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多くの医療系紹介会社の中でのジーネットの位置づけ!のインタビュー記事

2019年7月11日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師のキャリアプランを軸にして
転職、クリニック開業をサポートする
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

先日、クリニック開業についての
過去受けたインタビュー記事をご紹介しました。

今回は弊社ジーネットについて
会社の位置づけや方針などお話しした内容を
お知らせいたします。

 

本日のブログのタイトルは、
【 多くの医療系紹介会社の中でのジーネットの位置づけ!のインタビュー記事 】
といたしました。

 

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医師の紹介会社も
数年前と比較すると相当に社数が増えましたが、
その一方で医師の皆様や医療機関からの評価は
決して高いとは言えないのが現状です。

サイトから問合せをしたら
何件もの求人をメールで送りつけてこられ、
迷惑をしているという先生方も
少なくないのではないでしょうか?

とは言え多くの医療機関の求人を持ち、
転職の事例やノウハウを提供してくれ、
時には末永く付き合えるパートナーとして
機能しているエージェントも存在します。

〇〇では、単なる求人情報の提供だけでなく、
優れたエージェントの存在を
医師の皆様にお知らせする事も重要であると考えております。

そして今回は、
数あるエージェントの中でも独自の活動を続ける
ジーネット株式会社の取締役COOである小野勝広氏に
インタビューを試みました。

 

――この度はインタビューに応じて下さり有難うございます。
  せっかくの機会ですから、御社が何を考え、
  どのような経営理念を持ち、
  実際に現場でどのような営業方針を取っているのかなど、
  是非ともざっくばらんにお伺いさせて頂きたいと思います。

ジーネット株式会社 小野氏<以下小野敬称略>
こちらこそお声掛け頂きまして有難うございます。
僭越ながら、弊社の実態をありのままお話しいたしますので、
少しでも会員ドクターの皆様の参考にして頂けると
私も嬉しく思います。

 

独自路線を歩む稀有な医師紹介会社!

――まずお伺いしたいのは、
  御社は医療系の紹介会社の中でも
  かなり独自路線で活動されてますよね?
  まずはその辺りから教えて頂けますか?

小野)はい、私自身は独自と言うより
必然的にそうなったと考えているのですが、
客観的に見ると一般的な医療系の紹介会社さんとは
かなり違ったスタイルになってますね。

――聞いたところによると、
  御社は医師の集客に全くコストを掛けていないそうですね。
  医師会員の多いポータルサイトに求人掲載したり、
  自社の求人サイトを作成したり、
  そういった費用はないのですか?

小野)そうですね、弊社はいわゆる宣伝広告費はほぼゼロです。
おそらくこの点が他社さんと
大きく違う出発点かもしれませんね。

――それでは医師からはどのようなルートで問い合わせをもらっているのですか?

小野)ここ2~3年は、
以前関わりを持たせて頂いた医師からの紹介が多いです。
全体の6~7割が紹介です。

同僚、後輩、元部下などの先生を紹介頂く事が多いですが、
なかには元上司とか、
先日学会で知り合った先生とか、
いろんな先生を紹介頂いてます。

――紹介が6割以上…。それはすごいですね。その他はいかがですか?

小野)私どもは2011年からほぼ毎日ブログを更新しておりますので、
ブログをご覧になって共感いただき、
お声を掛けて頂くケースもあります。
あとはSNSも積極的に活用しており、
そこから相談を頂くケースも多いです。

つい数日前も、
「いつもSNSを観て参考にしています。」と
コメント付きで開業に関する相談があったり、
「すぐに転職を考えている訳ではないのですが、
自分の中長期的なキャリアについて相談したいのですが…」と
問い合わせを頂きます。

こういうのは本当に嬉しいですね。

――ブログとSNSですか。
  やはり継続するのが難しいですし、
  提供する情報を集めるのも大変ではないですか?

小野)確かに慣れやノウハウは必要だと思います。
大手さんのブログなどは非常に出来が良いですが、
現場のコンサルタントが書いたものではありませんから、
どうも血が通っていないように感じています。

弊社は現場のコンサルタントが書いてますので、
魂がこもってます(笑)。

なので文章は下手でも伝わるのかもしれませんね~。

 

求人よりもキャリアプランを優先するスタンス!

