おはようございます。
医師が転職や開業を通して
より良い未来を手にするために
キャリアプランの重要性を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。
企業では「経営理念」が大事であると
よく言われますよね。
どこの会社もご立派な理念を作ってますけど
そのわりには悪どい会社はなくなりません。
売上を上げるためなら
手段を選ばない会社だって少なくありません。
せっかくの理念が台無しですし、
これでは意味がないですよね。
やはり経営理念は実行が伴ってこそ
意義が出てくるのでしょう。
本日のブログのタイトルは、
【 パーソナルキャリアレコードという概念の実現を目指して！ 】
といたしました。
＜目次＞
１．転職エージェントを超越する存在を目指します！
・求人紹介だけが仕事じゃありません。
・共にキャリアを考える存在へ
２．キャリアクルー的な担当者
・私たちはキャリアの専門家です。
・シェアハピネスが信条です！
＊まとめ
目次
１．転職エージェントを超越する存在を目指します！
弊社の経営理念は
「正しく、楽しく、たくましく」です。
清く正しく美しく…みたいな感じですが
シンプルでありながらも
その奥底にある思いは
仕事をしていく上で重要なポイントを突いているんです。
まずは順序です。
「正しく」から始まるというのが大事なんです。
私自身、騙しのようなことをして
売上を立てるつもりは全くありませんし、
従業員にも口酸っぱく汚いことをするなと言い続けています。
面接に同行して、
聞いていた話しと違うとか
自分が思っていたようなところではないと思ったら
素直に先生にお詫びして
もっといいところを探し直しますと言いなさいと
ずっと伝えているのです。
よく転職エージェントは面接に行ったところで
無理やり決めさせようとすると言われますけど
うちの場合は全く当てはまりません。
これは「正しく」という理念があるからこそ
行動指針として全員に周知されているのですね。
「楽しく」というのは
長く仕事をするならば
楽しくないと続かないよねということ。
「たくましく」というのは
いくら正しく、楽しく、仕事をしていても
企業として生き延びていかねばなりません。
うちは上場を目指したり、
規模をどんどん大きくしようとか、
売上を前年比で200％以上にしようとか
そんなことはサラサラ考えておりません。
ただサスティナブルであるために
永続できるだけの売上は「たくましく」
確保しましょうねというだけの話しです。
そもそも私自身が、
売上はいい仕事をしていれば
後から付いてくると考えていますし、
クライアントに喜んでもらえば自然と上がると思ってます。
逆に無理やり作る売上なら
そんな人様に迷惑を掛けるなら要らないと考えてます。
その程度の会社なら潰れていいんです。
いわゆる普通の転職エージェントではなく、
この普通の「超越」に挑戦しています。
大前提は人に感謝されるということです。
有難うと言われる仕事ですね。
・求人紹介だけが仕事じゃありません。
今までにも何度も書いてきましたが、
医療系の転職エージェントの最大の欠点は
求人に主導権を握らせて
求人だけで転職支援を完結させようとすることです。
あたかも「高条件」の求人であれば
誰もが歓迎するだろうみたいなところがありますが、
異様に「高条件」だったりする場合は
必ずと言っていいくらいにマイナスな事情が含まれています。
プラスマイナスゼロくらいなまだいいですが、
あまりにもマイナスが大きすぎて
プラスの高条件が霞んでしまうケースもザラにあります。
数年前まで医師の転職マーケットは
超が付くほどの圧倒的な売り手市場でした。
多くの医療機関が
喉から手が出るほどに医師を採用したくて…
でも転職に動く医師は少なくて
採用したくても採用できない状態だったのですね。
ですから条件は放っておいても上がりますし、
医師にとってはすこぶる良い時代でした。
こういう背景があるために
求人に興味を持ってくれさえすれば
医療機関はほぼ内定を出してくれるし、
高条件でオファーしてくれますから
エージェントは楽して稼げたんです。
でもこんな時代は終わりました。
コロナ禍の３年間で随分変わりましたし、
医師に限らず採用マーケットというのは
