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先生!キャリアの「残高」はどの程度ですか?

2022年4月20日by gnetdoctor

おはようございます。

医師が転職や開業を通して
より良い未来を手にするために
キャリアプランの重要性を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

現在はコスパの時代と言われます。

何事も自分にとって「得」か「損」かが
判断基準になっていますね。

いや別にそれが悪いとは思いませんし、
ある程度の計算はしなければ
自分が不利になり過ぎることもあるでしょう。

ただ何事も過ぎたるは猶及ばざるが如しです。
しっかりと計算はしつつも
相手にとってのメリットも提供できるといいですね。

あまり損得を気にし過ぎると
結果的に自分が損をすることも少なくありません。

ましてキャリアや人生において
中長期的な展望が欠かせないだけに
かなり大事な考え方ではないでしょうか。

本日のブログのタイトルは、
【 先生!キャリアの「残高」はどの程度ですか? 】
といたしました。

<目次>
1.キャリアにおける「残高」という考え方
・メンタル残高が判断基準なんだ
・キャリアの残高って何だろう?
2.キャリアにおける「貯金」という考え方
・損得勘定だけではなく、投資や貯金という発想を
・未来に向けてキャリアの「貯金」をしましょう!
*まとめ

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1.キャリアにおける「残高」という考え方

先日、メディカルスタディ協会の講演で
ある歯科医師の先生より
最近の若者は「メンタル残高」が減らないというのが
職場選びの基準になっているというお話しを伺いました。

う~ん、転職・採用シーンで長く仕事をする私にも
確かに…と頷かされるところがあったのですね。

そこでtwitterでこんなツイートをしました。

メンタル残高を減らしたくない。
なるほど、こういう行動原理もあるんですね。
この残高という考えは面白い。
ストレスとか、元気とか、モチベーションや
キャリアや人生も当てはまるかも。
でも残高を減らさないのも大事だけど
増やすことは考えないのかな?
そういうポジティブな発想は
どこに行っちゃったんだろう?

この考え方はキャリアにも当てはまるか?と
その時に閃いたのですね。

今回は「残高」というテーマで
キャリアについて語ります。

・メンタル残高が判断基準なんだ

メンタル残高…。

要はストレスを抱えたくないとか
疲れるのは嫌だとか、
長時間も神経をすり減らしたくないとか
そういうことなのでしょうか。

まあ気持ちはわかります。
わかりますけど
これ現実的には無理じゃないですかね?

究極的には1人でいるか
本当に心を許せる仲間といるか、
それしか打開策がありませんよね。

でも職場なんてのは
そういうわけには行きませんし、
成果を求められるのも普通ですから
メンタル残高を減らさないというのは
土台無理な話しではないかと私は思います。

私だって仕事をしていれば
やっぱり疲弊します。
メンタル残高を減らします。
やりたいことだけやってるのに(笑)

でもそれが普通だと思っているので
残高が減れば増やせばいいと考えますし、
むしろ当初の残高に余裕が持つように
知恵をもって工夫しますね。

「メンタル残高」を気にする人って
おそらくですけど、
最初から残高が少ない気がするんですね。

それはなぜか?
メンタル残高を減らさないようにと考えてしまうと
メンタル残高は貯まらないです。

コップの水が半分くらいしかなくて
その減りを気にしても
あんまり意味をなさないんじゃないでしょうか。

むしろバケツに並々の水があれば
減ることを気にする必要もないと思うんですよ。
コップ1杯くらいの水は差し上げられますよね。

残高を増やすか、
もしくは残高をコントロールする術を身に付けたほうが
話しは早いんじゃないかなと思ったのですが
これは昭和生まれのおっさんの発想でしょうか?

・キャリアの残高って何だろう?

その一方でキャリアの「残高」は
もう少し健全に機能するように感じました。

なぜならキャリアの場合は、
増えることはあっても
減ることはあまりないからです。

あまりないですけど
全くないわけではありませんね。

いつも言うように
キャリアの語源は「轍」です。
今まで通ってきた道の跡なのですね。

それを放棄して
新たな道にジャンプしてしまうと
「残高」をリセットすることになってしまいますね。

つまりキャリアの「残高」とは、
経験値とか、スキルとか、技術と言って良いかと思います。

多くの症例経験や
1度身に付けたスキルや技術って
基本的には減ることってないですよね。

「超」が付くほどのベテランになれば
衰えることもあるでしょうけど、
「残高」が急激に減ったりするものではなく、
ほとんどが増えていくものだと思うんです。
減るとしても徐々に、徐々に…。

その意味ではメンタルが疲弊して活力を失うとか、
それこそお金のように使えばなくなるものではありません。

こう考えるとキャリアの「残高」とは
わりと有利であり、有効であるかもしれませんね。

気を付けるべきは
どんな「残高」を積み上げていくか?
その「残高」は数年後にどうプラスに作用するか?

いわゆる「質」の問題となりますね。

<参考>
自分の医師人生は自分で決める!そのために情報収集とキャリア相談が重要です。

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2.キャリアにおける「貯金」という考え方

「残高」を計算に入れて生きるという発想は
私にはあまりなかったので
なるほどな~とは思ったのですが、
「残高」を減らさないことを重視するのもいいですが
「残高」を増やすということも考えたほうがいいと思うんですね。

当ブログでは時々、
「今だけカネだけ自分だけ」という標語?を
ご紹介することがありますが、
「残高」を減らさないという考え方は
まさにこれに該当するような気がするんですね。

