おはようございます。
医師が転職や開業を失敗しないために
キャリアプランの重要性を唱え続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。
大変に有難いことなのですが、
現在、弊社においては
来春の転職希望の医師や
ここ1~2年でクリニックを開業したい医師から
とても多くのお問合せをいただいており、
社員一同がパンパンに忙しい状態です。
早期に社員を増員して、育成し、
さらに多くのご期待に応えたく考えておりますが、
なかなか応募が来ないんです。
同業他社では医師の登録が激減しているところもあると
私の耳には入ってきているのですが、
当社で「超」真っ当な紹介事業をしませんか?
集客に費用を全く掛けずとも
医師が次の医師を紹介してくれて、
発信した情報に納得して問合せてくれる
実に貴重な会社なんですよ~!
えっと話しを切り替えて…
本日のブログのタイトルは、
【 医師が転職する際に求人よりも大事なモノとは? 】
といたしました。
<目次>
1.転職活動の「前」が肝心です!
・なぜ転職するのか?
・転職して何を実現したいのか?
2.転職活動を始めた時にブレないキャリアプランと持とう!
・キャリアアンカーこそが我が身を救います。
・求人をオリジナルにカストマイズすること!
*まとめ
目次
1.転職活動の「前」が肝心です!
私は何事も「準備」と「計画」は
非常に大事であると考えています。
何の「準備」もせずに、何の「計画」も持たずに
行き当たりばったりでは幸運もやってきませんよね。
これが転職や開業のシーンでは
「キャリアプラン」になってきます。
転職をする「前」が大事なんです。
開業準備に取り掛かる「前」が重要なんです。
あまり考え込み過ぎて
第1歩が踏み出せなくなるのは
やっぱり避けたほうがいいですが、
正当かつ適正な「準備」と「計画」は
自分を有利な道に導いていくと思うのです。
・なぜ転職するのか?
それでは具体的に
どのように転職「前」について
準備、計画していくのか?を考えてまいりましょう。
まず「原点」となるのは、
・どうして転職を検討し始めたのか?
・転職しか解決策はないのか?
・転職をして何を実現したいのか?
この3点です。
とにかくなぜ転職をしたいのか?は
何度も何度も考えねばなりません。
そして転職しかないのか?
部署異動や配置転換など
他に解決する方法はないのか?
この点も合わせて考えていくべきです。
このプロセスの有無が
転職の成功、失敗を決めると言っても
過言ではありません。
なぜ転職したいのか?
転職するしかないのか?
ここが明らかになってくると
転職して何を実現したいのか?が
ようやく見えてきますね。
求人をチェックするのは
この段階に来てからです。
何となく、
どこかにいい職場はないかな?で求人を見てしまうと
条件に翻弄されることになるんです。
今まで医師の転職は
条件だけで進めてしまうことが多かったですが、
その結果として転職を失敗する事が多く、
失敗要因を潰していくと
結局、転職活動を始める「前」が重要であることに
多くの医師が気づき始めていますね。
なぜ転職したいのかは
そのまま退職理由に繋がりますし、
この退職理由は面接で質問される可能性が大です。
やはり自分のなかで明確になっているほうが良いですし、
安易な転職ではなく
転職しない可能性も探ったけれど
どうしても無理なので…というプロセスも大事です。
その上で転職で実現したいものが何なのか?
これが最重要です。
次はこの点について考えます。
・転職して何を実現したいのか?
転職理由は千差万別で人それぞれです。
大事なのはどんな転職理由なのかではありません。
きっかけよりも
どう解決するのか?が重要です。
どうしても辞めたい理由があったわけですよね?
転職してそれを克服したいのですよね?
転職は目的ではありません。
あくまでも手段です。
せっかく転職をしたのに
実現したいものが実現できなかったのでは
意味がありませんよね。
よくあるパターンとしては、
転職活動を進めていくなかで
当初の目的、転職理由を見失い、
退職理由がそっちのけになってしまい、
結果的に同じような職場を
選んでしまったというケースです。
もう少し具体的にお話ししますと、
例えばここにいても成長できないという
転職理由がきっかけだったとします。
当然、成長できる環境に行かねばなりませんよね。
ところが転職活動をしていくなかで
条件面、特に給与に翻弄されてしまって
いつの間にか成長したい!よりも優先されて
結果的には特に望んでいなかった
年収アップは果たしたけれども
決して成長できる環境ではなかった…。
こんな転職をしてしまうケースは
意外と多いんです。
これでご自身が納得できるならいいのですが、
入職してしばらくして
ここではなかった…なんてことになりがちなんです。
また再度の転職活動をするケースもあります。
なぜ転職しようと思ったのか?
この「原点」を見失わずに
実現したいものは確実に実現できるようにしましょう。
これは求人よりも大事なことのひとつですね。
<参考>
準備なき衝動的な医師の転職のリスクとは?
2.転職活動を始めた時にブレないキャリアプランと持とう!
