おはようございます。
医師のキャリアプランを軸にして
転職、クリニック開業をサポートする
ジーネット株式会社の小野勝広です。
情報リテラシーが求められる時代です。
正確な情報を手に入れなければ
判断を誤る事になりかねませんよね。
しかし情報を提供する側が
自分のビジネスばかりを考えていては
そりゃ正確な情報とは言えませんね。
これを見極めるのも情報リテラシーか…。
本日のブログのタイトルは、
【 退職理由のアンケートを案内しながら転職に導く悪質さ！ 】
といたしました。
退職理由から医師の登録推進へ…
どことは言いませんが、
また考えの浅い、
ビジネスしか考えていない、
某エージェントがロクでもない事をしてました。
私はfacebookの利用に積極的なので気づいたのですが、
某社がfacebookの宣伝広告で
医師の退職理由を知りたいですか？と導き、
様々な退職理由を説明し、
そのまま自社に登録させようとする
非常に悪質な仕掛けでした。
ご覧になった先生方もいらっしゃるかと思いますが、
当然、こんな稚拙な仕掛けに乗る事はないですよね？
お金があり余ってるのでしょうね。
こんな仕掛けに何十万だか、何百万だかも掛けて、
まるで騙しのように自社に誘導する。
賢明な医師の皆様が
詐欺のような手法に騙されるとは思いませんが、
私はこの手法自体に
大変な問題が内包されていると考えます。
なぜなら…
無理に転職させるな！
コンプライアンスはどうなってる！
以前にも書きましたが、
医療系紹介協議会という
一見、まともな医療系紹介会社が集まっていそうなのに
実は真逆の意味で集まっている
非常に問題のある組織があります。
繰り返しになりますが、
この協議会ではガイドラインを定めております。
① 医療従事者の転職活動を濫りに助長するような、
不適切な広告表現は行わない。
② ご紹介した医療従事者に対して、
再転職を目的とした働きかけは行わない。
③ 求人者に対する適正な紹介行為を阻害するような、
医療従事者への金銭の提供は行わない。
前述した仕掛けですが、
私は①に該当すると考えます。
退職理由を並べ立て、
不安を喚起し、
転職に誘う…。
まさかこの会社、
医療系紹介協議会に加入してないよな？と
チェックしてみたら、案の定…加入してました。
この協議会自体が形骸化している証拠ですし、
会社自体のコンプライアンスにも問題があります。
一応申し上げておきますが、
医師の皆さんならほぼ100%知っている会社です。
ま、大手ですし、
資金力で黙らせるのでしょうし、
いくらでも詭弁を述べるのでしょうけど、
個人的には許し難いと思います。
なんて事を言ってたら
どこかから圧力が掛かりますかね～？
まあそんな事があったら
あらゆるチャネルを使ってバラしちゃいますけど(笑)。
これでいいのか？ビジネス界…。
まあいいです。
同業他社が何をしようが、
その会社がリスクを負って、
経営者の方針通りにやってるのでしょうから、
内部で考える問題です。
ただ私は最近思うんですよね。
大企業の不祥事が連発しているじゃないですか？
どこも立派な会社ですよね。
きっと社員も優秀な人が集まってると思うんですよ。
一等地にオフィスを構え、
一流大学から優秀な学生を採用し、
社員教育にも力を入れて、
銀行や株式市場からの資金調達も順調で、
多くの顧客を持ち、
物凄い金額の売上を上げて、
素晴らしい伝統と文化を築きながら
不祥事を起こす…。
なぜなんでしょう？
過去の成功に胡坐を掻いてしまったのでしょうか？
大きな図体を維持する為に悪魔に魂を売ったのでしょうか？
それともな～んにも考えていないのでしょうか？
大企業だから許されると思ってるのでしょうか？
経営陣が暴走しているのでしょうか？
私には答えはわかりません。
何か１つの理由というよりも
複数の理由が複雑に絡み
ガバナンスが効かなくなってしまっているのでしょう。
終身雇用はもう無理です。
法人税は下げて下さい。
副業・兼業は解禁します。
合わせて早期退職制度を実行します。
どうも迷走しているように思えるんですよね。
最近の大手企業って…。
私には理解できませんが、
何のために企業が存在するのか？
企業の社会的な存在価値とは何か？
ビジネスとは何か？
根本的な部分から
考え直さなきゃいけないように思えます。
前述した紹介会社さんも
大儲けしてるのはいいですけど、
医療業界を壊さないで下さい。
医療系紹介業界の評判を落とさないで下さい。
好き勝手やるのはいいですが、
その内、政府や厚労省、医師会が
敵になるんじゃないですか？
それでは、また…。
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