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無能なコンサルタントを見抜く方法10のポイント!

2021年9月15日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師が転職や開業を失敗しないために
キャリアプランの重要性を唱え続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

世の中は信頼関係で成り立つのが
ベストだと思うんですね。

しかし不信、不安、不満が渦巻く現代社会。

油断すると悪意を持った輩が近づいてきて
驚くような最悪の事態になることもあり得ますね。

ヒューマンリテラシーとでも言うのでしょうか。

人をよく見て、よく観察して、
誰を近づけて、誰を遠ざけるか。

ここを見誤ると
自分の人生やキャリアにもマイナスとなります。

私はどちらかというと
性善説で人と付き合うことが多いのですが、
今までの人生を振り返ってみると
やはりとんでもない人も混じってました。

それほど多くはありませんけど、
2度と付き合わないどころか
2度と顔を合わせたくない人も何人かはいます。

そんな目に合わないように
今回はコンサルタントの見抜き方について
考えてまいります。

 

本日のブログのタイトルは、
【 無能なコンサルタントを見抜く方法10のポイント! 】
といたしました。

 

<目次>
1.こんなコンサルタントは嫌だ!転職編
・自分のキャリアがボロボロな転職コンサルタント
・右から左に流すしかできない低能コンサルタント
2.こんなコンサルタントは嫌だ!開業編
・サラリーマンが開業医を支援できるか?
・開院後に責任を持てない開業コンサルタント
*まとめ

 

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1.こんなコンサルタントは嫌だ!転職編

コンサルタントって
相当にピンキリです。

新入社員でも、未経験者でも、
名刺にコンサルタントって入れたら
はいできあがり!の世界ですからね。

でも本当に胸を張って
私の仕事はコンサルタントですと
正々堂々と言える人がどれだけいるでしょうか?

私が知る限りですが、
コンサルタントについて
説明できないコンサルタントがいたり、
コンサルタントとして実績がなくて
まったく自信がないコンサルタントがいたり、
コンサルタントの仕事を一丁前に語るけど
突っ込まれるとあたふたするコンサルタントがいたり、
正直お話しにならないコンサルタントが多いのですね。

まあ会社のほうもですね、
営業職で募集をすると応募が少ないので、
コンサルティング営業とか、
実態をごまかして募集を掛けたりしていますから
本当に困ったものです。

こんな状況ですから
本物のコンサルタントは少ないですし、
偽物ばかり増えているのが現状です。

 

・自分のキャリアがボロボロな転職コンサルタント

コンサルタントの語源は、
「コンサルト=相談する」にあるそうです。

悩みや課題の相談を受けて、
それを解決するのがコンサルタントというわけです。

その内容、専門分野によって
戦略コンサルタントだとか、
財務コンサルタントとか、
経営コンサルタントとか、
転職(キャリア)コンサルタントとか、
開業コンサルタントなどと
いくつもの種類に分かれるのですね。

さて弊社は転職支援と開業支援をしていますので
今回はこの2つについてお話しします。

まずは転職コンサルタント、
キャリアコンサルタントについてです。

厳密に言うと
キャリアコンサルタントは国家資格ができ、
その有資格者しか名乗れないことになっています。

しかし資格が出来上がる前から
キャリアコンサルタントという言葉は使われてましたので
今でも使われてしまっているのです。

よって私は転職コンサルタントというのが
適切なのだろうなと考えています。

まあこのキャリアコンサルタントという資格ですが、
この有資格者だからと言って
何か優れたサービスが提供できるわけではありません。

資格を取るのは大変ですけど、
転職シーンでは理論理屈よりも
複雑な「事情」があったり、
特有の「感情」があったりしますので
資格云々ではなく感性、センスが重要であり
そして営業スキルが必要なんです。

それを資格でごまかそうとしても無理です。
悩みや課題を解決するのが
コンサルタントであると定義するとしたら
相談には乗れても
解決ができないならコンサルタントとは言えません。

そうは言ってもなかには能力の高い
キャリアコンサルタントの方もいらっしゃるとは思います。

ただ私の個人的な経験上では、
仕事もできないくせに資格を持ってるからと
偉そうにしている…みたいな人間が
意外と多くいたものですから(苦笑)。

ま、それは置いといて
キャリアコンサルタントにしても
転職コンサルタントにしても
キャリアアドバイザーでも
名称は何でもいいんですけど
言ってみれば「転職のプロ」のはずですよね。

ところがキャリア上で迷走している人間や
まずはお前がしっかりしろよという人間や
キャリアについてあまりにも無知であったり、
仕事や職業や転職マーケットへの関心が低かったり、
かなり残念なコンサルタントが多いんですよ。

なぜこんな事になるのか?

