おはようございます。
医師が転職や開業を通して
より良い未来を手にするために
キャリアプランの重要性を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。
どうも最近のHR業界は
何だかおかしな方向に進んでいるように見えて
仕方がありません。
あ、ちなみにHRとは、
「Human Resources」の略であり
日本語にすると
「人的資源全般に関係する業務」と
考えればよろしいでしょう。
私どものような転職エージェントもここに含まれますし
それこそ「人事部」もそうですし、
採用代行やら、キャリアコンサルティングやら
転職とか、採用とか、人事とか
そういうもの全般を指すと思えばいいですね。
その全般が私には疑問だらけなのですね。
ひと言で申し上げると
求人側も、求職者側も
楽をしたいがためのシステム化、
AI化という感じです。
これじゃミスマッチが増えるばかりですし
退職代行サービスの利用が増えている要因の
ひとつとも思うのです。
便利になるのはいいことですが
そもそも転職シーンとか採用シーンというのは
「人」と「人」が出会うものですから
そんなに簡単なものじゃないですよね。
そりゃタイミーとか
単なるマンパワー的な仕事ならいいですけど
世の中にはもっと複雑で
難解な仕事もたくさんあるはずです。
何でも一緒くたにして
システム化を進めて、AIを活用して
ほら、こんなに楽になりましたってのは
通用しないと考えます。
本日のブログのタイトルは、
【 医師の転職で失敗する人の特徴とは? 】
といたしました。
<目次>
1.そもそも転職の失敗とは?
・何を持って転職の失敗というのか?
・「転職に失敗した」と思ったときにすべきこと
2.これをするから失敗する!?医師の転職でありがちな“落とし穴”
・求人に主導権を握らせるな
・ありたい自分、なりたい自分が見えているか?
*まとめ

目次
1.そもそも転職の失敗とは?
どうも人材ビジネス業界は
求人側を、求職者側を
ミスリードしているように思えてなりません。
私の思い過ごしであればいいのですが
そうでないような気がしてしょうがないのです。
その結果として
転職を満足いかないものとする人が増えてしまい
人材ビジネス業が機能していない。
それどころか存在価値が薄れる一方…
どころか、害悪になっていないか?とすら思うのですね。
クリック1回で仕事が決定!
まあ便利な世の中になりましたけど
これが本当にいいものかは私には疑問です。
医師の場合で考えると
MRTさんのようなスポット勤務なら
まあ良しとできましょうか。
しかし定期非常勤はどうでしょうか?
常勤での勤務であればあり得ないですよね。
一般の場合でも
タイミーとか、パートさんとか
そういう働き方ならまだわかります。
ところが正社員であったり
キャリア採用とか、即戦力採用であれば
ワンクリックなんてあってはならないでしょう。
弊社の場合は
自社の社員採用で求人サイトを利用しますし、
クリニックの開業支援のなかで
スタッフ採用をサポートするために
求人誌や求人サイトを使います。
最近ですと
リクルートさんがリクナビを
すべて「Indeed PLUS」に集約しましたが
利便性が高まるのは間違いないのでしょうけど、
本来採用シーンが持つべき
とても大事なものを軽視しているような気もします。
まあ、私ごときがどう思おうが
時代は進み、社会は変わっていくのでしょうけど
どうせ変わるなら
より良い方向に変わって欲しいなと
切に願う次第です。
・何を持って転職の失敗というのか?
医師の転職において
「失敗だった」と感じるケースには、
いくつかの共通点があります。
ただし、単に給与が上がらなかった、
希望の勤務地でなかった、という
表面的な要素だけで失敗と決めつけるのは早計です。
本質的に「転職が失敗だった」と言えるのは、
自身の価値観やキャリアビジョンと
著しくズレた環境に身を置いてしまったときです。
たとえば、当直の有無、科の裁量権、勤務時間など、
最初は許容できると思っていた条件でも、
日常的なストレスが積み重なり
「この職場に長くいたくない」と感じ始めた時、
それはすでに黄色信号かもしれません。
また、転職後に「やっぱり前の職場の方が良かった」と
過去を美化してしまうのも、
失敗と感じる典型的な心理です。
しかしそれは、
転職の目的が曖昧なまま動いてしまった
結果であることが多いのです。
転職の「成功」と「失敗」は、
外から見て判断できるものではありません。
自分が納得できる選択だったかどうか、
それが唯一の判断基準です。
そしてそのためには、
事前に「何のために転職するのか」を
徹底的に言語化する必要があるのです。
・「転職に失敗した」と思ったときにすべきこと
「転職に失敗した」と感じたとき、
私たちはどう立て直せるのか?
