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事前の話しと違うじゃないか!という医師の転職失敗の防ぎ方

2020年11月25日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師のキャリアプランを研究し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

医師の転職に関する失敗事例は
今まで大変多く耳にしてきました。

非常に残念ですし、
何とか少しでも失敗を減らしたいと思い、
当ブログを始めとして
各種SNSなども活用して情報発信を続けてきました。

そう簡単にはなくなりませんが、
負けじと今後も続けてまいります。

 

本日のブログのタイトルは、
【 事前の話しと違うじゃないか!という医師の転職失敗の防ぎ方 】
といたしました。

 

<目次>
1.転職はせめぎ合い?
・医療機関の勝手な都合
・医師からの紹介、安心の裏にあるしがらみ
2.第三者に相談できる体制づくり
・弁護士や社会保険労務士という専門家
・転職エージェントという専門家
*まとめ

 

 

1.転職はせめぎ合い?

雇用主と労働者。
相反する存在です。

医療機関と医師。

ある部分では地域の患者のために
協力して挑みますけど、
雇用主と労働者という観点では
やはり相反する存在なのですよね。

この辺りのバランスをどう認識し、
いかに対処していくべきか?

そもそもの構図自体が
相反する訳ですから
賢く見極めていきたいものです。
まさにキャリアリテラシーが必要です。

 

・医療機関の勝手な都合

今まで医療機関の都合で
事前に聞いていた話しと違うじゃないか!という
あってはならない事例を何度も耳にしました。

例えばですが…

・給料が想定より低い
・当直やオンコールが多い
・業務の割合が希望と異なる

こういうケースって
実はかなり多いんですね。

そしてなぜか女性医師の方が
このようなケースに
巻き込まれてしまう事が多いように感じます。

もちろんこんなケースは看過できるものではなく、
病院幹部や事務長に申し立てても
すでに入職してしまっている以上、
嫌なら辞めればと言われれば
早期退職になりキャリアの傷になってしまいますから
しばらく我慢して勤めたり…。

医療機関だって
こんなところばかりではなく、
医師を大切にする至極真っ当なところも多いです。

しかしごく一部では
こういうケースがあるのも事実。

苦情を申し立てても
百戦錬磨の事務長がのらりくらりと
詭弁を弄して話しにならず…。

この怒り…誰にぶつければいいの?

そうなんです。
入職してから気づいても遅いんです。

入職前にきっちり話しを付けて
書面に落とし込んでおくのがベストですね。
いや防止策としてはそれしかありません。

 

・医師からの紹介、安心の裏にあるしがらみ

本来はこういった話しの食い違いを防ぐために
転職エージェントは存在します。

ですが誠に残念ながら
医師の転職エージェントで頼りになる所は数少なく、
むしろ逃げて隠れてというケースも少なくありません。

だから医師同士のネットワークで
職場を探したほうがいい…という考えは理解できますが、
今まで私が耳にしたケースでは…

・自分が辞めるために引き入れた
・条件を任せきりにしたら驚くほどに低い提示
・物凄いハードな勤務、信頼していたのに裏切られた

こんな事態に陥って
本当なら机を叩いて辞めたいところですけど、
頼って入職したしがらみがあって
安易に辞める訳には行かず、
悶々とする毎日を過ごしている…なんて話しも
実は少なくないのですね。

これらがレアケースで、
医師同士のネットワークを使った転職は
大半がスムーズに行っていると信じたいところですが、
実態はいかがでしょうか?

大学医局の人事部機能が
医局員不足に陥り
以前ほど機能していない昨今、
これからは1人1人の医師が
キャリアリテラシーを持って、
自分の身は自分で守るという意識が
益々必要になってきています。

 

<参考>
二刀流、三刀流のキャリアプランが我が身を救う!パラレルキャリア、スラッシュキャリア。

 

 

2.第三者に相談できる体制づくり

事前の話しと全く違う。
こんなんなら今すぐ辞めた方がいい。

そこで退職の申し出をした時に
責任感の欠如を指摘されたり、
いきなり改善を約束されたり、
硬軟合わせて
懐柔策に出てこられるケースもありますね。

それで納得できるならいいですが、
多くは逆効果で
誠意のなさに呆れるばかりであったりもします。

場合によっては契約内容が云々だとか、
法的な問題を指摘されて
慌てふためく事すらあり得ます。

 

・弁護士や社会保険労務士という専門家

私どものような仕事をしていると
雇用関係の最低限の法律知識は身に付けていますので、
ご相談いただければアドバイスはできます。

実際に今までも何度か
辞めたいのに辞めさせてくれないというシーンで
すんなり辞める事に繋がる助言をしてきました。

しかしベストなのは
弁護士や社会保険労務士といった
本物のプロを頼る事です。

え、いきなり弁護士?敷居が高いなと思われる場合は
下記のような利用しやすい機関もありますので、
本当にお困りになった場合は
相談してみるのもよいと思います。
法テラス

また本当に悪質な場合は、
下記のようなサービスを検討しても良いかもしれません。
弁護士による退職代行サービス

 

・転職エージェントという専門家

こういった労働問題は、
ただ解決すればよいものではありません。

「円満」であるかが問題ですね。

一応解決はしたけれども、
後に引く解決では
狭い医療業界ですから、
どこかで出会う事もあるでしょうし、
その時に気まずい思いをするのも
避けたいところですよね。

本来的には転職エージェントは
転職に関するすべてに携わる訳ですし、
法的知識も持っているべきで
今までのトラブル回避やクレーム処理の経験を活かして
円満解決に導くべき存在です。

しかし医療系の転職エージェントにおいては
私の知る限り役に立たないケースは多いですし、
ひどい場合は相手方の肩を持つ事もあるようです。

これでは相談するだけ無駄になりますけど、
なかには真摯に対応し、
上手く問題解決をしてくれるコンサルタントもいるはずです。

この辺りは相手を見極めて
相談すべきか否かを決めたほうが良いですね。

 

<参考>
医局に出入りしている業者だから信用してしまった医師の転職失敗

 

 

*まとめ

結論を申し上げますと、
事前の話しと違うじゃんか!という時点で
すでに遅いのですね…。

もちろん辞めるという選択肢はありますし
そのための問題解決はできるのですが、
突き詰めた解決策は、
事前にきっちり詰めておくしかありません。

それに加えて、
いざという時に相談できる人を
人脈として持っておくという事ですね。

弁護士や社会保険労務士などの専門家との人脈、
もしくは専門家との人脈を持っている人、
経験豊富な転職エージェントなどの人脈、
こういう人的ネットワークは
いざという時に有効です。

いつも言うことですけど、
情報収集と人脈形成は
ドクターにとっても有用なのですね。

それでは、また…。

 

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