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今年最後なので医師のキャリアについて語りまくります!

2022年12月28日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師が転職や開業を通して
より良い未来を手にするために
キャリアプランの重要性を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

何せ当ブログもすでに10年以上続けていますから
とんでもない件数が保存されています。

これでも1000件くらいは削除したのですが、
何と2000件以上のブログがあるんです。

これだけあれば
毎日シャカリキに更新しなくてもいいかと考えて
ここ最近は隔週水曜日に新着記事をアップしていますが
他の隔週はお馴染みになってきた
youtubeでの動画を更新しています。

来年もしばらくはこのペースで頑張りますので
是非とも情報収集の一環として
ご参考にしていただけたら嬉しいです。

あ、ちなみにfacebookやtwitter、linkdinやInstagramなど
SNSはほぼ毎日更新しておりますし、
NOTEやはてなブログでも更新しています。

いろいろやってま~す。

来週は早くも新年になりますね。
今回のブログが今年最後となります。

最後はやっぱりキャリアについて語ります。
いや語りまくります(笑)。

 

本日のブログのタイトルは、
【 今年最後なので医師のキャリアについて語りまくります! 】
といたしました。

 

<目次>
1.パラレルキャリアを未来に活かす発想
・未来の選択肢を増やすパラレルキャリアの活かし方
・バイトをパラレルキャリアに組み込む
2.キャリアの時間軸に主導権を握りましょう!
・若手時代を過ぎたら主導権は自分が握る!
・引退が近づいても条件が下がらない自分とは?
*まとめ

 

医師キャリアプラン パラレルキャリア 引退から逆算 キャリアアップ キャリアアンカー キャリアチェンジ キャリアキープ キャリアダウン キャリアパス ジーネット株式会社

 

1.パラレルキャリアを未来に活かす発想

いろ~んな考え方がありますので
私の言うことが必ずしも正しいとは思いませんが、
一応キャリアシーンで20年以上仕事をしてきてますので
そこそこのことは言えていると思います。

キャリアとは突き詰めて考えれば
「スキル」と「経験」です。

今までの仕事のなかで培ってきた
「スキル」と「経験」こそが
今後のキャリアを切り拓くのですね。

何もキャリアがないのであれば
これからどんな「スキル」や「経験」を身に付けるのか、
そこを真剣に考えないといけません。

キャリアは短期的なものではありませんから、
中長期的な視点で考えるべきです。

10年後、20年後に、
自分はどんな「スキル」や「経験」をウリにして
どのようにキャリアを向上し続けますか?

どんなキャリアで世のため人のために
役立つ自分が望ましいですか?

これらを見い出すために必要なのが、
いつも言う「キャリアの4ステップ」です。

多様な経験を積むキャリアドリフトをしながら
自分らしい価値観を見い出すキャリアアンカー、
それを元に構築するキャリアプラン、
プランを実現するために具体的な戦略を立てるキャリアパス。

つまり、どうなりたいの?が出発点なのですね。

たくさんキャリアドリフトして
キャリアアンカーを見い出しましょう。

 

<参考>
医師の「キャリアの4ステップ」と名付けました。
これ「超」重要な概念です!

 

・未来の選択肢を増やすパラレルキャリアの活かし方

当ブログではキャリア用語を
医師の皆さまの参考になるようご紹介してきました。

そのなかで割と取り上げる頻度が高いのが
この「パラレルキャリア」です。

もともとピーター・F・ドラッカーが
著書で述べたものですが、
要は「本業」+「α」の構図であり、
「α」に関しては
単に兼業や副業だけでなく
社外での活動や
社会的なボランティア的な活動も含めます。

医師の場合は
「常勤」+「非常勤」とか
「常勤」+「スポット」だけでなく
フリーランスとして複数個所で勤務したり、
「医師」+「作家・ライター」とか
「医師」+「起業家」とか
「医師」+「コメンテーター」とか
「医師」+「社会活動家」など
実に多くのパラレルキャリアが考えられると思います。

ただこれはシングルキャリアで
1本の道を貫き通している人を否定するものではなく、
自分自身のキャリアや人生の選択であると考えます。

愚直に貫き通さねば辿り着けない領域もあるでしょうし、
勤務医として定年まで働き続けるとか
開業医として引退まで働き続けるのも
これはこれでステキなことでもありますね。

そもそもパラレルキャリア自体が
人生100年時代と言われるようになり
私たちの働く期間が長くなったことによって、
その間に組織がなくなるとか
仕事自体がなくなるといった
リスクへの防止策という意味合いもあります。

この点では医師の場合は
医師という職業自体がなくなることは考えにくく
医療ニーズも安定的に存在するでしょう。

ですからあまり気にし過ぎる必要はありませんが、
それでも…というところを私は考えたいのです。

「+α」の部分に工夫を加えることで
中長期的なキャリアを向上させることができるはずです。
それでこそのパラレルキャリアだと思うんですね。

キャリア上の失敗とは
「将来の選択肢」が狭まることです。

原則として、若いうちは選択肢が多いですよね。

これが5年経ち、10年経つと
即戦力の分野でないと
なかなか採用されなくなってきて
さらに10年、20年経つと新たなチャレンジの可能性が
グッと狭くなってきます。