――もうひとつ質問です。
  御社は求人に重きを置かず、
  医師のキャリアプランを大事にされていますよね?
  是非この辺りも教えて下さい。

小野)はい、私自身、医療業界でエージェントをする前に、
一般的な企業や法律事務所、特許事務所、会計事務所などに
専門人材を紹介する仕事をしていました。

当時は圧倒的な買い手市場であり、
登録人材は多くいますが、求人が少なかったんですね。

こういう状況ですと、
いかにして書類選考を突破するか?のために、
履歴書、職務経歴書を求職者の方と必死に考えたり、
面接で高得点を獲得するために、
何度も模擬面接をして対策を練ったりしていたんです。

つまりそれだけ手厚いサポートを求職者に行い、
何とかして少ない求人の中でも勝ち抜けるように支援するのが
エージェントの役割だったんです。

――なるほど…。それは今の医師の転職シーンとは真逆ですね~。

小野)はい、そうなんです。
なので私も最初に医療業界に転身してきた時には
大いに戸惑いました。

求職者である医師は少なく、
登録もなかなか来ない。

でもその一方で医師を採用したい医療機関はそれこそゴマンとあり、
求人は何件もある訳ですね。

つまり圧倒的な売り手市場という事です。

そう考えると、なぜ同業他社が売り手市場で、
求人はいくらでもある中で、
それでも求人、求人と言っているのかが疑問に思えまして…。

買い手市場は、採用する側が強いです。有利です。

だからこそ不利な求職者に向けて
様々なサポートを行ってきました。

しかし売り手市場では、
転職する側の方が強く、有利なはずなんです。

求人は選びたい放題ですし、
条件面でも高待遇を勝ち取るチャンスがあるはずです。

しかし私には医師の皆さんが
求人に翻弄されているように思えたのですね。

――なるほど。確かに買い手市場と売り手市場では
  エージェントの役割も違うのかもしれませんね。

小野)そうだと思います。
そこで私が考えたのは、
医師に求人を選ぶコツをお伝えすればいいのではないか?という事だったんです。

何万件もの求人がありますと
自慢げにアピールするエージェントがありますが、
何万件あろうと実際に候補となるのは
数十件が精一杯だと思うのですよ。

であれば、その数十件からどう選ぶかが
ポイントになると思ったんですね。

――ほう、それでどうだったんですか?

小野)正直、あまり上手くは行きませんでした。
医療機関の求人は表面上ではそう内容は変わりませんし、
条件だって多少の違いのレベルです。
なので、本気で選ぼうとしても
なかなか選べないものなんですね。

――確かに案件の数は多いですもんね。

小野)はい、その反省から生まれたのがキャリアプランなのです。
まずはご自身の「棚卸」と「現状把握」、
その上でどんな職場が望ましいのか?
どんな働き方が良いのか?と
自分にとってのより良い未来を明らかにしていく。

