おはようございます。
医師の収入や生活面といったライフプランを
転職や開業というキャリア面で支える
ジーネット株式会社の小野勝広です。
ひと昔前は55歳で定年となり
そこからは悠々自適の生活をしたり、
ペースを落とした仕事をしたり、
人それぞれのセカンドライフを過ごしていました。
しかし定年は60歳になり、
65歳になり、このまま行くと70歳などと
益々延長されていくのかもしれません。
しかしそもそも定年のない仕事の場合は
どうなのでしょうか?
本日のブログのタイトルは、
『 医師の年収と実働期間を考える!? 』
といたしました。
医師の年収は高いか?低いか?は生涯賃金で判断すべき!
自分と同等の大学を卒業した
第一線で活躍している官僚やビジネスマンと
自分の年収を比較した場合に
決して高いとは思えない…。
正直微妙だと思う…。
そうおっしゃる医師がいます。
確かにそうかもしれません…。
今現在だけを見れば…。
もともと医師になるような方は
向上心が強く、現状に満足する事なく、
常により良いものを追求する
まさに探求心の塊のようであったりします。
そりゃ全員が全員そうだとは言いませんが…。
でもそういう傾向を持っておらねば、
日進月歩で進化する医療の世界で
医師という最高峰の資格で仕事をし続ける事は
なかなか難しいのでしょうね~。
だから人には負けたくないという思いも
人一倍でしょうし、
日常的に医学研究に取り組み
多くの患者を診察しているのですから、
もっと報われてもいいのではないか?と思うのも
決しておかしな事ではありません。
まして大学は6年制であり、
研修医や若手医師時代の収入は高くなく、
ひと昔前であれば修行時代は
無報酬とか、低賃金である事が当然とされて、
アルバイトしないと
生計が成り立たない事もありましたからね。
一人前の医師となり、
患者に、社会に貢献できるようになったら
もっと高待遇で報われたいと思う事自体は、
ごく当然の事でもあると思います。
ただこの時に視野に入れておいて頂きたいのは、
今の給料、現在の年収と
他者を比較するだけではなく、
生涯賃金という発想を持っておいた方が良いという事です。
実働期間が長いと生涯賃金は上がります。
我が国の年収1000万円を超える層は、
全体の4~5%程度と言われています。
その中でも女性に限定すると
なんと1%に満たないのが現状です。
医師の皆さんはほとんどの方が
男女問わずここに含まれていると思います。
1世帯当たり平均所得金額が、
約540万円となっている昨今ですから
全体の中で考えると1000万円以上の年収というのは
かなり報われていると言えるのでしょう。
しかし1000万円以上の高年収の層だけで考えてみると、
2000万円以上を超える人、
それこそ3000万円、5000万円、1億を超える人など
かなり幅がある訳でして、
ちなみに我が国でも年収1億円を超える人は
15,000~18,000人ほどいると言われておりますので
平均年収1477万円と言われる医師の年収は
高年収グループの中では高い!とは
言えないのでしょうね。
まあ1億円を超える人なんてのは
単なる給与所得者ではなく、
事業所得や不動産所得が多かったり、
ハイリスクを覚悟で、
なおかつ専門的知識の必要な
株式、FX、先物などの投資からの収入が多かったり、
プロの野球、サッカー、ゴルフ、競輪、競馬など
若くして引退する可能性が高い職業であったり、
ごく頂点の人しか到達しない芸能人やタレントであったり、
よく考えてみるとごくごく一部の人なんですよね。
しかもそこにはハイリスクを取る事が前提であったり、
ごく短い一定期間の事であったり、
ごくごく限定された一部の大成功者しか
到達しないレベルであったりと
長期、安定、という言葉とはかけ離れているのが実態です。
こう考えていくと、
年収1000万円を超える期間が30~40年ある医師は
単なる年収の多さだけでは図れない
有利な点もあると思うんですね。
ハッキリ言って
官僚やビジネスマンの成功者だって
年収1000万とか、2000万円を超える期間なんて
10年にも満たないのではないでしょうか?
もしくは1%程度のごく一部の人だけが、
年収1000万円を稼ぎ続ける事ができるのであって
医師のように多くの人達が
30~40年に渡って年収1000万円を超えるなんて
他の職業にはかなり少ないと言えると思います。
20代後半か、30代前半には
年収1000万円を超えて、
60代、70代になっても超え続けている医師の年収。
そりゃ年収5000万円だとか、
1億だなんて訳には
そう簡単には行かないのでしょうが、
他の職業と比較して
劣っているというように捉えるのは、
今現在にフォーカスし過ぎているとも
言えるのではないでしょうか?
今の年収よりも数年を見越した年収を!
ここまではマクロの話し。
私は低リスク、安定、長期間という
キーワードを叶えながら
大多数の人が年収1000万円を超える医師の年収は
他の職業と比較する必要などないと思います。
これは他の年収1000万円を超える職業には
ほとんどあり得ない現実と思うのです。
とは言え、
個々で考えると
今はもう少し年収アップしたい時期もあるでしょうし、
先の話しよりも
今の方が大事という考えだってあるでしょう。
仕事をするからには、
今よりも少しでも高給を得たいというモチベーションは
仕事の質や量を担保する事にも繋がりますので
決して悪い事ではありません。
医師の場合は、
バイトを増やして収入を増やす事ができますから
この点でも他の職業と比較すると有利ですが、
今よりも…という向上心を持ち続けるのは
我が国の社会全体にとっても良い事でしょう。
では今よりも…と考えた際には必要なのは何か?
ここにはやはりライフプランと
中長期的な戦略、そして緻密な戦術、
つまりキャリアプランニングが必要不可欠と思います。
このキャリアプランを含めて、
医師の転職や開業をご支援できる
稀有な企業として
私どもは存在したいと考えています。
それでは、また…。
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