これを防ぐのが
パラレルキャリアとは言えないでしょうか?
「将来の選択肢」を広げていく。

上記の例のようにすると
「内科医」+「皮膚科医」とか
「内科医」+「小児科医」
「呼吸器内科医」+「総合内科医」
「糖尿病内科医」+「訪問診療医」
「整形外科医」+「リハビリ医」
「麻酔科医」+「緩和ケア医」
「形成外科医」+「美容外科医」

このように考えていくと
実に様々な展望が見えてこないでしょうか。

もちろん必ずしも
こうすべきという話しではないんです。

このようにして将来の選択肢を増やしておくのも
ひとつの手ですよね?という話しなんです。

ここで重要になるのが
なぜそうするのか?という理由ですね。

これがキャリアアンカーから来ていれば
かなり良い展開が作れると思いますし、
キャリアプランが打ち出しやすくもなります。

自分らしく、将来を検討する際には
ひとつの判断材料としてあって良いかと考えます。

やりたくないことをする必要はないんです。
やりたいことを広げるのです。

 

・バイトをパラレルキャリアに組み込む

2024年の医師の働き方改革の実施によって
常勤先とバイト先の勤務時間が合算されて
時間外労働が制限されるようになります。

もともと過重労働を減少させるために
過労死などを防ぐために立案されたわけですけど、
時間外労働の上限規制の範囲が
これでいいのかと疑問に思うレベルだったこともあり、
果たして本来の目的は果たされるのか?
医療現場はこれで回るのか?と心配になります。

ただここで考えたいのは
あくまでも個々の医師のキャリアに関してです。

私が考えるのは…
・安定した常勤先の確保がさらに求められる
・目的を持ったバイト先が望ましい
この2点です。

医師の働き方改革後は
場合によってはバイトがしにくくなります。

今までのように自由にバイトをするわけには
行かなくなってくると考えられます。

そうなると常勤先での収入や
勤務時間や労働の負担は厳密に問わねばなりません。

と同時にバイト先も
お金が稼げれば何でもいいやではなく、
将来のキャリアにプラスになる仕事を
積極的に請け負うのがいいのではないでしょうか。

「本業」+「兼業」or「副業」。

ご自身の専門であったり、
ビジョンやプランによっては
いわゆる潰しの利くキャリアへの備えとして、
また単純に楽しいとか、
刺激になるとか、気分転換になるとか、
とてもワクワクするキャリア設計に繋がると思うんです。

自分を伸ばすのは自分、
自分を堕落させるのも自分。

今の自分は過去の自分からの贈り物ですし、
未来の自分は今の自分からの贈り物です。

医師のキャリアについても
パラレルキャリアという観念を持って考えてみると
自分でも気づけなかったユニークな働き方とか、
自分らしいマイペースの働き方など
新たな発想が生まれてくるかもしれません。

多分、パラレルキャリアにも
実に様々な形があると思うんです。
いや、あっていいですし、
自分で作り上げていいとも思います。

パラレルキャリアとして
こうあるべきだよね…という頑なな考えは
もう要らないでしょう。

むしろこんなパラレルキャリアを考えちゃいました。
超、面白いでしょ!…みたいな感じで
自分ならではの将来展望を見つけちゃいましょう。

医師の場合は本業である常勤先と
それ以外のバイト先、
このバイト先をどう考えるかによって
将来のキャリアは相当に広がっていきますよね。

最近、お受けするキャリア相談では
数年前とは全然違って
とても幅広い会話がなされます。

それだけ「働く」ということ自体が
多様化しているのでしょうね。

 

<参考>
二刀流、三刀流のキャリアプランが我が身を救う!
パラレルキャリア、スラッシュキャリア。

 

医師 キャリア キャリアプラン パラレルキャリア スラッシュキャリア 選択肢 キャリアチェンジ セカンドキャリア ジーネット株式会社

 

2.キャリアの時間軸に主導権を握りましょう!

シングルキャリアか、パラレルキャリアか、
それ以外にもスラッシュキャリアなど
様々なキャリアの種類があります。

そのなかでパラレルキャリアをピックアップしたわけですが、
もうひとつキャリアを考えるにあたって
「超」重要な考え方をお知らせします。

キャリアを大まかに3分割しますと
①若手、②中堅、③ベテランと分けられます。

①の若手時代は、
まだまだ組織に貢献する実力が足らず
学ぶこと、覚えること、身に付けることが
あまりにもたくさんあると思うんですね。

ごく稀に吸収力が高くて
器用に何でもこなせるような天才肌の方もいますが
誰もが同じようにはできません。

普通の方は、
大変な思いをして若手時代を過ごし、
スキルを身に付けて、経験値を高めて、
いつの間にかひと通りの業務ができるようになり
②中堅に移行していくのだと思います。

で、問題はここからです。

ある程度のことが1人でこなせるようになると
おかしな万能感のようなものを持ってしまい、
自信が過信になり、
大失敗をしてしまうなんてことも
よくある話しです。

医師にもこういう時期があると伺いますから
これは気を付けねばなりませんね。

そしてもうひとつ…
これがキャリア上では「超」重要なんです。

 

・若手時代を過ぎたら主導権は自分が握る!