今も大事ですけど
今は未来のためにあると思うんですよ。

お金も大事ですけど
お金では買えないものがたくさんあるんですよ。

自分も大事ですけど
自分を成長させるためには
自分をより良い環境に置くためには
自分以外の他者が重要になるんですよ。

「今」よりも
少しより良い「未来」にしたいのなら
「貯金」という発想もあったほうがよいですよね。

・損得勘定だけではなく、投資や貯金という発想を

冒頭紹介した
「メンタル残高」を減らさないという発想。

減らさないのも大事ですけど
たくさん増やしてしまえば
減ることなど気にしなくともよいとなりますよね。

であれば減らすことよりも
いかに増やしていくかを考えた方が
結果的に自分にとっても有利ではないでしょうか?
そのほうが健全ではないでしょうか。

ここで論点としたいのは
「貯金」と「投資」という概念です。

貯金は急激に増えることはないですけど
リスクもなく、徐々にジワジワと増えていきますね。

投資は一攫千金のチャンスはあるけど
ハイリスクハイリターンであるし、
ローリスクローリターンなわけですね。

「メンタル残高」を減らしたくないというのは
いずれに近いでしょか?

たぶんいずれでもないんだと思います。

別に増やしたくもないし
とにかく損をするのが嫌なだけ。

つまり金融的な概念で考えると
中途半端というか、あり得ない発想かもしれません。
元本保証でリターンが大きいなんて
詐欺以外にあり得ませんよね。

で、こういう考え方、パターンこそが
資産を減らすのではないかと思うんです。

最初からリスクを覚悟の上で
資産を目減りさせるのではなく、
とにかく減らしたくないの一心なのに
結果的には減っていく。

少し厳しい言い方ではありますけど
これは「メンタル残高」でも「キャリア残高」でも
同じことになるような気がするのですね。

う~ん、どう言うのでしょう。
嫌だ、嫌だと言ってるとそうなってしまうというか。

減らしたくないって
個人の損得勘定だと思うんですね。

しかし貯金や投資とは、
その先に広がりがあって
貯金した資金がどこかの会社への融資となり、
投資した資金がどこかの会社の原資となるわけです。

つまり回り回って
世のため人のためになっているのです。

まあ金融業界の形も複雑化していて
そんなに単純ではありませんけど
キャリアの場合は中長期的な視点が重要ですから
いかに増やしていくか?という発想こそが
必要不可欠であるように思います。

・未来に向けてキャリアの「貯金」をしましょう!

ではキャリアの「貯金」とは何ぞや?
「投資」とは何ぞや?ということなんですが
これはあくまでも私の個人的見解ではありますが…

キャリアの「貯金」とは
「経験値」を深めて「スキル」を身に付けること。

キャリアの「投資」とは
いつか役立つかもしれない「人脈」を作っておくこと。
また将来のための「情報収集」を行っていくこと。

このように定義しました。

「貯金」とは少しずつ貯まっていくものですよね。
ですから少しずつ増やしていくべきものという意味です。

「投資」とはリスクはあるけれども
貯蓄とは比較にならないリターンも得られる。

始めなければ何も起こらないですし、
始めれば損することもあり得ます。

「人脈」や「情報収集」は
リターンを得ることも多いですけど
時には騙されたり、翻弄されたりしますよね。

いずれにしても
何もしなければ、将来も何も手に入りません。

それこそ今ある「残高」をできるだけ減らさないように
生きていくしかなくなります。

もちろん50代とか、60代なら
それでいいかもしれませんが、
まだまだ先の長い20代や30代で「残高」を気にした
生き方、働き方はいかがなものでしょうか。

もちろん個々それぞれ。
自分の人生、自分のキャリア、
選ぶのは自分自身です。
そして自己責任です。

私が皆さんに言えるのは
50代、60代になった時に後悔しないように…と
もうこれだけです。

キャリアも人生も
「時間軸」の発想が必要不可欠です。

10年後の自分が今の自分を見た時に、
お前何をやってるんだ!と怒られないようにしたいですね。

むしろ今のお前が頑張ってるから
10年後の自分はとても助かってるよ…と
そんな風に言われたいですよね。

「今」って「未来」に繋がるのです。
キャリアや人生の考え方ってこれが根幹です。

「今」を犠牲にするということは
「未来」を犠牲にするということと同義なのですね。

キャリアの「残高」。
皆さんはどう捉えて、
増やすほうを選びますか?
それとも減らさないほうを選びますか?

<参考>
将来の事なんてクヨクヨ考え続けていいのだ!医師のキャリア編

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*まとめ

今回はたまたま参加した講演会から得た
「メンタル残高」という言葉を発展させて
「残高」からキャリアや人生を考えてみました。

毎日のように医師の皆さんとお話しをしていて思うのは
キャリアプランや人生設計が「ない」人はいないということです。

ただそこにちょっとした「コツ」とか
「秘訣」とか「技術」などがないばかりに
今のままでいいのか?
もう限界だ…という状況から
なかなか抜け出せないのですね。

キャリア相談をさせていただいた先生はご承知の通り、
ほんのちょっとした「考え方」や「ノウハウ」なんです。

これを手に入れると
「突破口」が見えてきたり、
「スケジュール」がわかったり、
「プラン」が構築できるようになるんです。

だいいち「残高」を減らさない生き方、働き方って
とても「窮屈」なものではないでしょうか。

しかも「損得勘定」でしか
物事を判断できなくなってしまい
大事な「善悪」が失われてしまいがちです。

どんな仕事をしているのか?
どんな職場で働いているのか?

こういう点も大事ですけど
なぜその仕事をしているのか?
なぜその職場で働いているのか?

こちらのほうが重要性は高いと思うんですね。

おそらくこう考えていけば
キャリアの「残高」をいかにして増やすか?
将来のために「残高」をどう増やすか?
こんな発想になっていくと思われます。

たまたま出会った「残高」という発想。
私たちのキャリアや人生にも
通じる点はかなりありますね。

それでは、また…。

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