内科医のT先生。
今まで大学病院をはじめとして、
民間病院、クリニックなど
様々な仕事をしてきたけれども
まだこれだ!という仕事には
携わってない気がしていました。
悶々とした日々を過ごしながらも
常に自分にとって
充実感を持てる仕事を探しています。
そんなある日、
紹介会社のサイトで
某クリニックの雇われ院長の求人を見つけました。
何となく自分に合いそうな…。
これならやりがいも持てるのではないかなあと
興味津々。
紹介会社に問い合わせてみると
早速詳細をご説明したいのでお会いしたい…と。
後日お会いすると担当者とその上司が来ました。
お2人はいかにこの求人が魅力的であるかを
熱意を持って語ってきます。
T先生としては、
これなら良いかも…と思い話しを進める事にしました。
そして入職後3か月…。
事前に聞いていた話しと
だいぶ食い違う事が発覚しました。
T先生には責任やリスクは全くないとの事でしたが、
いやはやそんな事は全くありません。
行政の手続き、銀行口座、患者からのクレームなど
様々なリスクがある事がわかりました。
そして給与に関しても
当初聞いていた給与には
諸々の条件があって
その条件をクリアしなければ満額は頂けません。
オーナーはある企業だったのですが、
医療と関わるのは初めてで、
医療人としてのモラルも持っておらず
経営的に収益のみ見ています。
これは拙い…。
ここを選んだのは大失敗ではないか?
そんな不安を抱えながら焦るT先生。
仲介した紹介会社に訴えても、
それは最初に説明したじゃないですか!と
誠意のない強行な姿勢です。
このままでは引きずり込まれてしまう…。
自分は医療人としてのモラルは捨てられない。
T先生はせっかく決まった職場でしたが、
半年経たずに辞める事にしました。
オーナー側からも、
紹介会社からも、
詭弁を弄した引き留めに合いましたが、
自分の主張は全く認められずに
リスクはT先生が抱えて
オイシイ部分はオーナーが吸い取る構図は
変わらずです。
T先生曰く、
人間不信に陥りそうでした…。
誰もが信じられなくて…。
でもオイシイ話しに飛びついた自分が悪いんですよね。
自分のキャリアに傷をつけてしまった…と
猛省しています…との事でした。
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