過去、現在、未来を冷静に踏まえていく作業こそが、
求人に翻弄されないコツだと考えたのです。

――時系列に自分を振り返るという事ですね。

小野)はい、まさにそうです。
過去や現在を抜きにして
未来のキャリアプランは描けません。

過去と現在を的確に掴むからこその
安全、安心なキャリアプランです。

ただもうひとつ言えるのは、
キャリアプランを考える前に
ライフプランも考えましょうねという事です。

人生設計、将来設計は仕事だけでなく、
ご家族も含めたトータルなプランです。

これをないがしろにしたキャリアプランでは
どこかでご家族の反対に遭ってしまったり、
想定外の出来事に対して対応ができません。

やはりライフとキャリア両方のプランニングが求人選びに必要であり、
中長期的な生き残りに不可欠で、
我が身を救う事に繋がっていくのだと思います。

私どもは先生方からお声掛けを頂いた際に、
はい!と今ある求人をご案内するのではなく、
キャリアプランを徹底的に話し合って、
イチから医療機関にアプローチします。

あくまでも一般的な求人を取る作業ではなく、
その先生固有の、オリジナルな求人を探すんです。

ですから出てきた求人はまさに先生にピッタリ。

だって最初から交渉して
こちらの希望を叶えられるか?を
医療機関側に打診する訳ですから。

希望の叶う求人の中から我々のプロの視点、
そして裏側の情報も人的ネットワークの中でチェックして、
その上で最も相応しいと判断したところをご案内します。

実は弊社の場合は、
1件のご紹介で1発で決まる事が多いのです。

それぐらいに最初の段階から詰めて、交渉して、調査して、
その上でのご提案です。

システム上からポッと出した求人とは全然違いますし、
その方が多忙な医師の為でもあると考えております。

もちろん他にも様々な手法は使いますので、
すべてという訳ではありませんけどね。

――深いですね。単なる条件の良し悪しで求人を選ぶのではなく、
  ご自身やご家族の人生、そして中長期的な職業人生をもより良いものにしていく。
  なかなかできる事ではありませんよね。
  また1件の求人を突き詰める姿勢には感服しますし、
  大手のエージェントさんではなかなかできないのでしょうね。

小野)そうかもしれません。
私自身、すでに15年以上のエージェント経験があり、
今までイチ営業マンからマネージャー、支社長、執行役員、
取締役、代表取締役と様々なポジションで仕事をさせて頂き、
実に良い経験を積ませて頂きました。

成功ばかりの人生ではなく、
失敗もたくさんしてきております(笑)。

でも、だからこそ、いろんな先生方と接していても、
お役に立てるのだと思います。

また私どもは相談をお受けした後に、
不要な営業は一切いたしません。

ご相談はあくまでもご相談であり、
ご本人から依頼を頂いて初めて動きます。

しかも、場合によっては
「今は動くべき時期ではない」というアドバイスも率直にいたします。

プロフェッショナルとして転職や開業を成功して頂くために、
自社の売上よりも先生方の成功を優先しています。

その間に、キャリアプランをじっくりと話し合い、
適切な時期に、適切なプランを持って、
タイミングを見計らって動けるように導いているんです。

――そういった今までの積み重ねが御社の営業方針にも現れているのでしょうか?

小野)はい、それは間違いないです。
弊社の経営理念は「正しく、楽しく、たくましく」です。

とても簡単な言葉なのですが、
正しくなければ事業じゃない、
楽しくなければ仕事じゃない、
たくましくなければビジネスパーソンとして失格だ、
そんな意味合いを含んでいるんです。

やはり企業体としては
自社の存続のために利益を確保しなければなりませんが、
私は事業の創造によって経営資源の蓄積を図りながら、
何よりもステークホルダーと国家に貢献すべきと考えています。

――私もイチビジネスマンとしてそうありたいです。

小野)そういった経営理念を実現するために、
私どもは「医師というスペシャリストを支えるゼネラリストであろう」という
ミッションを掲げています。

医学という範疇で医師に適う訳がありませんし、
ある程度の共通言語を持てれば充分と考えています。

しかし、医師が医師である為には、
継続的な医学の研鑽が必要であり、
診療以外にも学会参加、論文発表など
忙しい日々を送っている訳ですね。

一部の天才的な方を除けば、
何かを犠牲にせざるを得ないと思うんですよ。
それを我々は補いたいと考えています。
まさしくパートナーですね。

 

確固足るミッションを持つ転職エージェント!

――スペシャリストを支えるゼネラリストですか!?
  それは先生方にとっても有難いかもしれませんね~。

小野)有難うございます。
私どもは本当にそうありたいと思ってますし、
お陰様で最近では転職や開業だけでなく、
開業医の先生から経営コンサルを依頼されたり、
総合病院さんから採用コンサルを依頼されたり、
また実に様々なお話しを頂くようになってきました。

なかには確定申告に手間が掛かるので税理士を紹介して欲しいとか、
トラブルに巻き込まれたので
弁護士を紹介して欲しいなどのご要望もあるんです。

すべて私どもがお受けする訳にはまいりませんが、
弊社の人的ネットワークを活かして、
ほぼ解決できています。

ゼネラリストとしての本領発揮です(笑)。

――それはすごいですね。普通のエージェントではありませんね。

小野)はい、私どもが目指しているのは普通のエージェントではなく、
医師の悩みに寄り添い、並走するパートナー的なポジションです。

何か悩んだ時、迷った時にふと思い出して相談する存在、
それが目標です。

だから強引な営業なんて一切しません。

ふと振り返ると我々が待っているみたいな感じが理想ですし、
先生方がそう思って頂けたら最高です。

実際にある先生は、「困った時の小野さん」と
インプットして下さっていて、
何か困った事が起こるとご相談頂いてます。

やはりベースに人としての信頼関係がないといけませんから、
今後もこの方針は貫いていきたいです。

――信頼関係は大事ですよね~。しかしそう簡単ではないと思います。
  小野さんはどうやって医師との信頼関係を構築しているんですか?

