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クリニックの分院展開は物件ありきではなくドクターありきで!

2017年10月24日by gnetdoctor

おはようございます。

勤務医も開業医も転職も開業も経営も
医師からの相談なら何でも乗れる(多分 笑)
ジーネット株式会社の小野勝広です。

本日のブログのタイトルは、
『 クリニックの分院展開は物件ありきではなくドクターありきで! 』
としました。

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理事長からの分院展開のご相談

先日、某医療法人の理事長からご相談がありました。
「分院展開を進めたいのだが医師を紹介して欲しい」

開院後、順調に患者さんが集まり、
経営が右肩上がりになってくると
分院展開というのは
次の選択肢のひとつになりますね。

そもそもそれだけ患者さんを集める事ができた訳ですから、
理事長や院長の能力は疑う所はありません。

コンセプトや事業計画の確かさ、
開業地の見極め、物件の良し悪し、
診療方針やスタッフ採用、
集患マーケティングなど
打つべき手をしっかり打って、
ホスピタリティ溢れるクリニック運営をしてこその
来院患者の増加だと思うのです。

ですから経営力のある開業医は
分院展開をしてさらなる地域へのお役立ちや
より多くの患者さんに対して貢献しようという考えは
素晴らしい事だと思います。

しかしご自身が全身全霊で打ち込んできた最初のクリニックと、
分院では大きな違いがあります。

それが分院展開が成功するかどうかの
最大のポイントだと考えます。

物件が決まったのに分院長が決まっていない

分院長募集の求人は少なくありません。
しかも結構な高待遇の案件も結構ありますね。

ところがなかなか決まらないですし、
決まった後も決して安心する事ができません。

せっかく入職してもらった分院長が、
様々な理由で早期の退職となってしまって
慌てて後任を探す羽目に陥ったとか、
分院長の診療が患者に受け入れられず
予想に反して一向に患者が増えないとか、
時には条件や待遇の認識の食い違いによって
揉めに揉めて
裁判沙汰になってしまったなんでケースもありますからね。

その要因として多いのが、
先に物件を決めて、内装工事を済ませて、
医療機器や什器も揃えて、スタッフも採用して、
さあ残るは分院長を招聘するのみ…というケースです。

こういう場合には、
すでに充分な費用を掛けてしまっていますし、
家賃や人件費など固定費も毎月発生しています。

一刻も早く分院長に入職してもらって、
診療をスタートさせないと
売上がない状態で経費ばかり掛かってしまい、
経営状態が深刻な状態になってしまうのですね。

せっかく順調だった本院の経営状態にも
悪影響を及ぼす事になってしまいます。

こうなると…
それこそ医師なら誰でもいい…なんて事になってしまって、
しかも相手の要望する条件を丸呑みしてしまって、
挙句の果てには採用しなきゃ良かった…なんて事に…。

なぜこうなってしまうのか?
順番を間違えてしまっているからではないでしょうか?

最初に決めるべきは分院長であって、
それから開業地を決め、物件を決め、
内装工事をはじめ、医療機器を導入し、
スタッフ採用を開始する。

こうであればおそらく相当の失敗は防げると思います。
もちろん理想論なのかもしれません。

しかし分院展開のリスクマネジメントは
ここから始まると思うのです。

だって1日中理事長や院長が
マネジメントできない訳ですから。

分院長に権限を与えて、
診療に関しては任せて、
分院内のマネジメントは
分院長に任せなければなりません。

まずは分院長ありき、
つまりドクターありきで、
分院展開は進めるべきだと思うのです。

まとめ

ベストはやっぱり本院で一緒に診療してきた
常勤医の先生に分院長になってもらうとか、
過去一緒に仕事をした事があって
信頼して任せられる先生であるとか、
診療スタイルや力量、人柄や性格まで
把握できている事ですね。

まあそう簡単ではないのでしょうが、
分院長を後回しにして
先に物件ありきで進めてしまうのは
ちょっとリスクが大きいように思います。

私どもにも分院長を希望する先生から
ご相談を頂く事もありますが、
正直焦って採用したいとおっしゃる所には
ご紹介しにくいです。

条件などはいいのでしょうが、
あまりにもプレッシャーが強すぎますし、
共に作り上げるシーンがないですからね。

分院長希望の先生は、
やはりプレ開業になるかも…とか、
経験値を高めたいケースが多いので、
できれば理事長と相談しながら内装を決めたり、
必要な医療機器を相談したり、
こういったプロセスを踏めると
当然、任された分院に対して愛着もあるし、
モチベーション高く仕事ができると思うんですね。

分院展開は物件ありきではなくドクターありき。

あくまでも理想ではありますが、
成功する為には必要な考え方のひとつだと思います。

ちなみに弊社に経験豊富な歯科医師が
分院長希望でいらっしゃいます。

東京都内の西側でお探しですので、
分院展開を検討している歯科医院様はお声掛け下さい。

それでは、また…。

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