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プライベートの充実、健康、将来の収入や安定を優先するキャリアプランとは?

2022年11月2日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師が転職や開業を通して
より良い未来を手にするために
キャリアプランの重要性を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

若い方々にはわからない感覚かもしれませんが、
先日、郷ひろみさんが66才になっていて、
田原俊彦さんが61才、
松田聖子さんが60才になっているのを知り、
ちょっと愕然としました。

私の世代ですと
このお三方なんて超アイドルでしたし、
何となくその頃のイメージで止まっていて
まさか還暦を過ぎているなんて驚くとともに
そりゃ自分も年を取るわけだと痛感です。

まあ年齢なんてただの数字であり、
それなりの年でもアクティブに働く方もいますし、
常に新規のビジネスを手掛けようと
チャレンジ精神が旺盛な方もいれば、
逆にまだそんな老け込む年齢じゃないだろうなんて方もいますよね。

おそらく第三者から見て
あの人はいい人生を送っているなあとか
ステキな人生を歩んでいるなと思う方は
いくつになってもアグレッシブで
ポジティブで、勉強家で、精神年齢は若いでしょうし、
そうでない方はやっぱりつまらなそうに生きているのでしょう。

人生いろいろとは言うけれども
やはり自他ともに充実した日々を過ごしたいですよね。

 

本日のブログのタイトルは、
【 プライベートの充実、健康、
 将来の収入や安定を優先するキャリアプランとは? 】
といたしました。

 

<目次>
1.キャリアのなかで重視するもの
・健康とプライベートの充実
・将来の収入と安定の本質とは?
2.数年先も同じものを重視するのか?
・キャリア上で重視するものの変化
・見えないものを見ようとするキャリア志向

*まとめ

 

 

1.キャリアのなかで重視するもの

キャリアとひと言で申し上げても
そんなに簡単に割り切れないと言うか、
安易に、あっさりと、語ることはできないと思うんです。

私はキャリアプラン3箇条と題して
・中長期的な視点を持ちましょう。
・ライフプランをベースにして考えましょう。
・自分らしいオリジナリティを含めましょう。

このように発信し続けておりまして、
仮にこの3箇条を念頭に入れてキャリアを考えるとなると
まさに100人いれば100通り、
実に多様なものになっていくと思うんですね。

ある程度の傾向と対策くらいは掴めても
数個のカテゴリーに分けて
その中に無理やり当てはめてしまうなんていうのは
少し暴論じゃないでしょうか。

プロダクトアウト型の発想を持つ大手企業などは
個々のキャリアに向き合うのが難しいのは
ここに要因があります。

やはりキャリアの世界は個別具体的ですので
マーケットイン型の発想で
オーダーメード型に対応するのがベストです。

ただ実際の転職支援では
オーダーメード型のサポートをする弊社ですが、
ブログはどうしても一般化しなければならないので
今回は割と重視されるものにフォーカスして
じっくりと考えてまいります。


・健康とプライベートの充実

専門とする診療科目や
勤務する医療機関の種別にもよりますが、
急性期病院、特に3次救急の病院は
過重労働になりがちですよね。

地域の最後の砦となっている
大学病院や自治体病院は尚更であると思います。

当直やオンコールの回数が多かったり、
主治医となっている患者さんの様態によっては
気になって休みの日でも出勤したり、
いわゆるハイパーな働き方となりがちですよね。

しかも…
休みだからって完全に休めるわけでもなく、
学会だ、勉強会だ、論文執筆だと
診療以外の業務も目白押しにあるわけです。

これでは家族サービスに時間を使ったり、
旅行に行ったりなどもなかなかできませんし、
時には医者の不養生ではないですが
ご自身の体調を崩してしまうことだってあるでしょう。

若い頃はハードに働いて
多くの症例経験を積み上げることを優先するのは
ありと言えばありですけど、
これが40代になって、50代になってとなると
段々とキツくなってくるのは致し方ありませんよね。

今まで多くの先生方の
キャリア相談に乗らせていただきましたが、
結構、この健康不安と
プライベートを何とかしたいというケースは多いです。

お子さんの成長を見ていると
今、関わらないでいつ関わるんだ!と思ったり、
このままではいつぶっ倒れるかわからないと感じたり、
かなり切実な思いを持たれていることもありますね。

