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一歩先を行く女性医師のしなやかなキャリアプランとは?

2022年10月5日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師が転職や開業を通して
より良い未来を手にするために
キャリアプランの重要性を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

時代とひと言でまとめるのは
若干無理があるだろうなとは思いますけど、
なかなか生きずらい世の中ではありますね。

激動の昭和が終わり、
転換の平成が過ぎて、
令和は混迷とでも言えばよいでしょうか。

世界的に見ても、
疫学的に見ても、
国内情勢を見ても、
人間学的に見ても、
かなり厳しい時代であるのは間違いありません。

しかし、そんな中でも私たちは生きていかねばならず、
しかも、今よりも少しより良い未来を
手に入れていきたいですよね。

可能性がゼロということではないと思います。

ただ昭和から平成の時代のように
真面目に一生懸命であれば
そのうちに果実が回ってくるという時代ではありませんね。

考え方、生き方を適正化して
賢く生きていかねばなりません。

 

本日のブログのタイトルは、
【 一歩先を行く女性医師のしなやかなキャリアプランとは? 】
といたしました。

 

<目次>
1.女性であること
・女性活躍社会っていいんじゃない?
・ライフプランを叶える環境はどこにある?
2.女性医師であること
キャリアにおける「しなやかさ」とは?
・キャリアプランを叶える医療機関はどこにある?
*まとめ

 

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1.女性であること

まあ、だいたいが対象を広く設定し過ぎると
どうしてもマスの話しにならざるを得ず、
一般論でしか語れなくなってしまうので
対して面白味のない話しになりがちですし、
個々の心に響くものは少ないと思います。

まして男女という分類では
語りにくい部分もありますから
どうなんだろう?と思いながらもですね、
実は弊社にご相談いただく男女の割合は
ほぼ5:5でして、
時期にもよりますけど
6:4以上に開くことはあまりないんです。

つまりキャリアシーンでは
女性医師のほうが悩みが深いというか
プロへの相談のニーズが高いのではないかと実感しています。

今回は敢えて女性医師を対象にして
キャリアの考え方を考察いたします。

 

・女性活躍社会っていいんじゃない?

女性であるメリット・デメリット。

当然これは女性の皆さんのほうが
百も承知のことと思いますけど、
敢えて男性である私が考えてみます。

とは言え、ちょっと個人的な話しになりますけど
私は小学生から大学卒業するまで
ず~っと野球をやっていたのですね。

最近では女子でも野球をする子が増えてきて
とても微笑ましく思ってますけど
私の時代は野球は男のスポーツ。

良し悪しは別として
そういう伝統がありましたし、
事実として私は男ばかりに囲まれて成長しました。
丸坊主でしたしね(笑)。

しかも男兄弟でしたので
身近な女性は母親だけでした。

高校生の頃などは
クラスの女子と話すなんてこともなく
たぶんクラスメイトの女子でも1人か、2人くらいしか
しゃべったことはなかったんじゃないかというくらいに
よく言えば硬派、悪く言えば頑なでありました。

ところがです…。
今、弊社は私以外女性だらけなんです。

長く働いてくれている事務担当をはじめ、
コンサルタントの2名も女性ですし、
パートで営業サポートをしてくれているのも女性です。

しかも帰宅すると妻と娘。

男性ドクターとのアポイントがないと
1日中、女性としか接しない日もあるんです。

羨ましい環境でしょ(笑)。

なので女性へのリスペクトと理解がないと
仕事も家庭も上手く回らないのが現状なんです。

個人的には女性のほうが
転職エージェントや開業コンサルタントとしては
適性があるのではないかと考えていますし、
実際に弊社は転職も開業も
女性医師から依頼されることも多いので
女性社員は必要不可欠なのです。

そして弊社にご依頼いただく女性医師や
まれに女性看護師、女性薬剤師、
その他女性コメディカルスタッフも含めて、
人間的にも、医療人としても、
優秀な方が多いように感じています。

医療業界は女性の多い職場ですし、
女性のパワーが絶対に必要ではないでしょうか?

男性ドクターもそれは認めてくれると思います。

 

・ライフプランを叶える環境はどこにある?

