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キャリアを考える際には「壁打ち」が最適です!

2023年7月5日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師が転職や開業を通して
より良い未来を手にするために
キャリアプランの重要性を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

当ブログをご覧になって下さる先生方は
「キャリア」に関しての意識が高く、
どう考えるべきかの情報収集に勤しんでいると思います。

このこと自体は素晴らしいことですし、
是非とも今よりも少し良いキャリアを手に入れて欲しいです。

しかし残念ながら
昨今ではキャリア、キャリアと言いながら
求人案内しかできない医師紹介会社が増えてしまい、
まるで求人=キャリアという
実に誤った認識を広げているように感じます。

あくまでもキャリアはキャリアです。
キャリアプランが明確になった段階で
それに合わせた求人が必要になるのです。

この後先を間違えてしまうと
中長期的なキャリアのなかで汚点となるような
転職を失敗することもあり得ます。

今回はどうキャリアを考えればいいのか?について
考えてまいります。

 

本日のブログのタイトルは、
【 キャリアを考える際には「壁打ち」が最適です! 】
といたしました。

 

<目次>
1.キャリアをどう考えたらいいのかわからない。
・カウンセリングとかコンサルティングとか。
・わからないのが普通です。
2.何事も「準備」と「計画」が必要です。
・キャリアの「準備」とは何か?
・キャリアの「計画」とは何か?
*まとめ

 

 

1.キャリアをどう考えたらいいのかわからない。

キャリア、キャリアって言うけどさ、
いったいキャリアって何なのよ。

私にもこう考えていた時代がありました。
その頃は私自身もキャリアに悩んでいたのかもしれません。

あんまりキャリア、キャリアと
気にし過ぎるのはどうかと思いますけど、
これだけ先行き不透明な時代になってしまうと
全く考えないのはリスクを抱えることになりますね。

当ブログでは、
キャリアとは「スキル」と「経験」と定義づけています。

もちろん他にも必要な要素はあるでしょうけど
「スキル」と「経験」とすることで
今後どうすべきなのかが見えやすくなると考えています。

 

・カウンセリングとかコンサルティングとか。

キャリアを「スキル」と「経験」と定義づけました。

では、今後どうするか?ですが、
ここもシンプルに
自分は今後どんなスキルを身につけるべきなのか?
自分はどんな経験を積み上げるべきなのか?

そう考えていけばいいのですね。

つまり、自分はさ、
何やりたいの?どうなりたいの?
ここを深掘りしていくのがいいです。

た・ただですね、
それがそう簡単ではないのですね。

未来のことなんて誰にもわからない。

そう言ってしまえばその通りなのですけど、
わからないから何もしなくていいとはなりませんし
わからないなりにすべきこともあると思うのです。

そのひとつと言えるのが
今回のタイトルに付けました「壁打ち」です。

私はキャリアについて相談するのは
相手は誰でもいいと思ってます。

友人や家族でもいいですし
先輩、同僚、後輩でもいいでしょうし、
自分がこの人は相談する価値があると思えば
積極的にキャリアについての話しをしてみたほうがいいと思います。

それも答えを求めずに
ざっくばらんに話し合うのがいいですね。

ましてキャリア論なんて百花繚乱であって、
いろんな考え方や見解があるものですよね。

逆に言えばそれを活かしたほうがいいのです。
つまり多様な意見を手に入れるということですね。

自分の考えをブラッシュアップするためには
他者の考えをより多く知ったほうが効果的です。

反知性的に考えると
オレ様化して自分勝手に生きるのもありですけど
それは結果論であって
心底、望んでいる人は多くはないと思うのです。

やはり多くの考えを知って、
それを自分のなかで取捨選択して
自分を高めていくほうがいいですよね。

ですからいろんな人と話しをして
いろんなキャリア観を知るといいです。

そのさいに是非ご検討いただきたいのが
専門家との「壁打ち」です。

普通に考えれば
専門家の知見を手に入れるのは
必要不可欠と思われますよね。

ところが残念なのが
この専門家が心許ないということなのです。

国家資格であるキャリアコンサルタントにしろ、
紹介会社に在籍するキャリアアドバイザーにしろ
この人は本物のプロだ!という方は
私の見たところそう多くはありません。