キャリアというのは
サステナビリティであるべきです。

持続可能ということですね。

健康不安は解消しましょう。
働き方が変わらないのであれば
職場を変えることも検討してもよいと思います。

過労死に繋がるのは絶対によくありませんし、
いくら患者のためとはいえ
そこまでする必要はないですよ。

むしろ60才を過ぎても、70才になっても
適度に働ける長期的なキャリアを考えて
細く長く生きてもいいのではないでしょうか。

また公私というのは車輪の両輪だと思います。
いずれか片方がシャカリキになり過ぎても
もう片方に悪影響を及ぼすのであれば
それはどうなんだ?ということですね。

バランスが重要です。
以前に心臓血管外科の先生が
中学3年生のお子さんの受験勉強を見るために
1年間だけ専門から離れたことがありました。

ずっと関わってこなかったし、
ここで関わらなければ
自分は子どもに何もしていないと考えて
日勤帯の内科クリニックでお仕事をしたのです。

結果的にお子さんは志望校に合格し、
先生も心臓血管外科に戻ったのですが
こういう展開もありだと思います。

ご自身の健康と
プライベートと仕事の両立を目指すキャリア。

フェーズフェーズで模索してもいいですね。


・将来の収入と安定の本質とは?

もうひとつ大事なのは収入ですよね。
日本の医療の大きな課題であるとは思います。

なぜ忙しい病院ほど給料が低い?

大学病院や自治体病院のハードな勤務をこなしても
一般的な民間病院ほど稼げない。

若手時代は忙しい病院で
症例経験を積んでいくのも大事ですけど、
専門医などしっかり資格を取得するのも大事ですけど
何年も掛けるよりも
美容業界に行ってあっという間に稼いで
資産を効率的に運用して
さっさとFIREしてしまおう。

そんなふうに考えるお気持ちはよくわかります。
実際に行動を起こす若手医師も少なくないようですし、
美容業界ではなくとも
効率よく稼ごうとフリーランスになるケースもありますね。

別にそれが悪いとは思いませんが、
例えば資産運用で
マイナスを作ってしまったらどうなるでしょうか?

FIREどころか
さらに働かねばならなくなりますね。

私は医師免許最強説を持つくらいなので
実に多様な働き方や職場があることを知ってはいますが、
スキルと経験を身に付けておかねば
将来的なリスクになる可能性はあると考えています。

それともうひとつ念頭に入れておくとよいのは
「今」とか「次」の年収も大事ですけど
「生涯年収」のほうがさらに大事であるということです。

先日65歳で定年退職となる
ベテランドクターと出会いました。

健康面も不安はないし、
あと5年くらいは働きたいので
自分に相応しいところを紹介して欲しいとのことでした。

この先生、今の職場に20年以上もずっと在籍していて
スキルも経験も実績も大変に豊富な方でした。

さすがに当直やオンコールは無理だとしても
手を挙げてくれる病院は多いんじゃないかな?と思ってましたが
案の定、数件の医療機関が是非うちに紹介して欲しいとなりました。

60代半ばを過ぎても
それほどの収入ダウンをせずに
まだまだ稼げるスキルと経験をお持ちなのですね。

人生いろいろですし、
考え方も様々あっていいとは思うのですが、
人生の安定というものを考えた時に
すでに寄らば大樹の時代ではなくなっていますし、
お金があれば何でもできるわけではありません。

まあよく言われるように
不幸は防げるのでしょうけど、
もともと医師の年収は不幸になるレベルではありませんし、
お金は得るよりもどう使うかのほうが難しいですし、
バブルの頃などはお金を得たことが
その後の大きなリスクとなることも多かったです。

やはり中長期的な視点というか
10年後、20年後、30年後に備えた自分になることを
じっくりと検討したほうがいいかもしれませんね。

先のことはわからないだけに難しいですけど。

 

<参考>
これからの医師のキャリアの取扱説明書!

 

医師 医者 ドクター ライフプラン キャリアプラン 将来設計 ビジョン 転職活動 転職相談 キャリア相談 ジーネット株式会社

 

2.数年先も同じものを重視するのか?

前述したように
健康や家族との時間など
プライベートを充実させることを望むのは
とても良いことであると思いますし、
お金だって重要です。

ただそこにちょっとした「コツ」とか
多少の「秘訣」とか、先人の「ノウハウ」など
そういうものに注意して
これからのキャリアを考えていくのがいいですね。

様々なものにリテラシーが求められる時代ですけど
私は「キャリアリテラシー」も必要と考えています。

 

・キャリア上で重視するものの変化

長くキャリアシーンで仕事をしてきたからこそ
わかるものというのも当然あります。

何年もお付き合いしている方もいますし、
そういう方々の変遷を見ていくと
ようやく気づけるのですね。

どうしても私たちは今の自分を基準にして
キャリアや人生について考えてしまいます。

もちろんそれは当たり前のことですし、
ごく普通のことではあるのですが
私たちを取り巻く環境、社会、時代、
そして私たち自身も確実に変わっていくものです。

今の自分の考えのまま
5年後、10年後も同じか?と問われると
そりゃやっぱり同じではないと思うんです。

よくキャリアについて話すと
そんな先のことなんて
神様じゃない限りわからないよ…と言われますが、
私たちは自分が5年後、10年後に
何を考えるのかもわかっていないのですよね。