まずは立ち止まって、
自分の現状を客観的に見つめ直すこと。
焦らずに整理することが、
立て直しの第一歩です。
最初に考えるべき大切なポイントは、
「失敗を素直に認める」ことです。
感情的に否定したり、
我慢で乗り切ろうとするのではなく、
現実を冷静に見つめることが、
再スタートの準備になります。
自分がなぜ今の職場にフィットしていないのか、
何が期待と異なったのかを
紙に書き出してみるのも効果的かもしれません。
意外とその中には、
「避けられたはずの要因」や
「見落としていた前提条件」が含まれているはずです。
次に、「何を優先すべきか」を整理することです。
たとえば、ワークライフバランスを重視するのか、
スキルアップを優先するのか、
それとも将来の開業に向けて実務経験を積むのか。
人によって重視する軸は異なります。
大切なのは、
「他人の転職成功」と自分の理想を混同しないこと。
世間の常識や他人の成功に流されず、
自分だけの「転職のものさし」を再設定すること。
それが納得感あるキャリアを築く最大の鍵です。
さらに、信頼できる
第三者の視点を得ることも有効です。
エージェントに限らず、
信頼できる同業の先輩や
異なる業界で活躍する友人との対話を通じて、
自分の現在地を俯瞰してみるのです。
他者の言葉は、
自分では気づけない視点をもたらしてくれます。
自分の背中は
自分では見えないのだから
思い切って他者を頼りましょう。
もちろん信頼の置ける人というのが
前提条件にはなりますけどね。
もし再度の転職を検討するなら、
とにかく焦らないことが大事です。
転職は「退職の延長」ではなく、
「人生設計の延長」です。
できるだけ多くの情報に触れ、
比較検討し、
「この職場なら将来も自分らしく働ける」と
心から思える場所を慎重に選びましょう。
数をこなすよりも、質を高める。
これが成功へのリカバリーとなります。
ジョブホッパーになってはいけません。
先日facebookにこんな投稿をしました。
ジョブホッパー受難の時代到来?
これは当然と言いますか、
ついに来るべき時が来たという感じでしょうか。
「勤続1年未満は選考対象外」とする傾向が増加。
人材紹介の現場では
「前の会社で勤続1年未満の人は紹介しないで下さい。
選考自体しません。」という企業からの要望が増加。
いかがでしょうか?
履歴書から堪え性のなさが透けて見えるのは
自分にとってもマイナスです。
もちろんブラックな職場などは
その限りではありませんけど、
こういう判断も第三者の見解を活用するのがいいですね。
最後に、失敗の経験自体が
決して無駄ではないということを
覚えておいてください。
痛みを伴う経験こそ、
自分の価値観や働き方に対する
解像度をグッと上げてくれます。
そしてその経験は、
次の選択をより確かなものにしてくれる
貴重な糧となるのです。
転職の“失敗”は、
終わりではなく“次の成功の準備期間”。
そう捉えることで未来がまた動き出します。
大切なのは、
失敗から何を学び、
どう動くか。
意思を持って学び、動く。
たったそれだけのことが、
未来を確かに変えていくのです。
自分の選択に、
再び誇りが持てるようになるその日まで。
<参考>
医師の転職は「求人」に主導権を握られないほうがいいです!

2.これをするから失敗する!?
