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医師の転職相談とキャリア相談の違いとは?

2022年7月20日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師が転職や開業を通して
より良い未来を手にするために
キャリアプランの重要性を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

自分1人で考えていても
ひと筋の光明が見えてこなくて
右往左往しながら
悶々と苦しんでしまうことってありませんか?

私も若い頃はよくあったのですが、
40代も半ば頃からは
ほとんどなくなりました。

なぜだろう?と考えてみたところ
ひとつもしかしてと思い当たるのは
「キャリア」という発想から
物事を考えるようになったのですね。

メリットとしてあるのは
①中長期的な視点で物事を考えるようになった。
②自分を客観視し相手や社会を尊重するようになった。
③キャリアの根底にあるべき人生を考えるようになった。

この3点です。
こんなふうに考え始めると
なぜか突破口が見えてくるのですね。

当ブログではもう10年以上も
キャリアだ!キャリアプランだ!と言い続けていますが
私自身がそれで良かったからでもあるんです。

 

本日のブログのタイトルは、
【 医師の転職相談とキャリア相談の違いとは? 】
といたしました。

 

<目次>
1.転職相談とキャリア相談って同じなの?
・転職相談で語られる内容
・キャリア相談で語られる内容
2.キャリア相談をしておくと転職相談は不要です
・キャリア相談で選択肢を手にする
・キャリア相談で将来に備える
*まとめ

 

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1.転職相談とキャリア相談って同じなの?

相談相手はいないよりいたほうがいいと思います。
でも誰でもいいというわけではありませんよね。

ミスリードするようでは困りますし、
詐欺的な人だっているわけですし、
なかにはお話しにならない人もいるでしょうね。

キャリアに関しての相談であれば
持つべきものは「友」ではなく、
持つべきものは「プロ」だとは思います。

でも自称プロとか、
スキルや経験が不足しているプロとか、
道を誤ったプロだっているんです。

これでは困ります。

心から信頼できて、
正しい道に導いてくれるプロ。

こういう相談相手が望ましいですが、
そんなにたくさんはおりません。

いざという時に慌てて探すのではなく、
いざという時に頼りになる人を
日頃から探しておくのが肝要ですね。

 

・転職相談で語られる内容

普通に考えれば
転職やキャリアについて相談しようと思えば
転職エージェントに勤めている方や
キャリアコンサルタントの有資格者などが
相応しいと思われるでしょう。

当ブログでは
それがあまりにも心許ないという話しを
今まで何度もしているのですが、
もちろんなかにはとても勉強をしていて
頼りになる人もいるんです。

ただ私の感覚では
残念ながら少数派のように感じています。

実は以前にあるSNSでアンケートを取ったことがあります。
(こちらはHR業界や
エージェントの方々と多く繋がっています)

この先、どれくらい転職エージェントを続けますか?という
質問内容だったのですが、
驚くなかれ…
なんと1/3の方が今すぐにでも辞めたいであり、
2~3年のうちに辞めたいも含めると
8~9割の方が長く続けるつもりがないのです。

ごく少数の1~2割の方だけが
一生この仕事を続けたいとか、
できるだけ長く続けたいという結果でした。

そんな…と絶句しましたけど、
今すぐに辞めたいという人が
日常的に求職者からの相談に乗っているのが現実なのですね。

う~ん、私は思わず唸りました。
実態ってこんなんなんだ…と。

この先に転職相談とキャリア相談の違いについて
じっくり考えてまいりますが、
もう転職エージェントの仕事が嫌だと
内心思っている人に心を許して相談しても
得られるものは少なそうですね。
いや、皆無かもしれません。

私はキャリア相談は非常に重要であると考えていますが、
転職相談自体はそこまでの価値があるとは思えません。

本当に優秀なごく一部の人を除けば
もう転職するのが前提であり、
あとは希望条件を聞くだけのための面談です。

わざわざ面談する必要があるのか…。

これではあっという間にAIに置き換わられそうですし、
極論を言えばメールのやり取りや
システム上だけで充分とも言えそうです。

こんなに雑なヒアリングで
どこまで本心が掴めるでしょうか?