紹介会社がマッチング至上主義になっていて
コンサルタントの仕事は
求人を右から左に流し、
求職者を左から右に流し、
あとは強引にそれを成立させようとする。

毎日毎日こればかりなんです。
だからノウハウが身に付かないですし、
1件1件の関わりを深くするよりも
多くの件数をグルグル回すことが優先されるのですね。

しかもKPIでガチガチに管理され、
マシンのように働くだけです。

実はキャリアコンサルタントの資格を目指す人は
こういう現状に嫌気が刺して
もっと求職者に寄り添いたいと考えたケースが多いのですが、
でもどこのエージェントもこんなんなので
目的を見失い、行き先を失ってしまうのです。

なかには独立して相談を受ける方もいますけど
コンサルタントは解決してナンボですので
相談だけでは事業が成り立ちません。

何十万、何百万もの相談料は取れませんから。

もう紹介会社は嫌だ。
マッチングばかりの仕事は嫌だ。
こんな会社は長く勤められない。
ボーナス貰ったら辞めてやる。
コンサルタントなんてロクな仕事じゃない。

こんな思いを持ちながら仕事をしている
転職コンサルタント、キャリアコンサルタントを
どう思いますか?
相談するに適していますか?

だいたいこういう人は
実績も上がっていないし、
出世もしないし、
経験値も上がらないし、
転職しても上手く行かないし、
転職に関わる一部の業務しかできません。

人様のキャリアをより良いものにすべきなのに
当人のキャリアがボロボロなんです。

こんな人に相談しても無駄だと思いませんか?

チェックすべきなのは、
①何年この会社でこの仕事をしているのか?
→ 2~3年では話しになりません。
②コンサルタントの仕事は好きですか?
→ 嫌いとは言わないでしょうが、
当たり障りのない美辞麗句を答える人はダメです。
③コンサルタントの仕事の嫌なところは何ですか?
→ ②より③のほうが饒舌ならもうダメですね。

転職やキャリアについて相談するなら、
その道で成功している人をおススメします。
そうでないなら意味がありません。

人生哲学やキャリア論を語れないコンサルタントなんて
偽物としか言いようがないんですね。

 

・右から左に流すしかできない低能コンサルタント

前述したように
転職コンサルタントのスキルが上がらないのは
求職者や求人を右から左に流すだけだからです。

そのバックボーンや情緒的な部分を見ずに
条件だけでマッチングする。

これは医療で例えるならば
問診票だけを見て
おざなりな診察で診断を付けて
治療計画を立てるようなものです。

普通はあり得ないことが
医師の転職コンサルタントたちは
何の疑問も感じずに行っているのですね。

しかもこの治療計画にはパターンがあって
消化器内科医で神奈川県在住ならこれ!とか、
整形外科医で千葉県在住ならこれ!と
まあお決まりパターンがあるのですね。

紹介するのは
いつもあそことあそこの病院です。

いわゆる思考停止状態ですね。

できることなら
私のこの発言に猛反論をしてくる
コンサルタントが存在することを願います。

でもいないでしょうね。
また反論してきても
それに対する私の反論でぐうの音も出なくなります。

弊社も今まで何名もの
医師の転職コンサルタント経験者を採用したんです。

最も短い人間で5年半、
長い人間は15年以上勤めてきていました。

そりゃ即戦力だと期待しますよね。
ところが残念ながらそうはなりませんでした。

それどころか驚くほどに知識がなく、
年数だけが自慢です。

ほとんど実績も出せずに辞めていきました。

面白いことに現在在籍している若手社員は
そういった経験者よりもよほど優秀です。
すでに実績もバリバリ出しています。

全くの未経験だったんですよ。
素直で、真面目で、営業センスがあって、
人を見極める目があって、
仕事の基礎的なスキルが全般的に高い。

もう1人以前に在籍していた社員で優秀だったのは
看護師のエージェントで長く勤務していたけど
医師は初めてという社員でした。

ここで明らかになるのは
医師の転職コンサルタントを何年やろうが
右から左に流すエージェントにいたら
何の力も身に付かないということなのですね。

それでは最後にこんな転職コンサルタントは
避けたほうがいいですよという10か条を考えてみます。

①新卒、第2新卒など若手がメインの担当者となる
②本人に転職経験がない
③社会人としての常識がない
④型通りのヒアリング
⑤連絡が遅い
⑥医療の知識があまりにも薄い
⑦経験年数だけが自慢のベテラン
⑧資格だけが自慢のベテラン
⑨営業スキルが低い
⑩マッチングしかできない