常に変わり続けるものです。
いつまでも「求人」に重きを置いていては
時代や社会の変化に
置いていかれてしまうかもしれません。
それでも「求人」中心のエージェントでいいですか？
・共にキャリアを考える存在へ
医療業界では「ＰＨＲ」が
話題に上がることがありますね。
パーソナルヘルスレコードです。
これを転職シーンに置き換えると
「ＰＣＲ」かな？と勝手に妄想しました。
ＰＣＲと言ってもコロナの検査ではありません(笑)。
パーソナル「キャリア」レコードの略です。
これは私の思いつきですので
完全なる「造語」です。
でもですよ、
職務経歴書というのは
パーソナル「キャリア」レコードと言っていいと思うんです。
医療業界において
転職エージェントとは求人を紹介してくれるところという
ある一面だけしか知られていない事実がありますが、
本来的な転職エージェントの仕事とは
求人紹介なんてごく一部でしかありません。
他にもっとすべきことがあるのに
大手を中心に効率を重視し過ぎて
楽をして、苦労をしていないだけの話しなんです。
ここにずっと疑問を持っている私は
キャリアプランを軸に転職活動をすることを
長年おススメしてきたわけですが、
もうひとつの側面として
パーソナル「キャリア」レコードという
新たな発想を持って
医師のキャリアを共に考える存在にならねば…と
これを実行に移したく考えています。
実際にすでにZOOMでの「キャリア相談」を
もう何年も前から実施しています。
これは転職支援の登録とは全く別に
キャリア相談をお受けしながら
将来的なキャリアプランの参考にご活用いただいています。
またこの前段階の取り組みとして
「キャリアの壁打ちお試し会」も実施中です。
こちらはそれこそ何を相談していいのかわからない、
キャリアの何を考えればいいの？
先が全然見えていないという方向けの
ざっくばらんな「壁打ち」となっています。
キャリア志向の練習台とでも言えばいいでしょうか？
有難いことに壁打ちのニーズはかなり高くて
すでに20名以上のドクターにご活用をいただいています。
パーソナルヘルスレコード自体は
まだまだ浸透しているとは言い難い過渡期かと思いますが、
個々の健康状態や病歴、検査結果、薬歴などを
データで共有することで
予防や緊急時の対応などに繋げることが考えられます。
つまりある人の生存率を高めたり、
健康管理に寄与すると思うのですね。
パーソナル「キャリア」レコードも
その人の中長期的なキャリアを
より良いものとするために
作り上げていくとメリットがあるのではないでしょうか？
まあ私個人の考えですので
データを共有したり、
スマホなどで一元管理するとまではいきませんが…。
ただ私どもジーネットの事業の方向性としては
医師のキャリアをより良くするという点で
かなり合致するかと考えた次第です。
＜参考＞
医師が職務経歴書を準備しておくとキャリアが有利になる理由とは？
２．キャリアクルー的な担当者
キャリアとは個別的なものです。
ある人に最適なキャリアが
必ずしも他の方にも良いとは限らないのですね。
だからこそ自分の未来を考える際には
何度も自分自身と対話をすべきであると考えます。
ただ、自分１人で考えていても悶々としてしまって
光明が見えないということも割とありますよね。
こういう時には第三者の見解を聞くことも大事です。
それが前述した「キャリア相談」であり、
「キャリアの壁打ちお試し会」なのですね。
弊社ではそれ以外にも
つい先日キャリアセミナーを実施したばかりですし、
これからも様々な企画を立てて
皆様がキャリアについて情報収集できる機会を
提供してまいる所存です。
・私たちはキャリアの専門家です。
転職エージェントの担当者と
お話しをしたことがある先生は、
こんなもん？と思われたことがあるのではないでしょうか？
希望条件を伝えたら
求人を紹介しますね…で終わったとか。
そんな型通りの会話で一体何がわかるのでしょうか？
だいたいその希望条件だって
それこそシステム的にマッチングするための
最低限の情報だと思うんですね。
こういう業務の進め方では
何年経験しようが大したノウハウは身に付きません。
よく医師の転職支援を10何年もやってきましたと
自慢気に言う人もいるんですけど、
ホントに？というほど稚拙でレベルが低いです。