このように考えていくと
転職とは、「戦略」とか「方針」とか
「準備」や「計画」が重要であることが
おわかりになっていただけるかと思います。
この転職「前」のプロセスを間違いなきように進み、
具体的な転職活動に入っていき
そこでズレない方針を貫き通すためには
ちょっとした「コツ」が要ります。
当ブログの読者様は
百も承知のことではありますが、
大事なことは何度でもお伝えいたします。
「キャリアの4ステップ」です。
・キャリアアンカーこそが我が身を救います。
いつもの如くおさらいです。
キャリアの4ステップとは、
①キャリアドリフト
まずは多様な経験を身に付けましょう。
②キャリアアンカー
経験から自分ならではの譲れない価値観を手に入れましょう。
③キャリアプラン
価値観を実現するための戦略を立てましょう。
④キャリアパス
戦略を個別具体的に実行する戦術を立てましょう。
この①~④のステップを
順序立てて歩むことが肝要です。
長くやればいいってものではありませんけど、
転職支援を20年近くもやってきて
現段階でたどりついた結論です。
でもこの4ステップを丁寧に歩んだ方で
明らかにキャリア上で失敗をしている人は
まず見たことがありません。
逆に言うと
キャリア上の失敗を繰り返している方は
この4ステップを歩んでいない方が大半です。
特に大事なのは「キャリアアンカー」です。
自分ならではの譲れない価値観。
職業観、労働観、仕事論と言ってもいいでしょう。
ここが明らかにならなければ
キャリアプランは絵に描いた餅になってしまいます。
もちろん夢や希望を持つことは
それ自体はいい事なんですけど
キャリアプランとしては不適合です。
10代、20代の頃ならいいですけどね、
さすがに30代、40代になってきたら
もう少し具体化していくべきですよね。
これは転職云々ではなく、
転職なんかこれっぽっちも考えていないよ…という段階で
ご自分の将来設計、キャリア設計として考えておくと
自分を有利にすること間違いなしです。
確固たるキャリアアンカーが持てるとですね
前述したような転職「前」の準備や計画が万全となりますし、
転職を失敗するリスクは相当に下がります。
だいたいが転職失敗って
「求人」に翻弄されるんです。
特に条件面、年収などですが、
それなのに求人サイトや転職エージェントは
こぞって「求人」押しですよね?
なぜか?
簡単なことなんですよ。
求人サイトにしても、
転職エージェントにしても、
転職する人がいなくなったら
商売上がったりなんです。
だから何度も何度も利用して欲しいんです。
転職を成功させて
長く定着する人が増えてしまったら困るんです。
むしろ転職を失敗して
また戻ってきてくれたほうがいいんです。
そりゃ求人押しになりますよね。
条件だけで転職することをおススメしますよ。
転職を条件だけでするようになれば、
もっといい求人ありますよ!
もっといい条件のものがありますよ!
このように次の転職に結び付けることができるんです。
こんな構図に騙されてはいけません。
価値観って人それぞれです。
誰もが高条件求人を望んでいるわけではありませんし、
高条件の裏には必ず何らかの事情が隠されています。
悪い事情ばかりではありませんけど、
仮に良い事情だとしても
それが明らかでないなら気を付けたほうがいいですね。
何度でも言いますけど
大事なのはキャリアアンカーです。
キャリアアンカーが確立できると
求人探しも変わってきます。
・求人をオリジナルにカストマイズすること!
世の中にはゴマンと求人がありますね。
どの求人サイトを見ても
何百件、何千件、何万件と掲載されていますし、
買い手市場になって
ひと頃と比較すれば求人数自体は減ったと言われても
ある意味ではいくらでもあるんですよね。
よく質問されるのですが、
なぜ求人サイトには多くの案件が掲載されているのに
自分に合うのがないんだろう?とか、
転職エージェントからは
次から次へと求人を案内されるけど
興味が持てるのが全然出てこないんですよね~
これはなぜなんですか?など。
答えは簡単です。
求人は万人向けというか、
やはり多くの人に関心を持ってもらえるように
広く、広く、書かれているわけですね。
ところが求職者の皆さんは
イチ個人なのですよね。
ここにズレがあるのです。
このズレが認識の違いになるのですね。
万人向けの一般的な求人を
イチ個人に対して案内しても
それが自分のものとは普通思えませんよね。
つまり何ら判断に足る情報ではない…と。
量も、質も、個人には合わないので、
唯一わかりやすく判断できる年収でしか
判断することができないんです。
ここで大事になるのが
一般的な求人をいかにしてカストマイズして
イチ個人に合うものに変化させるかなんですよ。
これは求人サイトにはできません。
いただいた求人情報をそのまま掲載するのが
求人サイトの役割ですから。
ただ転職エージェントは
やろうと思えばできるんです。
弊社はオリジナル求人を作り上げることを
強みとしていますけど、
まさにやってるのはこれなんです。
1人の先生だけの求人です。
その先生以外は合わないんです。
その先生用に交渉してカストマイズしたものなんです。
でもこれをやろうと思うと
エージェントの担当者には力量が必要になります。
このスキルを持っている人は激レアです。
だから大手はどこも右から左に求人を流すんです。
交渉の余地はほとんどありません。
私はあちこちで掲載されていたり、
どこのエージェントでも案内するような求人に
価値があるとは思えません。
右から左に流すだけなら
AIで充分じゃないですかね?
交渉してオリジナル求人を作り上げる。
これこそが転職エージェントの本来的価値です。
おそらくこのように考えて
実行している医師の転職エージェントは
ほとんどないのではないでしょうか。
でもこれをしないと
転職して実現したいものが手に入りにくいんです。
キャリアアンカーを具現化できないんです。
キャリアプランを持って、
実現したいものを実現するためには
オリジナル求人という発想が必要なのですね。
それが転職エージェントとして
他社にはない弊社の強みです。
<参考>
医師の求人をゼロから作る極意と人には言えないその価値の大きさ!
*まとめ
転職を考え始めて求人を探す。
普通のことなんですけど、
よい転職をしようとか、
転職を成功させたいと思うなら
この手法は避けたほうが良いです。
まずはキャリアの4ステップを
丁寧に歩むこと。
そして転職活動に入る前に
「準備」と「計画」をすること。
このノウハウを身に付けたら
相当のキャリアリテラシーとなって
百戦危うからずとなるんです。
医師の転職失敗事例を知れば知るほど
入職したら求人内容と違ったというケースが多いです。
その大半が求人に翻弄されて
条件だけで選んでしまったのですね。
是非とも気を付けていただきたいです。
それでは、また…。
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