ですからそういう人を見つけたら
1度話しを聞いてみてもいいかもしれませんね。

昨今ではカウンセリングとか、
コンサルティングとか、コーチングとか、
こういうものを生業とする方も増えてきていますが、
あんまり私は信用していません。

それはテクニカルなものであり、
そこにキャリアや人生といった
大きな転機を賭けるのは違うかなと思うんですね。

重要なのはその人の人生観であり、
職業観、仕事論、キャリア論でもあり、
もっと言えば、生き方、生き様、考え方であり、
さらにいえば哲学や思想の問題と考えます。

そこに共感できる人が最適です。
そういう人はテクニックも持ち合わせていますから。

おそらくですが、
そんな人との「壁打ち」は
かなり刺激的で視野をグッと広げてくれると思いますよ。

 

・わからないのが普通です。

そうは言っても誰に相談していいかわからないし、
そもそもキャリアって何だろう?
これからどう生きていけばいいんだろう?
そこからの話しなんだよね…と
おっしゃる方も少なくありません。

それは正解だと思いますよ。
ごく普通のことです。

どうしても私たちは答えを欲しがってしまいます。

子どもの頃から
そういう訓練を受けてきていますからね。

でも、キャリアや人生に正解なんて
そうそうないと思うんです。

ですからキャリアを考えるにあたっては
答えを探すのではなくて、
情報収集をするという感覚のほうが適しています。

いろんな考え方、キャリア観を手に入れて、
そのなかで自分をブラッシュアップするという感じですね。

昭和の時代であれば
モデルケースのような先輩がいて、
その人と同じ道を歩めば良かったのですが、
昨今では時代の変化が早く
それこそ5年、10年上の先輩の道が
必ずしも正しいとは言えなくなっています。

ではそんな先輩のキャリアなんて
まったく知らなくていいかというと
そうではないと思うのです。

もしかしたらひと世代前の古いキャリアかもしれませんが、
それをきちんと把握した上で
そこに最新事情を加えたら
化学反応を起こして新たな発想が湧いてくるかもしれません。

そんなふうにして
自分のキャリアを考えるのが良いですね。

誰かをロールモデルにするのではなく、
多くのロールモデルを知ることで
自分らしいロールモデルを作り上げるということです。

こういった「事例」や「ノウハウ」を得ることが
キャリア相談であり、キャリアコンサルティングであり、
キャリアカウンセリングであり、
キャリアの「壁打ち」なのですね。

医師の場合は
「壁打ち」ができる相手が
一般のビジネスパーソンと違って
ある程度限定されます。

だからこそ「壁打ち」の相手って
もしかしたら貴重な存在なのかもしれません。

でもこういう存在って
持っておいたほうがいいと思いますよ。

私のところにも
数年ごとにご連絡をいただく先生がいますが、
キャリアの転機で第三者の見解を知りたいようです。

いつもワイワイ盛り上がりつつ
ディスカッションをしています。

わからないけど
わからないなりに準備をするって大事なのですね。

 

<参考>
医師の転職相談とキャリア相談の違いとは?

 

 

2.何事も「準備」と「計画」が必要です。

目標を設定し、
その目標を達成するために
必要な準備と計画を立てる。

言葉にすると簡単ですが、
いざやろうと思うとなかなか難しいですね。

ただ医師の皆さんは
医学部の受験であったり、
国試を突破する際や
専門医や学位を取得する際など
実はこの目標を達成するのは経験豊富なのですね。

ところがキャリアや人生では
この「目標設定」が難しいのです。

どこに目標を置くのか?
何を目標にするのか?

社会的にこれだ!というものがあるわけでもなく、
あっても時が経つと陳腐化します。

 

・キャリアの「準備」とは何か?