まあ年数しか胸を張れるところがないのでしょうね。
他社の方がどう言おうと構いませんけど
うちでは通用しません。
弊社の社員はキャリアの専門家なのです。
まあうちの場合は開業支援も行っていますから
１人の医師と何度も顔を合わせますし、
そのなかで医師ではなく
人としての部分が垣間見えたりして
理解度がどんどん高まっていくというのはあります。
ただ転職支援においても
求人を右から左に流すのではなく、
その先生の5年後、10年後のための
次の職場探しと考えていますので
初回の面談も時間を掛けてたっぷり話し合います。
特に、ライフプランをベースにした
キャリアプランという私の方針もありますので、
プライベートなご事情なども
差し支えのない範囲で伺うことも多いです。
・シェアハピネスが信条です！
パーソナル「キャリア」レコードの先には
いったい何があるでしょうか？
自己分析がしやすくなるので
現状把握が正確になるでしょう。
これはそのままキャリアプランの元になりますし、
将来ビジョンが明確になれば
日々の仕事にも張り合いが出てくると思います。
この状態で転職活動をしたら
よほどのことがない限り
失敗なんてあり得ません。
ある意味では
私どもはキャリアコミュニティを提供する
稀有な会社と言えるかもしれません。
いえ、弊社の目指すべきはまさにそこです。
転職エージェントを「超越」します。
でもコミュニティとか言うと
すぐに会員制とか、
いわゆる囲い込み戦略を取ろうとするのが
企業のよろしくないところです。
正直、私はこういうの好きではありません。
もっと緩やかで、自由で、出入りが好きにできる
そういうプラットフォームが望ましいのでは？と考えます。
またリアルとオンラインを組み合わせたハイブリッド型で
金銭的な負担や、時間や手間を極力取らせないような
そんなコミュニティがいいなと夢想しています。
どうしても企業というのは
決められた期間に定められた売上を上げねばならないという
ある種の宿命を背負わされています。
それを打ち破れるのは
真っ当な経営理念が現場にも浸透している
志を持った人たちでしょうか？
現場を理解した経営者が社員と一丸となって
医師や医療現場に貢献していく。
今のように転職エージェントは
定着率が悪いくせに紹介料を取り過ぎだとか
言われているようでは目も当てられませんからね。
私どもはシェアハピネスを目指して
様々な企画や、
正々堂々としたビジネスモデルを作り、
目的の実現のために奮闘してまいります。
＜参考＞
新年度最初のブログですのでジーネットの今年度の方針を語ります！
＊まとめ
私自身、もう20年以上も
キャリアについて考え続けていますが、
このキャリアって奴は
学べば学ぶほどに、知れば知るほどに
わかった気にさせてくれたり、
またもやスタートラインに戻ってしまったりと
なかなか複雑なものであります。
時代や社会が変われば
最適なキャリアもすぐに変わってしまいますし、
常により良いものを探して
ずっと旅を続けているような気分にさせられます。
それだけに多角的に、多面的に学び
キャリアに悩む方々に
ひと筋の光明を何とかお見せしたく
我々も悪戦苦闘の日々であります。
でも、それでいいと思いますし、
そうであるべきだというように考えています。
世の中は持ちつ持たれつですし、
餅は餅屋だと思うんですよ。
皆さんそれぞれの専門領域を持っていて
できるだけそこに集中したいのが普通ですよね。
なかには何でもできてしまう天才的な方もいますけど
多くの方は面倒くさいことは
誰かに任せたいのではないでしょうか？
私たちは医師のキャリアの専門家として
転職や開業というシーンでは
信頼して任せられる存在になれるよう精進の日々です。
だって私たちが病気になったりケガをした時には
医師の皆さんを頼ることになるのですから
ある意味では健全なトレードですよね。
これがトレードオフにならぬように
「正しく」取り組んでまいります。
いい仕事をすれば自然と売上は上がる。
まずは人に喜んでもらえるいい仕事をしなきゃいけません。
それでは、また…。
＊ジーネットTV youtubeにて医師のキャリアについてお話ししています。
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