがある事を肝に銘じるべきです。
こういう人の存在こそが
大学医局から医師が離れる要因ですし、
社会的な少子化が進む根本的要因でもあります。
この人の奥さんや娘さんが
職場で同じ事を言われても笑ってられるんですかね?
そういう時は怒り心頭になったりして。
立場を利用して好き勝手やるのは
どうぞお好きに…としか言えませんけど、
おそらく冒頭のような発言が発覚した場合には
大学は守らないでしょう。
万が一教授が守ったら、
今度はその教授が問題になります。
ましてその音声データがtwitterで拡散されたら…。
もっとまともに生きませんか?
正常な組織を作りませんか?
後輩たちにより良い仕組みをパスしませんか?
・妊娠の予定は?と質問する面接
上記とは別件ですが、
ある女性医師が某名門病院の面接を受けた時の話しです。
「先生は結婚はどうなの?」
「お子さんは考えてるの?」
「いつくらいに産むつもりなの?」
アウト!です。
こんな面接を企業が行ったら
訴えられて窮地に陥る事でしょう。
でも医療業界では
残念ながらこういった意識は低いですよね。
別に悪気があるとは思いません。
シンプルに人員計画上で
確認したかっただけなのだと思います。
でもアウト!です。
男女雇用機会均等法に抵触する質問です。
他には例えば、
結婚、出産しても働き続けますか?とか
今お付き合いしている人はいますか?など
面接で聞いてはいけないNGワードって
いろいろあるんですよ。
下記の労働局のサイトなども参考にして下さい。
就職差別につながるおそれのある不適切な質問の例
思わぬ大問題になりかねませんので、
是非気を付けて下さい。
ひとつ間違ったら
ネット上で炎上して、
それがいつまでも残り、
応募者がその後激減するなんて事にもなりかねません。
<参考>
医師の転職に関してロクな情報がない!恥ずかしいぞアフィリエイトサイト。
2.医療業界は労働関係の法律に疎すぎないか?
私は医療業界に来る前に
法律関係者の転職支援をしておりましたので、
多少なりとも法律の基本的知識は持っているつもりです。
残念ながら医療業界では
医療現場に関わる法律順守はされているものの
労働関係については意識が低いように感じてます。
イチ転職エージェントごときが
何を偉そうに…と思われるかもしれませんが、
法律の世界って「ならぬものはならぬ」のです。
発覚したら問題になりますから、
最初から問題にならないようにした方が良いです。
・そんな解雇は許されない!
「先生、明日から来なくていいです。」
「今日を最終出勤日にして下さい。」
「では勤務終了ということで…。」
はい、アウト!です。
訴えられたらまず間違いなく負けるでしょう。
でも時々こういう話しを耳にします。
そして被害にあった先生も
別に揉めたい訳ではないので
結局泣き寝入りしているケースは多いです。
しかし病院やクリニックの経営者の方は
できるだけ早い段階でこういう文化は止めましょう。
ひと昔前では
企業でもこんな事例はいくらでもあったんです。
しかし労働局や労基署の指導により
今ではほとんどなくなりました。
ごく一部のブラック企業だけです。
そもそもブラック企業は長続きしませんので、
傷だらけになってますけどね。
我が国の解雇要件は厳しいです。
もっと解雇しやすい制度にすべきという意見もありますが、
明日から来なくていいよ…なんて
平気でやってるところがある限りは
そりゃ実現は無理ってもんです。
・それ完全なパワハラです!セクハラです!
私のような仕事をしていると
実に様々なハラスメントの話しを伺います。
今回書いたのは
ごく一部の事例ですが、
書ききれないくらいに多くあるんですよ。
もちろん中には本人に問題があるケースもあるでしょう。
でもそれは理由になりません。
最近、企業の就・転職では
口コミサイトをチェックするようになってます。
今も在籍している社員や
過去在籍していた社員などが
提供した生の声を参考にしているようです。
そう遠くない未来に
医療機関の口コミサイトもできるんじゃないでしょうか?
すでに看護師はあると聞いた事もあります。
もちろん口コミサイトは
必ずしも正しい情報ばかりが掲載されるものではありません。
しかしそこにパワハラやセクハラなどのハラスメントや
解雇の事例が数多く掲載されれば、
確実に応募者は減り、
経営自体を揺るがす事にもなりかねません。
そうなってからでは遅いですね。
評価するのは経営者自身ではありませんから、
書き込まれて、事実であれば、
手の施しようがありません。
医療機関の採用シーンが健全化する事を
心から祈っております。
*まとめ
セクハラやパワハラは犯罪です。
しかも年々テクノロジーが発展し、
バレやすくなってきました。
いや、その前にこんな人が出世する組織など
お先は真っ暗と言ってもいいでしょう。
今までも時々ニュースになってましたけど、
今後はさらに増える気もします。
ひとつ間違ったら音声データや
動画が残ってしまうでしょう。
いくらお偉いさんだって
世間の眼はセクハラ、パワハラに厳しいですよ。
次の職場は思うようには行かないでしょう。
毎年何名かセクハラ、パワハラの被害にあった事が
転職のきっかけになったドクターとお会いします。
そしてこういう先生は
組織の風通しがよく、
医師同士の人間関係が良好な職場に転職すると
物凄く活躍してくれるんですね。
こんな素晴らしい先生に対して、
セクハラ、パワハラした人は何がしたかったのでしょう?
憂さ晴らしですかね?
医療業界からセクハラ、パワハラがなくなる事を切に願い、
でも残念ながら被害にあった方を救ってまいります。
それでは、また…。
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