医師の転職でありがちな“落とし穴”
転職活動において、
「どうしてこんなはずじゃなかったんだろう…」と
後悔してしまうケースには、
いくつかの共通パターンがあります。
よくあるのが、「焦り」と「思い込み」によって
判断を誤ってしまうケースです。
たとえば、現在の職場に不満がある場合、
「とにかく今の環境から抜け出したい」という
強い感情が先行してしまい、
次の職場を十分に比較検討しないまま
決めてしまうことがあります。
これは、いわゆる「退職ありきの転職」。
条件や雰囲気が多少マシに見えれば即決してしまう、
というパターンに陥りがちですね。
また、「年収が高いから安心」
「大手だから安定」といった
表面的な条件だけで判断してしまうのも危険です。
実際には、その年収の裏にある過重労働や、
組織文化の違いに馴染めず、
数ヶ月で「前の方がマシだった」と感じてしまう
医師も少なくありません。
転職の「失敗」を避けるためには、
自分自身の価値観や
キャリア観を掘り下げることが欠かせません。
「なぜ今、転職したいのか?」
「転職によって何を実現したいのか?」を
しっかりと言語化し、
その目的に沿った選択ができているかを
見つめ直すことが大切ですね。
このプロセスにおいて
「キャリアの壁打ちお試し会」などを
是非、お気軽にご活用いただければと思ってます。
さらに、成功しているように見える人と自分を比較して、
つい同じ道を選ぼうとするのも落とし穴です。
他人の成功は
その人なりの背景や事情があってのもの。
自分自身のキャリアは、
自分自身の「ものさし」で判断すべきです。
他人と比較するというのは
将来設計を見誤る代表的な間違いです。
参考にする程度ならいいですが、
本当にそうか?と自分に問い続ける
そんなプロセスも必要ですね。
私たちは、医師のキャリアにとって
「合わない転職」が
いかに消耗につながるかを現場で何度も見てきました。
だからこそ、転職活動は “逃げるため”ではなく
“目指すため”のものであって欲しい…と
私たちはそう強く感じています。
「これをするから失敗する」と言われる
典型的な行動を、自分自身の中に見つけたら、
一度立ち止まって方向修正をしましょう。
未来の自分を守るために、
今こそ丁寧な判断が求められるのですね。
・求人に主導権を握らせるな
医師の転職相談をお受けしていると、
時折こんな場面に出会います。
「いい求人があったので、応募してみようかと…」
「この病院が条件良さそうなので、決めてもいいですかね?」
「他にもっといい求人ってありますか?」
もちろん、求人情報は
転職活動における重要な材料です。
ですが、求人を“起点”に転職を考える姿勢は
実はとても危ういと感じています。
なぜなら、転職というのは本来
「自分の人生のためにある選択」であるにも関わらず
「求人がこうだから」「募集条件がいいから」と、
外部要因に引っ張られてしまうからです。
これはつまり
「求人に主導権を握られている」状態ですね。
いい求人に見えても、
「自分に合っている」とは限らない。
実はこういうケースはわりと多くて
よくある落とし穴は
「年収が高い」
「勤務地が希望に近い」
「当直がない」などの条件にばかり
注目してしまうことなのですね。
一見良さそうな条件に飛びついても、
いざ入職してみると
「組織風土が全く合わない」
「やりたい医療ができない」
「責任が重すぎてしんどい」
といった声が後を絶ちません。
要するに、条件ではなく
“自分のキャリア観や価値観”との
整合性を見落としていた結果なのです。
求人はあくまで外部からの提案に過ぎません。
その情報をどう咀嚼するか、
どう判断するかは自分自身の役割であるのです。
求人に翻弄されないためには、
「あ、良さそう」と感じたその瞬間こそ、
自分自身に問いを投げかけてほしいのです。
そして主導権を握り返すために
この3つの問いを自分に与えてみてください。
①「なぜ、今、転職したいのか?」
現状の課題や不満を明確にする。
②「この転職で何を得たいのか?」
将来のビジョンや理想の働き方を明文化する。
③「自分はどんな医師でありたいのか?」
キャリアの軸や価値観を棚卸しする。
ポイントは、転職活動の出発点を求人情報ではなく、
自分の内面に設定することです。
この3つが定まったうえで、
求人情報と照らし合わせる。
そうすれば、「条件がいいから応募する」ではなく
「自分の軸に合っているから応募する」へと
視点が変わっていきますよね。
このプロセスこそが
転職の成功失敗を決めると言っても
決して過言ではないと思います。
求人サイトや転職エージェントの多くは、
求人そのものに魅力を感じさせるよう
巧みに演出しています。
でも「情報に踊らされない」姿勢が大事であり、
選ぶのは、あくまで自分ですし、
責任も自分しか取れないものなのですね。
情報が溢れる今の時代、
求人は無数にあります。
病院側も、医師を確保したくて
必死に好条件を提示してくるでしょう。
でもその中には、
いわゆる「見せかけの好条件」もあります。
ヒドイケースでは
釣り求人とか、ダミー求人もあるんですよ。
給与の内訳を見れば実働時間で割に合わなかったり、
福利厚生が整っていなかったり、
そもそも退職率が異様に高いなどもあるんです。
情報に振り回されると、
自分にとって本当に必要な条件を見失ってしまう。
だからこそ、
主導権は自分の手に握っておくべきなのですね。
転職は「売り出すこと」ではなく
「選ぶこと」が大事なんです。
自分の価値を証明したいお気持ちはわかりますが
5年先、10年先に自分が心地よく働けるのか?という
こういう視点を持っておくと良いのです。
医師の転職において、
よく「自分を売り込むことが大事」と言われます。
確かに、アピールの工夫も必要ですが、
それ以上に大切なのは
「選ぶ主体」としての意識を持ち続けることです。
求人が先ではなく、
「自分はどう生きたいか」
「どんな働き方を望むか」が先にある。
その視点を持てたとき、
転職活動は求人情報に振り回されるものではなく、
人生の一歩として意味のある時間になるはずです。
私たちは、そんな視点でキャリア支援をしています。
求人の“内容”ではなく、
その“背景”と“整合性”を一緒に見極めていきましょう。
自分のキャリアに、納得と安心を。
主導権は、いつだって自分自身にあるのです。
・ありたい自分、なりたい自分が見えているか?
