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初めての転職活動で注意すべき重大なポイントとは?

2021年8月4日by gnetdoctor

おはようございます。

医師が転職や開業を失敗しないために
キャリアプランの重要性を唱え続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

誰にでも「初めて」という通過点はありますね。

医師の場合は大学医局に長く在籍していると
初めての転職が遅いケースもあり得ます。

やはり初めての時は
どんなものでも勝手がわからず、
慎重にならないと失敗しがちです。

しかし転職という人生の転機においては
失敗したくないのが当然の姿でありますから、
今回はその注意点について考えてまいります。

本日のブログのタイトルは、
【 初めての転職活動で注意すべき重大なポイントとは? 】
といたしました。

<目次>
1.初めての転職活動で戸惑うこと
・意外と転職に関する有用な情報ってないんだな
・転職エージェントって強引な営業をするんだな
2.初めての転職活動で注意すべきこと
・事例とノウハウを手に入れましょう!
・判断材料が足りないままで決断をするのは避けましょう!
*まとめ

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1.初めての転職活動で戸惑うこと

私が初めて転職をしたのは27歳の時でした。
社会人になって4年半お世話になった会社を辞めて、
新たな会社に入社しました。

この転職が成功だったか失敗だったかと言えば、
間違いなく「失敗」でした。

でも職業人生ってのは面白いもので
完全な「失敗」であった転職も
後々プラスになったりするものなんですよね。

しかし当時は
とんでもないブラック企業に入ってしまった…と
とても後悔しましたし、
ある意味では人生の汚点と言えるかもしれません。

当時の転職活動なんて
情報はほとんどないし、
自分自身転職のノウハウはほぼゼロでした。

準備も計画もないのですから
そりゃ「失敗」するのも当然です。

この時の自分自身の「失敗」そして反省が
私が人材紹介業に関心を持つようになったきっかけですし、
営業力をガッチリ身に付けることができたというのもあり
ホント長い目で見れば何が人生にとってプラスになるのか…
わからないものなんですよね。

まさにキャリアドリフトです。

<参考>
全く知られていない?キャリアドリフトなき医師人生の大きなリスクとは?

・意外と転職に関する有用な情報ってないんだな

ちなみにこの私の初めての転職の当時は、
ネットなどない時代でしたので
求人探しは紙媒体、いわゆる就職情報誌でした。

リクルートさんが出していた…
あんまり記憶に残っていないのですが
デューダとか、タウンワークとか、
そういうものだったかと思います。

他には新聞に求人が掲載されていました。
今では考えられないくらいに
かなり大きなスペースを示していたように思います。

この頃と比較したら
今は隔世の感がありますよね。

インターネットに個人が簡単かつ安価にアクセスできるようになり、
情報量自体は飛躍的に手に入りやすくなったと思います。

特に「求人」に関しては
件数自体は驚くほどの掲載量ですよね。
とても全部はチェックしきれないくらいにあります。

ところが私は肝心の情報の質が心許ないと考えているのです。
事実、先日ある医師がこうおっしゃっていました。

求人サイトを見ていても
多くの求人が掲載されていますけど
その情報は施設概要と基本的な条件面がほとんどで、
自分が必要とする内情は把握できないんですよね。

これでは判断できないと思い、
転職エージェントにいくつか登録してみましたが、
案内される求人の情報量はやはり少なくて
おススメされても安易に乗れないと感じているんです。

まさにその通りだと思います。
私も同感です。

ましてやもっと不足しているのは、
実は転職に関する事例やノウハウではないかと
私は考えております。

営業に結び付けるための
宣伝広告のような成功事例だけではなく、
むしろこのパターンでは失敗するとか
求人はこう選びましょうという注意を喚起するもの、
面接ではここに気を付けましょうとか、
オファーされた条件はここをチェックしましょうなど
こういった「転職ノウハウ」こそが
絶対的に必要な情報ではないかと思うのです。

こういった肝心要の情報を抜きにして、
やれ高条件求人だとか、
オンコール当直なしで年収アップとか、
他にはない非公開求人だとか、
そういう求人をエサにして医師を釣りあげようとする
宣伝広告である情報なんて不要ですよね。

むしろ百害あって一利なしではないでしょうか?