ひと口で女性と申しましても
実にいろ~んな方がいますよね。

安易なカテゴリー分けは
そう簡単にはできないものと思います。

実際に私が今まで出会ってきた女性医師の皆さんは
まさに千差万別、様々な方がいらっしゃいました。

男性医師に負けないどころか
それを優に超えるほどに働く女性医師もいれば、
女性ならではのしなやかさを持って賢く働く方もいますし、
ちょうど子育て中で最適なバランスを模索する方、
本当にキャリアというものは
個別具体的なものであることを痛感します。

私は「キャリアプラン3箇条」という概念を
ここ数年ずっと提唱し続けておりまして
ちなみに…

① ライフプランをベースにしたキャリアプラン
② 自分らしいオリジナリティ溢れるキャリアプラン
③ 中長期的な視点を持ったキャリアプラン

この3点です。

女性医師にとっても
①~③のすべてが当てはまると思いますが、
やはり特に①が重要ですね。

どうしてもプライベートな事情に翻弄されがちですから、
それはそれとして素直に受け入れて
いかにしてポジティブな方向に振り向けるかが大事です。

女性医師のライフプランとひと言で申し上げても
そりゃいろんなタイプがありますから
一般論では語りにくいです。

でも私はここにポイントがあると考えていまして
キャリアはもともと個別的なものですから
私はこうなの、私はこうしたいの、が
とてつもなく重要なんです。

キャリアに彷徨う方のほとんどは
率直に言えば現状が把握できておらず、
これからどうしたいのかが見えていないのですね。

この点に男女差はありませんが、
プライベートに変化が出やすい女性のほうが
その都度方針を変えていかねばならないケースは多いと思われます。

よってキャリアの振り返りや棚卸を
適宜行い、自分の現状と今後の方針や目標を
設定し直すべきと考えます。

これさえできていれば、
キャリアにしてもライフにしても
こうしたいからここ!と具現化していきます。

いつも求人探しよりも
キャリアプランが大事ですよと述べる
理由はこれですね。

いわゆるキャリアアンカーです。
自分のその時の価値観や判断軸に合わせて
こうしたい!を明らかにすることで
じゃ、どうする?が見えてきますね。

このプロセスなしに
どこかいいところがないかなあと考えていても
いわゆる一般的な条件でしか判断できません。

おそらくライフを前提にしたキャリアという点では
もっと個別具体的に、今の自分を振り返って
こうしたい!を見い出すべきです。

それが見えて初めて
求人探し、いやもっと言うと
交渉しつつの環境探しができるのだと考えます。

 

<参考>
女性医師ならではの転職シーンで気を付けるべきこと!

 

女性医師キャリア 女性医師転職 女性医師クリニック開業 女性医師人生 女性医師キャリアプラン ジーネット株式会社

 

2.女性医師であること

個人的に女性医師が好きです。

って誤解なきように言いますと
私が今までお会いしてきた女性医師って
とても素敵な方が多くてですね、
人として魅力的な方が多かったですし、
生き方とか、生き様とか、生きる姿勢とか、
スタンスとか、スタイルとか、自分なりの価値感など
共感できたり、拍手したくなったり、
とてもステキな方が多かったです。

特に開業支援をさせていただいた先生方は
1年から1年半、かなり頻繁にお会いしましたし、
旦那さんやお子さんともお会いすることもありました。

そういうのも含めて…
ああ、この先生の生き方って
ステキだなと思うことが多くてですね、
こういう意味での好きということです。

もちろん女性医師と言ったって
いろ~んな方がいらっしゃいます。

ですけどキャリアシーンで
弊社にお声掛け下さる先生方は
わりと閉塞状況からの突破口をお探しの方が
多いように感じています。

これは弊社ならではなのかもしれませんが、
それはそれでやりがいのある仕事になりますので
大歓迎なのです。

 

・キャリアにおける「しなやかさ」とは?

私は生きるという人生の意味でも
働くというキャリアの意味でも
この「しなやかさ」というのは
自分自身にとって必要不可欠なスキルだと考えています。

柔軟性とか、適応能力などに置き換えてもいいですが、
個人的にはこの「しなやか」という言葉が気に入っていています。

女性ならではのしなやかさって
かなり我が身を救うことになると思いますし、
どうしてもプライベートの影響を受けやすいですから
優先順位を入れ替えたり、
一旦、思いを保留したり、
できることは前倒しに取り組んだり、
その時、その時で、ケースバイケースに挑むことが多いです。

転職で言えば
常勤先を移るというだけでなく、
その背景には…
転居を伴う転職があったり、
旦那さんの転勤に合わせての転職だったり、
お子さんの教育を考えて学校ありきの転職だったり、
やはりライフがあってこそのキャリアです。

開業で言えば
旦那さんが最高の応援者となる開業であったり、
大学医局との連携がバッチリな開業だったり、
学校を終えたお子さんが院長室で勉強できる開業だとか
まあこちらもいろいろあります。

大事なのは
現実、現状を冷静に分析して、
その上で、どうするのか?どうしたいのか?を考えて
実行に移していくことなのですね。

数年経てば事情は変わります。

そのときに備えて
しっかりと準備をして、
しなやかに対応していくのが最善です。

 

・キャリアプランを叶える医療機関はどこにある?

