おはようございます。
医師が転職や開業を失敗しないために
キャリアプランの重要性を唱え続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。
転職エージェントを主力事業としている
私が言うのも何ですが…。
転職ってパワーが必要じゃないですか。
場合によっては転居が必要だったり、
諸々の手続きも大変ですよね。
できるなら転職しないという決断も必要だと思うんです。
ただ必要な時には絶対に転職が必要な時もありますね。
・成長できない。成長を感じない。
・パワハラ、セクハラがある。
・不利益な条件変更が発生した。
・人間関係があまりにも悪い。
・経営陣の方針に納得が行かない。
今までは良かったのに
ある出来事をきっかけにして
急に状況が悪化することもあり得ますよね。
安易な転職はしない。
でもすべき時は躊躇せずに行動する。
こんな方針が最善かもしれませんね。
本日のブログのタイトルは、
【 準備なき衝動的な医師の転職のリスクとは? 】
といたしました。
<目次>
1.準備がない行動はリスクが大きいです!
・衝動的であるリスクとは?
・準備がないリスクとは?
2.転職を検討し始めた段階ですべきこととは?
・必要な心構えと適切な準備とは?
・キャリアの4ステップを歩んでおきましょう!
*まとめ
目次
1.準備がない行動はリスクが大きいです!
安易な転職はしない。
でもすべき時は躊躇せずに行動する。
もしこの方針に納得されたなら、
必要なのはいざ!という時への備えです。
私はこの備えこそが
キャリアプランであると考えています。
そして何度も申し上げますが、
キャリアプラン3箇条は
① 中長期的な視点を持って考えましょう。
② ライフプランをベースに組み立てましょう。
③ 自分らしいオリジナリティを内包しましょう。
このように述べており、
是非ともこの3箇条を念頭に入れて
いざという時への備えとして
キャリアプランを考えていただきたいです。
・衝動的であるリスクとは?
コロナ禍となってから、
想定外の出来事が増えています。
これは先生方の働き方や
業務内容、職場の状況などにも
かなり影響を与えていますね。
なかには専門ではない領域への配置転換だったり、
不利益変更としか言いようのないような
条件の見直しであったり、
肩たたきのような策略にハマることもあるようです。
またご自身に影響がなくとも
周囲の状況を見ていて
いつ何時自分にも困難が降りかかるかもしれないと
かなり不安に思っている先生もいらっしゃいますね。
私はこういった危機感は
非常に真っ当で正当なものであると思ってます。
問題はこの後です。
不安が大きくなって
衝動的な行動を起こしてしまうケースがあるのですね。
それこそ後先を考えずに
転職活動を始めてみたり、
急に上司に退職の申し出をしたり、
今まで考えてもいなかった開業準備を進めてみたり。
これはいけません。
プランなき行動はリスクが大きいです。
だいたい失敗というのは、
予測できるものはそれほど大きくはないのですね。
大失敗とは
全く予測していないところに要因があります。
衝動的な行動は
そこに予測できるものはありませんから
大失敗に繋がる可能性が高くなります。
これは避けたほうがいいですね。
・準備がないリスクとは?
やはり備えあれば患いなしだと思うんです。
今まで先生方が歩んできた人生だって、
医学部に合格するために
とてつもない準備をしてきたわけですよね。
進級するのも、
国試に受かるのも、
専門医試験だって、
日々の診療だって、
すべては準備がしっかりしているからこそ
乗り越えてきたのだと思うんです。
それなのに大事な医師人生の選択シーンで
準備なきままに突き進むなんて
あまりにももったいないですよね。
というか、らしくないというか、
なぜこの大事な人生の転機で
そんなミスをしてしまうのか?
もし今まで準備をしてこなかったら
医師になれなかった可能性もあるんじゃないでしょうか?
準備をしないリスクとは
突き詰めて考えると
なりたい自分になれないということであり、
当然それは周囲にも影響しますし、
期待を裏切ることにも直結すると思うのです。
そりゃ今までの人生で1度も
準備をしたことがない人ならわかりますよ。
おそらくこういう人は
思うようにいかない人生を歩んでいるでしょうし、
後悔は多いでしょうし、
もしかしたら準備を怠ったことが
自分を不利なレールに乗せていることにすら
気づいていないかもしれません。
しかし医師の皆さんは準備の大切さをよく知り、
それを実践してきたからこそ医師になれたのですし、
今も第一線で活躍できているのは
準備をしてきたからではないでしょうか。
キャリアや人生の分岐点では当然の事ながら
それ以外だって「準備」って大事ですよね。
ノープランはリスクです。
<参考>
2022年の春に新天地を目指す
ドクターの皆様が「得する」戦略的な準備・計画とは?
2.転職を検討し始めた段階ですべきこととは?
不測の事態が起きてから
慌てて転職活動をするのは
いかんともしがたいのですが、
できることなら…
いざという時の備えがあるといいですよね。
私はこれをキャリアプランです!と言い続けてますが、
何か事が起こってから
慌ててキャリアプランを考え始めるようでは、
やっぱり遅いと言わざるを得ません。
もし万が一に備えた準備や計画が必要です。
それは日常的なものと考えたほうがいいです。
では具体的に何をしておくべきか?
やはりここが重要になりますね。
・必要な心構えと適切な準備とは?
いざという時の為に備える。
これがイコール転職準備というわけではありません。
あくまでも転職は「手段」であって
「目的」ではないんですね。
まずは「目的」を明確にすることが肝要です。
私はこれがキャリアプランだと考えています。
別に転職準備をする必要はないんです。
求人サイトなどで求人を探す必要もありません。
もっと言ってしまうと
いざという時に備えるって話しでもないんですよね。
実は…。
キャリアを自動化させる。
そんな感じでしょうか?