前述した医師はこうもおっしゃってました。

実際に転職活動をしてみて思うのは
意外と医師の転職に関しての有用な情報って少ないんだな。

条件で釣ろうとする求人は多いけど
その病院の内情とか、募集の背景とか、
転職活動で気を付けるべきことなど
自分が必要とする情報ってありませんね…。

まあこの状態で
弊社の発信する情報に辿り着き、
この会社は他とは違いそうだということで
お問い合わせをいただきましたので
弊社としては全然いいんですけど(笑)
業界全体としては考えなければいけませんよね。

<参考>
どこで判断すればいいのか?医師求人の見極め方マニュアル

・転職エージェントって強引な営業をするんだな

続けて前述の先生のお言葉です。

自分は長く大学医局にいたので
転職といってもどうすれば良いのかわからない。

WEB上で研究はしたものの
自分が必要とする情報はどうしても手に入らない。

やはりプロに依頼するかと思って
大手の転職エージェントに問合せして
数社の担当者と面談をしてみたけれど
話し内容は希望条件と求人ばかり。

詳細を突っ込むとしどろもどろになるので
あまり深い話しはできず。

その後は何件もの求人を案内されるけど
自分の希望にマッチしているとは思えないし、
何より情報量が判断するには足りない。

それなのに早くどこを受けるか決めて下さいとか、
いい求人はどんどん埋まってしまいますよと
まるで脅しのようなことを言われ辟易している。

もっと詳細の情報が欲しいと伝えても
次から次へと求人が送られてくるだけで
さすがにこれ以上期待しても無駄だなと諦めたんです。

こんなふうにおっしゃってました。

この先生が欲していたのは
どう転職活動を進めていくのか?
どんなスケジュールで、どのような方針で進めるか?
数多い求人の中からどう見極めていくのか?
こういった「転職ノウハウ」だったのに
転職エージェントは早く決めたいと
売上を優先していたのが良くなかったのですね。

<参考>
一部の医師転職エージェントがかなり強引な営業をしているようです…。

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2.初めての転職活動で注意すべきこと

今までご紹介してきたこの先生は
初めての転職という事でしたが、
非常に真っ当であり、
本来は転職活動とはこうあるべきと私は考えます。

しかしこういった真っ当な方に対して
真っ当な対応ができないのが
現状の医師転職エージェントの抱える大問題です。

求人で釣り、
次から次へと求人を案内し、
条件だけで求人を選ばせていくような手法は
売り手市場が終わった昨今、
すでに通用しなくなってきてます。

ごく真っ当な転職活動に切り替えねばなりません。

ちなみにこの先生は
弊社にお問合せをいただいて
じっくりと今後のキャリアプランや方向性を固めていき、
そう月日を待たずに満足できる職場と出会えましたよ。

初めての転職なのですから
心配や不安は多かったと思われますが、
寄り添うように並走し、
医療機関の面接にも同行し、
いただいた内定通知書を一緒に吟味して
今までの事例や業界の相場観などをお伝えして
安心してここに決めます!とおっしゃっていただきました。

・事例とノウハウを手に入れましょう!

転職を考え始めたら
求人サイトや転職サイトをチェックして
とにかく高条件の求人を探す…。

いつからこんな風になってしまったのでしょうね。

私はこれは誤った転職手法であり、
転職を失敗する可能性がグッと高まり
運を天に任せるだけだと考えております。

転職を考え始めてまずすべきなのは
自身のキャリアプランを考えることです。

キャリアプランを見い出すためには
「事例」と「ノウハウ」が必要です。

事例はできるだけ多く知ったほうが良いです。
ある意味では歴史に学ぶということでもありますね。
やはり賢者は歴史に学ぶのです。

様々な事例を知ることで、
もし自分だったら…と考えて
視野を広げることができます。

ノウハウについては、
是非とも当ブログで提唱している
「キャリアプラン3箇条」を念頭に入れていただきたいです。

またキャリアプランの前後を考える事も重要であり、
当ブログではこれを「キャリアの4ステップ」として
より良いキャリアを手にするための概念を推奨しています。

このキャリアプラン3箇条や
キャリアの4ステップについては
下記のブログでご説明しておりますので
どうぞご参照下さい。

<参考>
医師にとってもオリジナルプランが混迷の時代を切り拓く3つの理由!