よくあるパターンとしては
会社のほうで用意したヒアリングシートの項目を
埋めるためだけの面談なんてのもありますね。

これでプロの仕事と言えるでしょうか?

100歩譲って
本人の希望条件を聞くのは大事です。
しかし本人の希望条件だけが全てでしょうか?

本物のプロであれば
本人の希望条件から話しを発展させて
本人ですら気づかない有益な提案をすべきだと思うんです。

もしこれから転職エージェントとお会いすることがあったら
是非、この点を確認してみて下さい。

立派なファイルを取り出して
そこに書かれている質問事項を順番に尋ねられたら
ああ、この人にはキャリア相談は無理なのだな、
転職相談しかできないのだから
聞かれたことだけに応えればいいや。

そう考えてよろしいかと思います。

転職相談とは
転職をするための相談です。

実態はただの御用聞きのような
希望条件の把握だけになっていることが多いです。

転職をすべきかどうか
しないほうがいいのか
転職だけが選択肢なのか
転職をするとしたらどうすべきか
自分にはどんな選択肢があるのか。

このような相談をしたければ
転職相談では役不足であるのが現実です。

やはり重大な内容は
キャリア相談が適切であると思います。

 

・キャリア相談で語られる内容

弊社の主力事業は
医師の常勤先の転職支援と
クリニックの開業支援です。

合わせて医師の非常勤先のリサーチや
看護師をはじめとした
医療従事者の転職支援も行っています。

また数は多くはないですが
開業医の先生から経営支援として
集患マーケティングや
スタッフ採用のサポートを依頼されることもあります。

稀にですが
継承やM&A、分院展開のサポートや、
医療系の書籍や冊子への執筆とか、
WEBやリアルでの対談、講演、セミナー講師なども
請け負うこともあるんです。

私の感覚ですと
これらすべてを含めて
「キャリア支援」であると考えています。

ですから弊社のキャリア相談は
主力業務の転職・開業が多いですが、
それ以外にも実に様々な内容があります。

もちろん純粋な転職相談をお受けすることもありますが、
私どもの場合は、転職の前段階から、転職後まで、
もっと言えばその先の数年後の展開まで
一気通貫でご相談をお受けできますので
話しが広がり、聞きたいことが何でも聞けますので
相談後の満足度がわりと高いようです。

おかげさまで毎週のように
先生方から様々なご相談をいただいておりますが、
個人情報は最低限しか要りません(名前のみでOK)とか、
相談後にこちらから連絡はいたしません(望まれた場合のみ別)と
当初から明言して、遵守していますので、
その点も安心感があるのかもしれませんね。

転職相談とは転職に関する相談のみです。
キャリア相談とは転職も含めた
もっと多様な相談ができる場です。

私はキャリアのベースには
ライフプランが必須とも考えていますので、
時にはキャリア相談が深くなり
それこそ人生相談に近いところまで進むこともあるのです。

 

<参考>
大事なのはキャリアです!
転職とか開業ではないんですよ…という医師のキャリア相談

 

 

2.キャリア相談をしておくと転職相談は不要です

まあ、こんなことを言いながらも
別に明確な定義があるわけでもありませんし、
国語辞典に載っているものでもありませんので
あくまでも私はこう考えていますという話しです。

でも言わんとするところは
ご理解いただけるのではないかと思います。

弊社におきましては
転職相談も含めたキャリア相談を
ずっと行ってきているのですが、
最近はキャリア相談が浸透してきて
そのなかの一部に転職相談があるという位置づけが
かなりご理解いただけた感があります。

キャリア相談が特に増えたのは
コロナになってからです。

将来の不安が増したので
その準備のためということもあるでしょうし、
もうひとつはZOOMなどオンラインでの面談が
格段にしやすくなったというのもあるでしょう。

私どもとしてはZOOMでも対面でも
キャリア相談が増えるのは嬉しいことですが、
無料で行ってもいますし
別に有料にするつもりもございません。

ただ件数が増えてくると負担が増しますので
正直、ZOOMが広がったのは非常に助かりました。

これからも工夫を凝らしながら
できるだけ多くのキャリア相談をお受けしてまいります。

 

・キャリア相談で選択肢を手にする

キャリアとは何か?

