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患者が来ない…クリニック開業大失敗!

2022年11月16日by gnetdoctor

 

念願叶って
自分のクリニックを開院したT先生。

苦労に苦労を重ねた開業準備も
ついにフィナーレです。

スタッフさんも
院長!いよいよ明日からですね…と
祝福ムード。

さあ準備万端整いました。
そして開院初日…。

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待てど暮らせど患者さんが来ません。

9時に開院したのに
10時30分を過ぎても
まだ誰も来院してくれません。

操作指導に来ていた
電子カルテなどの業者さんも
ん?と怪訝な顔をしていますし、
スタッフさんも、え!これで大丈夫なの?と
不安そうな表情です。

後々聞いたところによると
集患マーケティングをほとんど実施していなかったそうです。

開業コンサルタントからは
いろいろな提案を受けたそうですが
最低限のホームページを安価に作る以外は何もせずに
これだけ好立地にあるんだから
地域の方はみんな知ってるよというのがT先生の考え。

たった5ページのホームページで
完成して公開したのが開院前日です。

今の時代にさすがにこれでは
Googleさんへの浸透に時間が掛かりますので
しばらくはネット上での露出は少ないでしょう。

内覧会についても
T先生はやらなくていいという判断でしたが
ひと昔前は歯科が多かったものの
最近は医科も実施するケースが多いのですね。

また内覧会を実施するとなると
その前に折込チラシを地域に撒いたり
ポスティングなどを行ったりするのですが、
もちろんそういった活動もなしです。

駅や電柱などの看板の話しもあったのですが、
そんな看板なんて誰も見ないよとT先生。

看板ならクリニックの窓や横に付いてるじゃんと。

結局、クリニックを現地で見た人しか
新規開院は気づけない状態で、
歩行者の方だって
別にクリニックを探しているわけではありませんので
気づく人もいれば気づかない人もいるでしょうし…。

これでは集患マーケティングとしては
かなり「おざなり」であったと言わざるを得ません。

結果的に開院初日に来院したのは2名だったそうです。
しばらくはそのまま低空飛行が続き、
10名を超えたのは開院後1か月を超えた頃でした。

問題なのはその後も10名前後の患者数が続いており、
これでは損益分岐点を超えるのは
ずっと先になりそうなことです。

確かにひと昔前は医科のクリニックは
特別なマーケティングを打たなくても
自然と患者は増えたものですが、
昨今では「競合医院」が増えていますので
何もしないというのはリスクが大きいです。

WEBとリアル。
両方への対応が必要な時代です。

開業準備とは
開院してから苦労しないようにすべきなのですね。

集患マーケティングをないがしろにすると
どうしてもその後の苦労が大きくなります。

開院半年が経過してから
T先生は大きな後悔と反省をしています。

遅きに失しているのですが…。

 

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