若手医師、中堅医師ならではのキャリアプラン 事例
ケース ①/33歳 後期研修医
法学部を出て1度社会人になってから
医学部に入り直したM先生。
同期は皆さん自分より年下なのにとても優秀で・・・。
これでは同期と同じ方向で動いたら勝負にならない。
自分らしいビジョンを描いていきたい、
それは何か?とお悩みでした。
診療科目をどうするか?に始まり、
研修後にどのような進路を取るべきか?
と医師としての可能性を模索されていらっしゃいました。
焦って転職先を探していた訳ではないM先生。
ところが何度かのディスカッションを繰り返す中で
自分の進むべき道が見えてきたようです。
果たしてその道とは?
[相談後のM先生]
医局内で出世が見込める訳ではなく、
急性期の領域で
これといってしたい事がある訳ではなく、
でも1度社会人経験があるM先生だからこそ発揮できるのは
開業だろう…と。
今は開業の為の経験値アップを実現すべく
勤務医の多い総合クリニックで
良い経験を積んでいますよ~。
ケース ②/42歳 形成外科医
長く大学医局に在籍しているT先生。
大学関連病院をいくつか回りながら研鑽を積んできましたが
そろそろ民間に出た方が良いのか?と
今後の選択肢に悩んでおられました。
美容外科に進んだ同僚たちは羽振りが良さそうだが
自分もその道が良いのか?
それとも他の道があるのか?
オペには自信があるT先生だからこそ
この先のキャリアをどうすべきか?は
悩ましそうでした。
T先生にとって最重要だったのは
医師として医業に正直でありたいという事です。
そんな真面目な形成外科医であるT先生が選んだのは?
[相談後のT先生]
美容外科にも興味はあったんだけどね、
まさかセンターを立ち上げる話しが出てくるとは思わなかったし、
病院側にそんな提案を投げ掛けて、
それを実現するエージェントが存在するなんて思いもしなかったよ。
初代センター長は責任重大だけど
結構患者さんが来ているよ~と楽しそうです。
ケース③/32歳 精神科医
少し回り道をしたけど精神保健指定医を取得して
次の展開をどうすべきか検討中のG先生。
普通の精神科医に収まりたくないG先生は
ビジネスや投資など多様な展開を模索しています。
別に精神医療にこだわりもなく、
自分の興味や関心に素直に従い、
新しい仕事をしてもいいし、
このまま精神科医として仕事をしてもいいし…。
G先生のような方は時々いらっしゃいますが、
医師を目指した理由、
初めて主治医になった時などを話し合うと
原点回帰して
医師としての本分を思い出したりするものです…。
[相談後のG先生]
フリーター医になる事も考えていたけど、
常勤先は持っておいた方が良いとアドバイスしてくれたので、
週4日の常勤と、週1日の自由診療のバイト、
そして週1日はビジネスの日(笑)。
自分らしいバランスです。
自分のような突拍子もない医者に寄り添ってくれて感謝しています。