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医師が転職して年収が上がる裏事情からキャリアアップを考察する!

2016年6月8日by gnetdoctor

おはようございます。

医師のライフ、キャリアのプランニングを
オーダーメードで丁寧に一緒に考えていく
ジーネット株式会社の小野勝広です。

弊社で転職した医師の年収UP率は
147%です!なんて宣伝広告があります。

同業で働く私としては何ら驚きはありません。

やろうと思えば
これ以上の年収UPは難しくないからです。
もちろんいくつかの条件付きではありますが…。

でも、果たして、それが、本当に、
その先生にとって良い事なのか…。
この点の方が気になります…。

せっかくですから、
今日は医師の年収事情について書いてみます。

別に医師に限った話しではなく、
すべからく働く者は給料が上がると嬉しいものです。
はい、私も嬉しいです。

しかしそこには正しい給与アップの手法があり、
誤った給与アップをすると
その先に落とし穴が用意されてしまうんですね。

転職して年収が大幅アップして大喜びしたけど、
1年後にはガクンと下がったとか、
年々下がっているとか、
最悪の場合は勤め先が倒産したなんて事もあり得ます。
これでは意味がありませんよね…。

最も大事なのは転職をする理由です。

この理由のトップが
給与アップであれば、
どんな方法を使っても高年収の求人を選べば良いです。

それともうひとつ大事なのが、
5年後、10年後の中長期的な未来をどうするのか?も、
合わせて考えて頂きたいです。

仮に10年後に給与ダウンして良いなら
どんな給与の上げ方でも問題ありません。

ですが、
5年先、10年先にも年収を上げ続けたいなら
一時の年収アップがその先に繋がるのかどうか、
これはもう慎重には慎重を期して考えねばなりません。

「今」とか「次」の年収だけでなく、
「生涯年収」を考えるのが大事なのです。

年収3000万も可能!という求人で考えてみます。

余程の希少性の高い科目、技術、知見が必要な仕事で
ご自身がそれだけのスキルを持っているなら
年収3000万の求人に応募するのも良いでしょう。
きっと大幅な年収ダウンなんてないと思います。

ですが、
他に実際年収3000万円を出す求人には
どんなものがあるでしょうか?

例えば僻地や離島の求人です。

3000万どころか、4000万、5000万という
高年収の話しを伺う事も少なくありません。

24時間、地域住民の為に、総合診療的に、
身を粉にして働けるなら
こういう仕事を選ぶのもいいでしょう。

ですが、実際には志だけでは通用しない
ハードな勤務がそこにはありますよね。

誰かがやらねばならない
重要な仕事ではあります。

自治体や地域住民が
医師に対するフォローをしようと
一生懸命になればなるほど、
体制が整えば整うほど、
給与は下がってしまいます。

高年収を維持している求人は
体制が整っていないから、
ハードな勤務と引き換えの高年収な訳ですね。

そういった事情を理解の上で、
赴任するなら心から応援したいと思います。

他には雇われ院長系の求人があります。

通常のクリニックですと、
相場としては1700~2200万円くらいと考えますが、
すでに物件が決まっていて、内装工事も終えて、
スタッフも決まり、あとは医師が就任すれば…なんて、
切羽詰まった求人などは
背に腹は代えられないと一気に年収を上げて
一本釣りしようとします。

ですが…、
こんな見込み違いを起こすオーナーと
一緒に仕事ができますか?

あまりにも杜撰な計画だと思いませんか?

だいたいがこういうケースでは、
患者が集まらないのは
先生の診療に問題があるからだとか言って
いずれ年収下げてきますよ。

だってそうでもしないと
損益分岐を超えませんもん。

ただただ開院する為に、
医師免許を持った先生が必要なだけなんですよ。

立地が良いとか、潜在的な患者が多いとか、
オーナーの方針が素晴らしいとか、
そういうケースはほぼごく普通の年収で
医師は招聘できてしまうものです。

それができなかった…と言う事は
何か原因があると考えた方が良いと思います。

他には自由診療の求人なども
高額年収であったりしますね。

自由診療にもいろいろあります。

美容外科などオペが好きで、
腕に自信のある形成外科出身の先生などは
ひとつの選択肢としてあって良いでしょう。

でも、正直、怪しい自由診療も存在しますよね。

エビデンスのない高額治療であったりとか、
先生は何もしないで座っていればいいんです、
スタッフが全部やりますから…なんて
求人がまともな訳がないですよね。

1度こういう職場で働いてしまうと、
次の職場選びに悪影響が出る可能性もあります。
その点の方が重要です。
中長期的な視点を持たずして、
安易にオイシイ話しに乗っかってしまうと
後々後悔する事になります。

いくら給料が良いからと言って、
何でも良い訳ではありませんよね。

保険医登録を止められたとか、
医師免許はく奪なんて事になったら
もう一生を棒に振る事になってしまいますよ。

冒頭申し上げたように、
医師の給与を上げる事は難しい事ではなく、
正しい給与アップの手法があると申し上げました。

これはその先生の志向性や
過去の経験、キャリアによって異なりますが
確実にあります。

あまりにもミクロな話しになってしまうので
ここでは一般論だけになってしまいますが、
例えば1500万円の年収を1700万にする事は
不可能ではありません。

しかし1500万円の年収を2000万にしようと思えば、
相当の困難にチャレンジするとか、
医師としての魂を売らなければならないかもしれません。

やっぱり正しい給与アップを目指すべきと思います。

時には回り道をせねばならない時もあるかもしれませんが、
急がば回れとも言いますし、
徐々に徐々に給与を上げようと思えば、
そういう道を選んだ方が自らを中長期的に有利にします。

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どうしても今はお金を稼がなければならない…
そんな事情があるケースはあります。

その場合でも、じっくり話し合って、
将来に問題なきようにお応えする事はできます。

そうではなく、転職するなら給与アップとか、
特に将来設計はないんだけど、
まあお金はあっても困らないでしょう…みたいな
転職には私は反対です。

一時稼ぐ事ができても、
その先に苦労する事が多いからです。

少し前も、40代の時に
もっとまともに仕事をしておけば良かった…
そうおっしゃった50代後半のドクターがいました。

お金は大事。
でもお金よりも大事なものがある。

お金よりも大事なものを大切にしておかないと
後々お金に裏切られます…。

紹介会社を利用する際は
特にお気を付けて下さい。

紹介会社のフィーは
ご紹介した求職者の初年度年俸の○%と
決められています。

つまり高年収の求人を選んで頂ければ、
それだけ売上も上がるという事なんです。
そりゃ高年収の求人をおススメしますよね。

前述の雇われ院長案件などは特にそうです。
これはもう騙しのテクニックと言っても良いでしょう。

正しい給与アップ。
それを知りたい方のみ弊社にお声掛け下さい。

それでは、また…。

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