とは言えどうせわからないのだから
別に考える必要はないや…でいいとも思えませんし、
わからなくてもわからないなりに
しておかねばならないことはあると思うんです。

前述したキャリアプラン3箇条以外に
私がいつも述べているのは「キャリアの4ステップ」です。

これもメッチャ大事な概念ですし、
自分なりに実践したほうがいいと考えています。

とにかく最初はキャリアドリフトです。
いろんな時に、いろんな場所で、いろんな経験を積み上げて、
いろんな思いをして、いろんなことを考えて、
自分に磨きを掛けましょう。

そのプロセスがあって初めて
自分らしい、自分ならではの価値観や
判断基準が手に入るのですね。

これがキャリアアンカーです。

このキャリアアンカーを通して
将来設計、ビジョン、キャリアプランを考えると
そこにはキャリアプラン3箇条が自然と内包されますので
現実味の高いプランを考えることができます。

こうして向かうべき方向が見えたら
あとはキャリアパス、
いわゆる具体策を考えればいいのですね。

大事なのはキャリアドリフト→キャリアアンカー
→キャリアプラン→キャリアパスという
この4ステップを何度も何度も回すことです。

1度考えたプランを
後生大事に持つような時代じゃありません。

社会や時代や環境はすぐに変わりますし、
自分自身も変わるのですから。

キャリアの4ステップを何度も何度も回すことで
次善の策も見えてきますし、
今は全く考えられないけど選択肢としてはありだよねという
そんな展望も視野に入れることもできます。

いつ何時何があるかわかりませんので、
備えあれば患いなし…であり
この備えは複数あったほうがいざという時に自分を救いますし
まさにリスクマネジメントとなるでしょう。

キャリアのことを年柄年中考えるなんて
よほどのマニアの方でないと無理ですけど、
医師人生のフェーズフェーズで振り返るのは
とても効果的だと思いますよ。

 

・見えないものを見ようとするキャリア志向

わからないものを
わからないなりに目を見開いて
将来に繋げていく。

元々見えないものなのですから
見えなくていいのです。
まして正解があるものではありません。

私たちは受験などで
いかに正解を導き出すかということに慣れてしまい
正解のない世界で生きるのが苦手なのかもしれませんね。

でも社会に出ると正解のない中で
必死こいてもがいたり、
試行錯誤したり、
真っ暗で目の前が見えなくても
とにかく前進するものじゃないですか。

だから道を間違ったり、
転んだり、ぶつかったり、
たくさんの失敗をしても当然なんです。

むしろキャリアシーンや人生においては
たくさんの失敗の中から
段々と失敗しない方法を学ぶと言っても良いでしょう。

そういう姿勢自体が何ものにも変えられないくらいに
「超」重要になってくるんだと思います。

「壁打ち」という言葉が
HR業界やコンサルティング業界では
わりと使われます。

簡単に言えば
話しを誰かに聞いてもらい考えを整理することです。

「1on1」などもそうかもしれませんが
キャリアや人生って「壁打ち」すればするほどに
研ぎ澄まされていくものかもしれません。

キャリア相談もそのひとつです。

見えないものを見ようとして
どうにも見えない。
にっちもさっちも行かない。
ひと筋の光明すら見えない。

そんなときには「壁打ち」が必要です。
遠慮なくキャリア相談して下さい。

何かが見えてくるかもしれませんよ。

 

<参考>
自分の医師人生は自分で決める!
そのために情報収集とキャリア相談が重要です。

 

医師キャリア 転職支援 転職斡旋 転職サポート 転職エージェント 医師紹介会社 キャリアプラン 収入確保 ジーネット株式会社

 

*まとめ

とりとめのない文章になってしまいましたが、
キャリアについて考えるヒントは
あちこちに散りばめられているんじゃないかと思います。

私としてはいくつも散りばめたつもりですけど
別に全部に飛びつく必要なんてありませんし、
あ、ここは参考になるなというところだけ
ご自身のなかに取り入れて下さったら嬉しいです。

キャリアに正解なんてありません。
ただ不正解にすることはできると思います。

いつまでも正解を探し続けていけるように
より良い道を歩んでいきたいものですね。

正解の道を見つけるというよりは
選んだ道を正解にすべく
日々努力を積み重ねるべきなのでしょうね。

それでは、また…。

 

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