このなかで1つくらい当てはまるなら
まあギリギリセーフとしましょう。

でも3つも4つも当てはまるなら
担当者は変えてもらうか、
他社に変えたほうが無難なのは間違いありません。

 

<参考>
転職エージェントのコンサルタントってピンキリです!

 

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2.こんなコンサルタントは嫌だ!開業編

それでは続いて開業コンサルタントです。

転職コンサルタントもお寒い状況であり、
ただのマッチンガーばかりです。

大手の紹介会社ほど
この傾向は高くなり、
優秀な転職コンサルタントは
独立したり、
小さな会社で手厚い支援をしていたりします。

実はこの構図は開業も全く同じです。
いやもっとヒドイかもしれません。

 

・サラリーマンが開業医を支援できるか?

転職コンサルタントは
転職を何度か経験している人なら
できなくはないと思います。

しかし開業コンサルタントはそうは行かない。
開業医になるということは経営者になるということです。

それを経営の経験が全くないどころか、
管理職の経験もない人がするとなると
ちょっと問題だと思われませんか?

こんなんだから「開業させ屋」なんて言葉が
蔓延ることになるのですね。

そりゃただ開院するだけなら
最低限のノウハウがあればできるでしょう。

その場合は多少のトラブルには目を瞑り、
集患に時間が掛かることを覚悟し、
資金繰りに関してはご自身で厳格になさることを
おススメします。

ここが経営的には肝心要なのですが、
経営を知らない人がコンサルするなら
この点は頼らないほうが無難であります。

おそらくこういう開業コンサルタントは
コンサルティングフィーが安価であることが多いです。

しかし洩れなく何らかの物品の購入や
開院後の顧問契約などを求められて
結局、初期投資が高く付いてしまうのですね。

まして「開業させ屋」は
まさしく開業させることだけを仕事としますから
開院後に上手く行こうが行かまいが一向に構いません。

以前、私たちの仕事は開院までです。
開院後には声を掛けないで下さい…と
言われた先生と出会いましたが、
こういうことなんですよ。

別に私の申し上げることが
全て正しいだなんて思いませんが、
これから経営者になる開業準備は
できれば経営者がサポートすべきです。

様々な経営上の経験を
開業準備期間に伝授するのがベストです。
これは経営者同士だからこそ
わかりあえることでしょう。

もちろん何から何までとは行きませんから
経営者である開業コンサルタントの右腕として
若い社員がサポートするのはありです。

これも経営者から直接指示が出て、
経営的な過ちとなるリスクがない分野に
限定することはもちろんの事です。

間違ってもメインの担当者が
え?君で大丈夫なの?
社会人何年めなの?
今まで何件開業支援をしてきたの?なんて
不安に思うような業者を使ってはいけません。

また名ばかり管理職にも気を付けましょう。
部長さんだからいいかと思いきや
部下は1人もおらず、
入社した時から退職する時まで
ずっと部長のコンサルもいます。

別に役職や年齢ではなく、
経営者に必要なのは経営的なセンスと経験です。
部長だからいいとか、
役員だからいいという話しではありません。

もうひとつのチェックポイントとしては
大手企業は人事異動があるということです。

つまり人事異動で開業支援の部署に来て、
数年後には人事異動で他部署に異動する。

こういう人がノウハウを持つことはありませんし、
組織としても良質な経験値とはならないでしょう。
だいたいモチベーションが高くないです。

別に望んで異動したわけではありませんし、
数年すればいなくなるのです。
本気でやる人は少ないでしょうね。

開業医は経営者です。
そのサポートをするのは
経営者、経営陣が望ましく、
経営者が全責任を負えるような体制が必要です。

 