・判断材料が足りないままで決断をするのは避けましょう!

今まで何名もの転職を失敗した先生と出会ってきました。

お話しを伺うと…
高条件に乗せられてしまったとか、
エージェントに強く勧められたのでとか、
よく考えずにここでいいかと安易に決めてしまったとか、
様々な失敗要因がありました。

でもこれらをまとめると
事例やノウハウという情報不足であり、
判断材料がないままに決断してしまったのですね。

どうすれば良かったのか?
突き詰めると転職活動をスタートする「前」に
重大なポイントがあったのではないかと私は考えています。

残念ながら医師の転職時には
判断に足る情報が不足しているのは事実です。

私どもが動いても
完璧な情報は手に入りません。
同業他社よりは少し良いというレベルです。

医療機関側ですら
理事長や院長の方針次第で
求人内容が急遽変わってしまう事もありますし、
あまり出したくない情報や
オープンにはできない内部事情だってあるでしょう。

このように考えると
我が身を守るのは自分だけ…となるんです。

それが私はキャリアプランであると考えており、
キャリアの4ステップという段階を踏んで、
キャリアプラン3箇条という原則を意識して
自分なりの価値感、
そして判断基準を確固足るものにする必要があります。

変わらないものに期待するのではなく、
変えられるものをしっかり変えるという事です。

変わらないのは過去と他人。
変えられるのは未来と自分。

少なくとも転職シーンでは
自分さえしっかりしていれば
未来をより良いものに変えていけます。

求人サイトや転職サイト、
転職エージェントの安直な宣伝広告に翻弄されるのではなく、
自分が価値観と判断基準を持って、
我が道を粛々と進むのが最善と思います。

<参考>
求人主導の誤った転職活動をしない為に医師求人サイトのカラクリを暴露します!

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*まとめ

初めての転職…。
私もそうでしたが何をどうしたらいいものか…
よくわからないってのが本音ですよね。

でもネット上には
意外と欲しい情報はなくて
あるのは求人サイトや転職エージェントの宣伝広告ばかり。

コラムなどを読んでいると
一見、有用な情報提供をしているかと思いきや、
結論は高条件の求人があるから登録して下さい…なんですよね。

でもその高条件の求人は本当に良いものか?は
それこそ入職してみないとわからない。

清水の舞台から飛び降りるつもりで
思い切って飛び込んでみたら
聞いてた話しと全然違う…。

そこでようやく転職を失敗したことを悟るのですね。

私は転職業界で仕事をする人間の1人として
こういう事例を1件でもいいから減らしたいのです。

実際に自分自身今でも現場に出ながら
多くの先生方とやり取りをしていますし、
ZOOMキャリア相談というかたちでも
様々な先生方の悩みや困りごとを伺っています。

それを知れば知るほどに
転職失敗防止策の特効薬として
キャリアプランを考えましょうと提唱し続けています。

安易に高条件の求人に乗っかるのではなく、
また条件だけで転職先を選ぶのではなく、
キャリアプランに合致するかどうかで
転職先を選んで欲しいのですね。

相当に失敗を減らせると確信していますし、
実際に当社経由で転職した先生で
転職を失敗した先生は劇的に少ないのです。
(本当はゼロですと言いたいところですが、
数年前に転職した先生でも事情が変わることもあるので
敢えてゼロとは申し上げません)

特に初めての転職では
勝手がわからないわけですから、
どうしても求人選びに比重が掛かりがちなんですが、
そうではありません。

初めての転職こそキャリアプランです。
もっと言えば、そのベースとなるライフプランなのです。

自分の望む姿かたち。
これが明確にならないままの転職活動は
非常にリスキーであると言わざるを得ません。

どうか事例とノウハウを手に入れて、
慎重な転職活動をなさって下さい。

それでは、また…。

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