ケース①/50歳 一般内科医
すでにベテランの域に入ってきたB先生。
医師としての人生もあと20年くらいか?と考え始めて
後半戦をどう働くか?と悩ましく思っていたそうです。
内科医として特に専門を持っている訳でもなく、
ご自身としても今までの医師人生に多少の悔いもあるようで、
医師として後半戦を思う存分生きる為に
どうすべきか?考えていたそうです。
転職をして気分一新で挑むか?
それとも開業のチャンスはあるのか?
そんな状態でB先生は弊社にご相談にいらっしゃったのでした。
ジーネットさんは転職も開業も両方できるから
私のような医者も相談できるかと思って
問い合わせてみましたとの事。
果たしてB先生は相談の結果、
どんな決断をされたのでしょうか?
[その後のB先生]
ご相談当初のB先生は、
50歳になっているし開業は無理だから
何とかやりがいのある病院やクリニックで働けないか?と
考えていました。
しかし、B先生が本当にやりたい事、
望んでいる事を話し合うと
間違いなくB先生は開業志向が強い事が分かってきました。
そこで、実際にB先生の現状を確認したところ、
住宅や自動車のローンは完済しており、
お子さん2人も社会人になっています。
この環境であれば資金調達もできますし、
夢は叶えられます。
50歳という年齢で開業が遅いとは思いません。
それを聞いたB先生は開業したいです!
挑戦させて下さい!という事で
コンセプト固め、事業計画、物件リサーチと
開業準備を進めたのでした。
開院して1年、徐々に来院患者も増えてきて、
一念発起して良かったとおっしゃってます。
ケース②/37歳 糖尿病内科医
2年前に大学医局を退局し、
現在は製薬会社で働くN先生。
企業で働く経験は貴重だけど、
やっぱり自分は臨床医の方が合う。
大学に戻るのはどうかと思うし、
民間の総合病院に行くのも躊躇がある。
自分のような医師はやはり開業した方がいいんだろうな…と
クリニックの開業のご相談でお声掛け頂きました。
開業は銀行から多額の借金をしなければならない事、
経営者となり、ヒト、モノ、カネのマネジメントの最終責任者である事、
スタッフの生活も背負う覚悟と意欲がなければならない事を説明したところ…。
自分はそこまで本気で考えていなかったです…とN先生。
そこで私はクリニックで勤務医として働いてみませんか?と提案しました。
大学病院と製薬会社でしか勤務経験がなく、
まだ37歳という年齢である事からも
クリニックでの勤務経験を持って、
開業するかどうかを判断しても良いのではないか?と。
[その後のN先生]
今までアルバイトでしか
クリニックで働いた事はなかったN先生。
実際に常勤医として働き始めて、
開業の意欲は高まってきたそうです。
経営者が何を考え、どう行動すれば良いか、
院長を見ているとよくわかります。
自分の考えが甘かったですが、
とても良い提案をしてくれました。
あと2年ここで頑張って、
その後、開業しようと考えています。
転職支援に引き続き、
その時は開業支援もお願いしますね…とおっしゃっています。
ケース ③/53歳 眼科医
現在、医療法人の分院で院長を務めるX先生。
いわゆる雇われ院長ですが、自院は業績も良く、
わりと高待遇でもあり、今まで不満はなかったそうです。
ところが法人全体では厳しい分院もいくつかあり、
理事長からさらに売上を求められるようになってきて
患者さんにとって
マイナスになるような理不尽な要求をされたそうです。
今まで長くお世話になってきたけど、
こんな状態ではここにはいられない…
そう考え始めてご相談されました。
雇われ院長というポジションは
自分に向いていると思っていたけど
所詮は雇われだもんね、
自分の好きなようにはできないんだよね。
とは言え、
今から自分のクリニックを持つ訳にも行かないし…。
[その後のX先生]
X先生と話す中で、
経営上の全責任を負うのは自分に向かない事は明確でした。
となると開業医は難しいです。
病院勤務、クリニック勤務、再度の雇われ院長などの中から
X先生が最も関心を持ったのは、
総合クリニックでの勤務です。
こちらは法人にパワーがあり
大変多くの患者さんに来院してもらってます。
また患者を診れば診るほどに
インセンティブが付く点に興味を持ち、
頑張りが報われる環境はいいよね…と入職。
経営悪化の心配もないし、
給料も増えたし、毎日忙しいけど充実してるよ…と
笑顔で話すX先生でした。