小野)そうですね。いろいろ活動しておりますが、
代表的な活動のひとつは情報発信です。
ブログは過去8年間、ほぼ毎日更新しています。

医師の転職やクリニックの開業に関しての話題を提供しておりますが、
その他、様々な情報をお届けしています。

それとSNSでの情報発信も大いに行っております。

現在進行中で利用しているのは、
facebooktwitter、Instagram、Linkinです。

私自身は、コミュニケーションのfacebook、
発信力のtwitter、写真オンリーのInstagram、
まだよくわかっていないLinkdinというように位置付けておりまして、
毎日更新をしております。

是非当記事をお読みの先生方も
SNSを活用されていらっしゃいましたら
そちらでも繋がって頂きたいです。

すべて実名、小野勝広でアカウントを作っておりますので、
検索すればすぐに見つかると思います。

アイコンの写真は自分と娘の2人で写っております(笑)。

すべて合わせると9000人くらいの医師と繋がらせて頂いております。
医師会の幹部や大学の教授などとも繋がらせて頂いているんですよ。

特にfacebookとtwitterには力を入れており、
最近はここで私どもの事を知り、
問い合わせを頂く事もかなり増えているんです。

私は相当に自分や会社の事をオープンにして情報発信をしておりますから、
しばらくSNS上でお付き合い頂けますと、
どんな人か?何を考えているのか?
どういう姿勢で仕事をしているのか?
きっとかなりご理解頂けるものと思います。

お陰様で1度お話しを伺いたいなどと問い合わせも頂けておりますし、
なかには上京するので是非お会いしたいと、
静岡、大阪、長野、宮崎、青森、北海道、岡山など、
全国各地からお声掛け頂いています。

――それはスゴイですね。御社は全国サービスをされてるんですか?
小野)いえ、まだベンチャー企業の範疇にある中小企業ですので、
医師の常勤は全国対応しておりますが、
定期非常勤、クリニック開業に関しては
1都3県に限定させて頂いております。

現在も社員を募集しており、
体制が整い次第にエリアを拡大したいと考えておるのですが、
なかなか難しいのが現状です。

――なるほど。何もかも上手く行っている訳ではなく、課題もあるんですね。

小野)そりゃそうです(苦笑)。
まだまだ限りあるベンチャー企業です。
大した資産もありません。

今までは志と心意気で事業を運営してきましたが、
今後はさらに人脈を拡大しながら、
新たなテクノロジーも活用し、
より多くの先生方のお役に立てるように
精進したいと社員一同考えています。

――いや~、私も個人的に応援していますよ。

小野)有難うございます。
実はある先生からは
小野さんの所はあんまり大きくなってはダメだ。

こんな我々医師にとって有難いビジョンを掲げて
真摯にエージェント業をしているのだから、
お金儲けに走るのではなく、
このままで続けて欲しいと言われた事があるんです。

もちろん規模や利益の追求も大事なことだとは思いますけど、
私自身も仕事は美学と考えて、
損得ではなく善悪を判断基準にして、
それこそ困った時に声を掛けたくなる存在として、
多くの先生方の右腕的なパートナーになれるように、
今後も努力を続けてまいります。

――いや~、今日は良いお話しを伺わせて頂きました。
  長時間有難うございました。

小野)いえいえ、こちらこそ有難うございます。
エージェントの評判ってまだまだですから、
同業者の皆さんとも切磋琢磨して、
医療業界に微力ながら貢献したいと考えております。

いかでしたでしょうか?

弊社のポリシーや方針がご理解頂けたかと思います。
具体的な転職やクリニック開業のご相談だけではなく、
中長期的なキャリアという側面でも
お気軽にご相談下さい。

それでは、また…。

 

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