・開院後に責任を持てない開業コンサルタント

前述したように
開院後に責任を持てない、持たない
開業コンサルタントは本当に困ったものです。

これ主治医なのに
治療をスタートしたあとは
知らんぷりみたいなものです。
あり得ませんよね。

私は開院後に責任を持つということは
①開院前に集患マーケティングをしっかり行っておく。
②運転資金をたっぷり残す、つまり初期投資をできるだけ下げる。

この2点が重要と考えていますが、
おそらく②が問題です。

開院後に責任を持ちたくないコンサルタントは
初期投資をできるだけ高くして
業者間で分配したいだけなんですよ。

だから開院後の運転資金なんて
知っちゃこっちゃないわけで、
とにかく開院前にお金を使わせる。

「開業させ屋」とはこういう人たちです。

とにかく物品を購入させようとする。
不要なものまで口八丁で買わせようとする。
しかも一見値引きをしたように見せ掛けて
高値で販売をする。

これらはよく聞く事例です。

開院後が見えないままに
開業準備を進めるのはストレスが溜まります。

普通は開院日が近づくと
ワクワクしてくるものですけど、
あと数日で開院という状況でも
本当に大丈夫かな?と不安なのはキツイですよね。

そんな開業コンサルタントは
是非とも選ばないようにしていただきたいです。

それでは最後にこんな開業コンサルタントは
避けたほうがいいですよという10か条を考えてみます。

①経営マインドが著しく欠けている。
②開院後には責任を持たない。
③連絡が遅い。
④言われたらやるけど言われないとやらない。
⑤たまたま人事異動で開業支援部隊に来た。
⑥何でもカネ。カネの亡者。
⑦医師の希望より自社の都合を押し付ける。
⑧開院後も料金が発生し続ける。
⑨いつも同じお抱えセットの業者しか使わない。
⑩開業物件が決まった後の開業準備は関わりが薄い。

①~⑩のいずれを取っても
こんな開業コンサルタントは嫌だ!という
低レベルなコンサルですよね。

でもこういうコンサルは意外と多くてですね
開業準備期間中に大きなトラブルに巻き込まれたり、
あまりにも頻繁に言うことが変わって
先生自身が大きなストレスを抱える事になったり、
開院まではスムーズだったけど
開院後に様々な問題が浮上したりなど
開業を失敗した話しは枚挙に暇がありません。

本来的には開業コンサルタントの役割は、
トラブルを犯さない優良業者をピックアップして
開業希望医師の方針に合う厳選した業者を
お繋ぎすることであり、
開院後の運転資金を目減りさせないように
無駄な物品を買わないとか、
高値掴みをしないようにとか、
できるだけ初期投資を抑えに掛かることであり、
開院後に集患に困らないように
事前にそのクリニックに合わせた
また地域の事情に合わせたマーケティング策を
しっかりと打っておくなど
これらをすべきであります。

しかしこういう開院に向けた大事な要素よりも
自社の儲けだとか、
開院までしかやらないよとか、
開業準備の間にいかに吸い取るか?みたいな
何だかロクでもないことを優先する
開業コンサルタントが少なくないのが現実です。

こんな開業コンサルタントを選ぶのは
絶対に避けたほうがいいですよね。

やはりそれこそ共同で開業するんじゃないかぐらいに
共に開業準備をしてくれる
パートナーのような人を
開業コンサルタントに指名するのが
開業を成功させるためのコツのひとつであると
つくづく思うのです。

 

<参考>
ありそうでなかった本物のクリニック開業コンサルタントとは?

 

医師 キャリアコンサルタント キャリアアドバイザー 転職コンサルタント 医師紹介会社 転職エージェント 転職相談 キャリア相談 開業相談 ジーネット株式会社

 

*まとめ

今回は転職と開業に関する
コンサルタントをどう見極めるか?という
難題についてお話ししましたが、
いかがでしょうか?

私は医師にとって
転職は人生の転機であると思ってますし、
開業を人生の大きな分岐点であると考えています。

ですからとにかく失敗して欲しくありません。

そのためには失敗しない方法を
熟知している本物のコンサルタントと
タッグを組むのが重要です。

コンサルタント自身が
自信がなくて、経験がなくて、
失敗を犯すようでは話しになりません。

コンサルタント選びって
物凄く重要なんですよ。

それでは、また…。

 

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