「社畜」という言葉があります。

会社に飼い慣らされている家畜の意味です。
つまり何でも会社の言いなりになって、
辛い仕事でも意義を感じない仕事でも
社会悪のように思える仕事でも
誰かに迷惑が掛かるような仕事でも、
文句も言わず働いている会社員のことを
皮肉めいてからかうような言葉ですね。

ここには主導権が欠けてます。
すべて会社の言いなりだからです。

昭和から平成、そして令和へと時代が移り、
ひと頃よりはだいぶ良くなったようには思いますが
官僚や大手企業のサラリーマンを見ていると
絶望的な気持ちになることもあります。

現実的に20代、30代前半の若手時代に
大きな責任を背負って、
主導権を握って即断即決しながら
仕事をするなんてのは難しいことです。

ここで私が言いたいのは
30代後半から40代、そして50代になっても
主導権を手にすることなく、
組織や上司の言いなりになって
やりたいことができずに
文句のひとつも言えずに
悶々と仕事をしながら段々と朽ちていくのは
いかがなものでしょうか?ということなのです。

まともな組織にいるならば
いくら縦型の昭和テイストな伝統が残っていても
中堅に差し掛かる頃には
それなりの権限を持って仕事ができるはずです。

しかし権限が全くなく、
嫌なら辞めれば…と言われても
勇気がなくて辞められず、
異動や降格など人事が怖くて
組織改革や業務改善など
そんなアイデアも一切出せず、
ただただ毎日ルーチン業務をこなしていくのでは
仕事にやりがいや面白味を感じることなんて
あり得ないと思うんです。

転職しようかな…と考えたりはするけど
どうしても1歩が踏み出せずに
悶々と日々仕事をするしかない。

ま、社畜ってこういうことだと思うんですけど
脱皮してもいいんじゃないでしょうか?

中堅に差し掛かる頃って
今後どうすべきか?
どんなキャリアを選択すべきか?
そういう悩みを持つ方が多いような気がします。

たぶんこれが主導権を
どう持つかということなのでしょう。

実際に弊社へのキャリア相談も
30代半ばくらいから40代後半くらいまで、
つまりベテランに差し掛かる前までに
自分の道を見つけたい、
キャリアプランを描きたい。
そんな先生方が多いです。

 

・引退が近づいても条件が下がらない自分とは?

キャリアの時間軸に主導権を持つ。

もう少し平たく具体的に述べますと
例えば今の職場を辞めるとして
それは辞めさせられるのではなく
自主的に辞めるというのが主導権ですよね。

解雇されたり、退職勧奨されたり、
早期退職制度に手を挙げるのではなく、
あくまでも自分のタイミングで
自ら退職を申し出る。

それこそ定年退職をするにしても
就業規則に定められた60歳とか、65歳ではなく、
主導権を持って59歳とか、63歳とかで
自らのビジョンとプランを持って辞める。

私はこれからの時代、
主導権を自分が握るか?
職場に握られてしまうのか?で
相当にキャリアは異なってくると考えています。

別に辞めるというシーンだけでなく、
部署異動や昇格、降格、
プロジェクトへの参加の可否などでも
自分の思いで対応できるということ。

医師で言えば
派遣先病院の選択や、大学院への進学、
論文や学会発表のタイミングなど
いわゆる「人事」においてですが
通常はここに主導権なんてありませんよね。

ないんですけど、
それでも方法はなくもないというのが
今まで多くの医師と接してきて私が思うところです。

すでに話しを付けた…というケースも
今まで何度かありましたから。

できないことはないと思うんです。

キャリアの終着点は引退です。
この引退をも自ら決めることができるようになると
条件面も有利に勝ち取ることが可能です。

それはなぜか?
組織に全てを握られないからですね。
前述した「社畜」からの脱却です。

大学医局にいたら
そんなの無理だよ…と思う気持ちはよくわかりますが、
実現している先生は少なくありません。

もちろん簡単にできるものではないのですが
時間を掛けて、医局に貢献して、
YESと言わせる「術」はなくもないのです。

そういう問題意識と創意工夫が大事ですね。
これもキャリアリテラシーだと思いますし、
まずはそんな展開もあり得るのだ…
自分ならどうやって?という発想が必要になりますね。

 

<参考>
キャリアプラトーからの脱出を望む医師向け完全マニュアル

 

医師キャリア パラレルキャリア キャリアプラン バイト 定期非常勤 若手医師 主導権 中長期的プラン ジーネット株式会社


*まとめ

いや~やり切った…(笑)。

今年最後ということで
思う存分に医師のキャリアについて語りました。

いつも当ブログをご覧になって下さっている皆様、
本当に有難うございます。

とても励みになっていますし、
少しでもキャリアがより良い方向に向かったのなら
非常に嬉しく思います。

どうか来年も引き続きよろしくお願いいたします。

それでは、また…。

 

 

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