これがそのままいざという時の備えになるのですね。
向かう方向性を定める。
これがキャリアプランです。
到着地点へのルートをいくつか持っておく。
これがキャリアパスです。
これさえあれば…変な話しですけど
百戦危うからずですし、
想定外の急な出来事があっても
慌てず、騒がずに対応できます。
キャリアの4ステップを意識して
日常的に自分のキャリアについて考えておけば
準備万端、いつ何があっても
自分なりのキャリアプランが起動して
あとは適切なキャリアパスを選択すればよいという
最適な状態が自然とできあがります。
こうなると転職活動を始めても
非常にスムーズに進むんですよ。
<参考>
医師の「キャリアの4ステップ」と名付けました。これ「超」重要な概念です!
・キャリアの4ステップを歩んでおきましょう!
キャリアの自動化。
いざという時に自然と起動する。
このような状態が作れたら
勤め先が倒産しようが、
自分のポジションが失われようが、
不利益変更な条件の悪化があろうが、
恐れる必要はありませんよね。
そのための準備として
私はキャリアの4ステップという概念を提唱しています。
まずは多様な経験を身に付ける
キャリアドリフトの期間。
これがないと自分にとっての
本当に譲れない大切な価値観が見えてきませんし、
マーケットのニーズや
自らの立ち位置も明らかになりませんね。
豊富なキャリアドリフトが
キャリアアンカーを見い出してくれます。
自分ならではの価値感です。
この価値観をベースにして
キャリアプランが見い出せます。
理想とする着地点を知るという感じですね。
ゴールと言ってもいいですし、
目標と言い換えてもいいでしょう。
では、そこまでどうやって行くのか?が
キャリアパスです。
着地点やゴールまでの道筋ですね。
ルートとも言えるでしょう。
当然、道筋やルートはいくつもあります。
むしろキャリア上のリスクマネジメントという観点からは
複数ルートを持っておいた方が有利ですね。
このようにキャリアの4ステップを
適正に歩んでいくことで
いざという時への備えが完成します。
もし今、何か苦しい状況にあって
転職を検討しているとしても
冷静にキャリアの4ステップを考えていただきたいです。
それが転職活動の効率化にも繋がりますし、
転職を失敗する可能性を激減させてくれます。
慌てて求人サイトを見て、
どれにしようかな…という転職活動は
リスクだらけと言わざるを得ませんし、
求人サイト運営企業や
質の低い転職エージェントの毒牙にかかるとも言えるのです。
登録を促すためのダミー求人が
世の中のあちこちに存在してるんですよ。
問い合わせたら充足しました。
他にもっと良い求人がありますよってパターンですね。
求人だけで転職してくれたら
とても楽なんですよ、こういう企業は。
本来、転職活動とは5年先、10年先を見据えて
中長期的視点を持ってすべきなのです。
求人に翻弄されてしまうから
転職を失敗するのですし、
条件だけで判断せざるを得ないのですし、
自分のキャリアを汚すことになるのですね…。
求人だけで転職させようとする
転職エージェントには要注意です。
大事なのはキャリアなんです。
キャリアの積み重ねです。
<参考>
リスクを回避する「キャリアの4ステップ」というキャリアリテラシーの原点とは?
*まとめ
コロナが蔓延して1年以上。
社会のあちこちで想定外のことが続出し、
私たちの「働く」シーンでも
実に様々なことが起こっていますね。
今、自分に影響がなくても
いつ何時災難が降りかかってくるかわかりませんし、
皆さんの周囲でもすでに苦境に陥っている方も
いらっしゃるかもしれませんね。
私がこのブログで申し上げたいのは、
いざという時の備えとしてのキャリア設計なんです。
別に転職に備えるってことではありません。
キャリアプランがあれば
転職活動は容易になりますし、
転職の成功確率もグッと上がります。
逆にキャリアを考えずに、
何かが起きて慌てて転職活動をスタートするケースでは、
そりゃ求人サイトを見て応募するか、
転職エージェントから求人紹介を受けるかしか
手がないのは自明です。
しかも方針が固まっておらず、
早く決めなきゃ…と焦ってしまうんですよね。
自分なりの価値感とか、
判断基準というものが
この焦った状態では組み込まれることは少ないでしょう。
そうなるとわかりやすい基準…。
年収とか、お休みとか、通勤距離とか、
こういうもので決めるしかなくなるんですね。
別にこのような決め方では
必ず失敗するとは思いませんけど、
運を天に任せるようなものだとは言えるんじゃないでしょうか。
運が良ければよい職場と出会えるかもしれませんが、
そうでないなら事前に把握していなかった
想定外の事態に巻き込まれてしまう…。
元の木阿弥ですね。
私のところには
転職を失敗してしまったドクターから
お問合せをいただくことが多いんです。
その大半がよく考えずに、
たいした情報も持っていないのに
つい決めてしまった。
そして後悔をしている。
よくよくお話しを聞いてみると
転職前の準備がほとんどなされておらず、
大手転職エージェントの言いなりになって
求人の良し悪しだけで決めてしまっているケースは
大変に多いのです。
もちろん転職エージェント側の姿勢や
サポートの仕方については言語道断と言わざるを得ませんが、
私としてはとにかく多くの人に
求人に主導権を譲り渡す転職活動の手法の間違いに気づいて頂き、
1人でも転職を失敗してしまう人を減らしたいのです。
最近はブログを読んでますというお声掛けだけではなく
twitterで見掛けましたとか
youtubeを拝見しましたと言われる事も増えてきました。
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いざという時に備えてのキャリア相談は
とても有効に機能していると自負しています。
そう先生方にご評価いただけているのです。
引き続き情報発信に勤しみます。
それでは、また…。
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