私は「準備」には
目標設定をすることと
その目標をクリアするために
何が必要なのかを把握すること、
この2つが大事であると考えています。

前述したように
大人になると、いやなればなるほどに
目標を設定することの難易度が上がります。

こうでなければならない。
良くも悪くもここから解き放たれるのが大人です。

エリートが目標を見失うのは
誰も何も与えてくれなくなるからかもしれません。

今まではこれを突破しなさい、
ここを乗り越えなさいと
誰かが、社会が、目標を与えてくれたんですね。

でもそれがなくなってしまう。

キャリアプランやライフプランも同様です。
プランを立てることの大切さは
多くの人が理解しているんです。

ところが何を目標とするのか、
ここで戸惑ってしまうのですね。

それだけ大人になると
自由を手に入れるということでもありますので
決して悪いことばかりではないのですが、
自由には責任が付いてきますね。

ここ数年ずっと圧力が増してきている自己責任です。

責任を回避するためには
自ら目標を設定して
その実現のために自分を成長させて
アグレッシブに動かないといけないと思います。

目標を定める際のポイントは、
①オリジナルにこだわる
②自分の価値感や判断基準を大切に
③何度でも塗りかえOK

この3点を考えると良いかもしれません。

目標は誰のものでもありません。
あくまでも自分のものです。

自分が辿り着きたい領域を
誰の目も気にせずに
思い切り打ち立てましょう。

そしてその根底にあるべきなのは
自分なりの価値観や判断基準です。

キャリアアンカーと言ってもいいです。

世間的にはこうかなとか
多くの人はこうだろうなとか
これだったら認めてくれるかなとか、
そういう「しがらみ」から離れて
自分のやりたい、こうしたい、こうなりたいを
ファーストプライオリティとしましょう。

そして1度立てたプランでも
あ、違うかもしれないとか、
もっといいものが見つかったというときには
躊躇せずに新たなプランに置き換えましょう。

このようにして目標が定まれば、
あとは何が必要でどういう計画を立てるか?になりますね。

 

・キャリアの「計画」とは何か?

私は「計画」とは
目標を達成するための具体的な手法と考えています。

例えばですが、
富士山の頂上に登ることを目標としたならば
どのルートを辿るのがベストか?
そのルートで登頂するのには
どんな道具や設備が必要なのか?

これを計画とすると
しっかり者で何ごともきちんきちんとこなす人は
やはり有利になりそうですね。

キャリアや人生について
計画をどう考えるか?ですが、
ひとつだけ頭に叩き込んでおくべき
重大な注意点があります。

それは富士山を登るというような
ある「イチ時」だけの問題ではなく、
その何倍も、何百倍も、何千倍も
「時間」が掛かるということなんですね。

そもそもキャリアや人生の目標とは
そんなにすぐに達成できるようなものは
あまり設定しないと思うのです。

しかし人間というのは不思議なもので
どうしても早く達成したくなるのですね。

焦っては事を仕損じると言いますが、
まさにこれです。

どんな目標を立てたのかにもよりますが、
どうでしょうか、通常キャリアや人生の目標って
早くても1~2年くらいは掛かるでしょうし
中長期的なものであれば5年とか、10年掛かったって
全然おかしくないと思うんですよ。

でも、どうしても結果を欲しがるのが
人情なのでしょうね。

「守破離」は賢明なプロセスですし、
自分を成長させる良い法則だとも思います。

ただ…
もう少し守っておこうよ…
まだ破るのは早いよ…

こんなケースが散見していますね。
この「タイミング」の問題は実に難しいです。

焦りは禁物なのに
早く離れたいという感情が先走る。

まだ学ぶことがあるのに
まだ基本基礎を叩きこまなければならないのに
次のフェーズに進んでしまう。

結果的に上手く行かずに
せっかくの目標を諦めてしまう。

こういうケースって
結構多いと思うんですね。

キャリアや人生の目標とは
中長期的な期間が必要なものが多いです。

それこそ昨日より今日、
今日より明日と、少しずつ成長して
時間を掛けて習得していかねばなりません。

計画の時点で
スケジュールをしっかり中長期的に
立てておくことが肝要そうですね。

 

<参考>
リスクを回避する「キャリアの4ステップ」という
キャリアリテラシーの原点とは?

 

 

*まとめ

キャリアをどう考えればよいのか?

必死にご説明をしてきたつもりですが、
たぶん私が思うようには伝わらない気がします。

それは私の文章力の問題もありますが、
やっぱりキャリアや人生なんて
そんなに簡単に理解できないものだと思うんですよ。

少しずつ自分にノウハウを蓄積させて
おぼろげながらも段々と理解できてくる。
そういうものではないでしょうか?

ですからキャリアや人生を考える際には
結論めいたことを出すことをあまり考えずに、
自分との対話、
ある意味ではこれも「壁打ち」ですし、
いろんな方と話してみて
時にはキャリアの専門家とも「壁打ち」してみて
多様な情報を手に入れたうえで
少しずつ答えらしきものに近づくくらいがいいですね。

無理に見い出すと
その後もずっと無理が掛かりますから。

あ、ちなみに弊社では
こんな企画をスタートしています。
キャリアの壁打ちお試し会【無料・オンライン】

あくまでも壁打ちですので
お気軽にどうぞ!

それでは、また…。

 

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