例えば…
今までハードに働いてきて
段々と体力、精神力が持たなくなって、
もう少し働き方を緩めたい女性医師がいらっしゃるとします。

結婚が決まって
旦那さんとの話し合いの上で
当直やオンコールはできるだけ抑えて
日勤帯を中心に働きたい女性医師がいます。

お子さんを幼稚園に預けて、
送り迎えも含めて
無理のない範囲で働きたい女性医師がいます。

家族を支えるためには
常勤での勤務が難しく、
それでも仕事はしっかりこなしたいので
週に数日の非常勤で働きたい女性医師がいます。

下のお子さんが高校生になり、
これからは仕事をバリバリやりたいけど
まだ家族のことも考えて
少し緩めの常勤での仕事を探している女性医師がいます。

人生のフェーズと言いますか、
いろんなケースがありますよね。

私がいつも言うことですが、
転職というのはあくまでも手段であって
大事なのは目的です。

目的を果たすために
手段である転職があるはずなのに
いつの間にか転職が目的化してしまって
結果的には転職はできたけど目的は果たせない…。

こんなケースは非常に多いです。
それはなぜか?

早く決めたい。
どうしてもそう思ってしまうんですよね。
そして、ここでいいかって思ってしまうものです。

もちろんそれでもいいのですが、
やはり本来的には目的が叶うというのを
目指すべきだと思います。

それと転職エージェントを使う場合には
注意点がいくつかあります。

まず転職エージェントは
ビジネスのスタイルが成功報酬型となっていますので
早く決めたいという思いを
特に現場の担当者は強く持っているものです。

目的を果たせない求人でも
決まれば売上となるのですから、
ゴリ押ししてきたりもするのですね。

こういうのに妥協してはいけません。
後々後悔することになりかねませんからね。

正直にここでは私の目的が叶わない。
他を紹介して下さいと伝えるのがいいですよ。

なぜこういうことが起こるのか?
売上欲しさというのもあるのですが、
そもそも求人紹介しかしない、できないエージェントが
実はほとんどなのです。

そこにキャリアであったり、
将来へのプランであったり、
そんなのどうでもいいんです。

マッチングが成立すればそれでよいと考える
不埒なエージェントは多いです。

どこにでもある求人に
高条件とか、非公開とか、ワンランク上の求人とか
はあ?という冠言葉を乗せて
あたかも求人に価値があるように見せ掛けますが
これは虚偽です。

こんな転職エージェントに依頼すると
あまり良いことはないでしょう。

私は、弊社は、
オーダーメードであることが重要と考えています。

ですからデータにある求人を絨毯爆撃のように
ただただ右から左に流すように紹介するのではなく、
その先生オリジナルの求人を探し、紹介するのが
転職エージェントとしての本来的役割ではないでしょうか。

こういう手法を取るからこそ
目的が実現できるのではないでしょうか。

今あるものから選ぶというのは
プライベートな事情がある女性医師にとっては
適切な手法とは言えないと思うのです。

むしろ逆にプライベートな事情を理解する
医療機関を探していくほうが
目的が果たせる可能性はグッと高まると思いますし、
弊社はそのやり方を愚直に続けています。

だから医師から医師を紹介してもらって
その輪がどんどん広がっているんですよ。

 

<参考>
女性医師のキャリアプランについての考察!

 

女医キャリア 女医転職 女医クリニック開業 女医キャリア相談 女医キャリア悩み ジーネット株式会社


*まとめ

求人に翻弄される転職活動。

最近、すごく多いように感じます。
しかもその要因は求人サイトの運営企業だったり、
転職エージェントであったりするのです。

つまり彼らのビジネスのためだけに
求人をエサにして医師を吊り上げる手法が
誠に残念ながら蔓延っているのですね。

転職するだけならいいです。

でも転職して成功したいとか、
転職して当初掲げていた目的を実現したいならば
この手法では上手く行かないケースは少なくありません。

目的は何か?
それは今後のキャリアにどう影響するのか?
キャリアプランをどう掲げれば
10年後、20年後に繋がっていくのか?

そういう点をバッサリ切って
求人!求人!とにかく求人!
高条件の求人ありますよ!って
ちょっと違うんじゃないかなと思います。

転職は手段であって目的ではありません。

ライフプランがベースにあってこその
キャリアプランです。

現実を冷静に把握して、
現状をより良くするためには
キャリアの考え方、
つまりキャリアリテラシーが欠かせないと思います。

それでは、また…。

 

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