転職やキャリアの相談を受けていると、
しばしばこんな質問を投げ掛けることがあります。
「自分が本当に目指したい“ありたい自分”って、
どんな姿ですか?」
この問いに即答できる方は、
意外と少ないものです。
現状に対する不満や不安は言語化できても、
「なぜそう感じるのか」
「その先にどうなりたいのか」まで
突き詰めて考える機会は、
日常ではなかなか持てないからかもしれません。
しかし、「ありたい自分」「なりたい自分」のイメージが
ぼやけたまま転職活動を始めると、
どうしても軸が定まらず、
求人条件に振り回されてしまいます。
先日も、「年収が高くて勤務地も希望通り」と意気込んでいた医師が、
半年後には「やりたい医療と違っていてモヤモヤする」と話していました。
大切なのは、「条件に合う職場」ではなく、
「自分が本当に力を発揮できる環境」を見つけることです。
そのためにはまず、
自分自身が“どうありたいのか”を明確にしなければなりません。
では、どうすれば
「ありたい自分」「なりたい自分」が見えてくるのか?
ヒントは、“過去”と“未来”の両面にあります。
過去を振り返って、
「これまで一番やりがいを感じた仕事は何だったか?」
「どんな瞬間に自分らしさを感じたか?」を思い出す。
そして未来に目を向けて、
「どんな働き方ができていたら嬉しいか?」
「10年後、どんな医師でいたいか?」を言語化してみる。
このように“過去の感情”と“未来の理想”を往復しながら、
今の自分を確認することで、
ぼんやりしていた「なりたい姿」が
少しずつ輪郭を持ち始めるのです。
いつも述べるように
キャリアは過去・現在・未来という時間軸は
切っても切れないものなのですね。
一方で、自分の願望や理想ばかりを語っていても、
それが現実的なものとして成立していなければ、
単なる“夢物語”で終わってしまいます。
だからこそ、私たちはその理想がどれだけ実現可能か、
現実のキャリアとの接続点は
どこにあるかを一緒に検討しているのです。
転職というのは、
単なる職場の変更ではなく、
「人生の軌道修正」そのものです。
そして、その軌道を描くには、
「ありたい自分」から逆算する視点が欠かせません。
求人情報は、
その「答え」ではなく、「手段」に過ぎないのです。
だからこそ、キャリアに迷いを感じたとき、
焦るのではなく、
自分の理想をもう一度じっくり掘り下げてみてください。
今の延長線上に「ありたい自分」はいるのか?
「なりたい自分」に向かう選択ができているか?
そう自問自答することこそが、
キャリアの羅針盤になるんですよ。
<参考>
キャリアは転職のために考えるのではない。より良い人生のために考えるのだ。

*まとめ
医師の転職において、
本当に大切なのは「条件」よりも
「自分らしさ」との整合性です。
焦りや他人の価値観に流されず、
「なぜ転職するのか」
「どうありたいのか」を深く見つめ直すことが、
後悔しない選択につながります。
主導権はいつも、自分自身の手の中に持ちたいですね。
それでは、また…。
*ジーネットTV youtubeにて医師のキャリアについてお話ししています。
<ジーネットは様々な情報発信をしています!>
・ジーネット株式会社 正式コーポレートサイト
・<IBIKEN>医療ビジネス健全化協議会 医師向け情報提供サイト
・twitter ジーネット株式会社公式アカウント
・facebookページ ジーネット株式会社公式アカウント