広義では「生き方」や「人生」を指すとも思いますが、
転職・就職シーンでは
純粋に仕事上の経歴や経験を意味しますね。

ではキャリア相談とは何か?

もう仕事に関することすべて、
そして人生や生き方も含めての相談と
言っていいんじゃないかと私は考えています。

私が提唱するキャリアプラン3箇条には
ライフプランをベースにしてキャリアプランを考えましょうと
謳われておりますので、
キャリアとライフを区分けするよりも
同じくらいに大事だと考えたほうがスッキリします。

前述したように転職相談は
キャリア相談の中に含まれますし、
クリニックの開業相談についても
キャリア相談の中に含んでよいと考えています。

私自身、多くのドクターのキャリア相談に乗らせていただくなかで
強烈に意識していることが2点だけあります。

ひとつは選択肢を提示すること、
もうひとつはジャッジするのは先生であること。

この2つです。

よく勘違いしているコンサルタントは
こうすべきだ!
こうしなければいけない!と
なぜか上から目線でアドバイスをしたりしますが、
私はこれは大間違いだと思ってます。

ジャッジするのは先生ご自身です。

我々にできるのは
ジャッジするための手助けであり、
具体的に言えば選択肢を提示し、
決断するための判断材料を提供することです。

これ以上でも以下でもありません。

最重要なのは選択肢の提示です。
そのために先生から話しを聞くのです。

時には先生ご自身でも
想像すらしていなかった選択肢が見つかりますし、
そんな手があったか!?と驚かれることもあります。

でもこれこそが「プロ」の存在価値であると
私は考えています。

一流のコンサルタントは
選択肢を見つけて
どれを選ぶべきかの判断材料を提供します。

二流のコンサルタントは
勝手に決めつけて
自分の思う通りに動かそうとします。

どうせプロに依頼するなら
一流がいいに決まってますよね。

 

・キャリア相談で将来に備える

さて、選択肢が手に入りました。
どの選択肢を選ぶべきかの判断材料もあります。

状況次第ではありますが、
私はこの状態を作ることが大事であって、
キャリア相談の意味はここにあると考えています。

別にすぐに決断しなくてもいいのです。
すぐに行動に移さなくてもいいのです。

もちろん何らかの事情があって
すぐに動いてもいいんですよ。
でも無理する必要はありません。

ここが転職相談とは決定的に違うところですね。
転職相談は基本的にその後の転職活動のためにします。

相談を受ける転職エージェント自体も
それを期待していることでしょう。
まさにビジネスです。

しかしキャリア相談は
そんな切羽詰まってのものではありません。

いや時々切羽詰まったものもありますけど
あくまでも今後のために…というケースが多いです。

相談する先生も
相談を受ける私のほうでも
喧々諤々と話し合っているうちに
お互いに、あ!閃いた!なんてこともよくあるんです。

道が見えたみたいな感じです。

キャリアの大失敗は何かと言うと
「将来の選択肢を狭める」ことです。

これは取り返しがつきません。
まさに大失敗です。

転職先を間違えたとか、
条件交渉で強気になって破談になったとか、
こういう失敗はいくらでも挽回ができます。

でも将来の選択肢を狭めてしまうと
その先は少ない選択肢から選ぶしかなく、
これを数回繰り返したら
その後のキャリアは窮地に陥ってしまうでしょう。

そうならないように
「キャリア相談」をして
選択肢を手にしておく。

これが最も大事なのです。

 

<参考>
エージェントの選び方を知ると医師人生の選択肢が増えます!

 

医師転職エージェント 医師紹介会社 転職相談 キャリア相談 開業相談 キャリアプラン キャリアチェンジ キャリア支援 ジーネット株式会社

 

*まとめ

自論ではありますが、
転職相談とキャリア相談の違いについて語ってみました。

キャリア相談って良さそうだな…と
思って下さったら嬉しいです。

別に私ではなくてもいいです。

将来のために
いつか誰かに相談してみようと思い、
それに相応しい人を見つけておいて下さい。

私の経験上でも
キャリア相談したことが突破口となったり、
医師人生の分岐点になって
ポジティブな展開が生まれることは
決して少ないことではありませんから。

それでは、また…。

 

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