おはようございます。
医師のキャリアプランを実現するために
転職やクリニック開業などのシーンで支え続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。
なぜキャリアを考えなきゃいけないのでしょうか?
それは今よりも良い人生を送ろうとするからです。
まあキャリアダウンをし続けても良ければ
な~んにも考える必要はないですもんね…。
本日のブログのタイトルは、
【 パラレルキャリアとスラッシュキャリアが未来を切り拓く! 】
といたしました。
なぜキャリアリテラシーを高めるべきなのか?
キャリアについて語る時に
下りのエスカレーターに例える事があります。
普通に歩けば現状維持、
少しでも歩みを止めればキャリアダウン。
必死に走ってようやくキャリアアップ。
厳しい世界とも言えますが、
現実的にこのようなものと言えるでしょう。
私は常々ライフプランをベースにした
キャリアプランが大事であると述べてますから、
プライベートな事情によっては
戦略的にキャリアキープを図ったり、
時には一時的なキャリアダウンをしても
良いとは考えています。
しかし長い職業人生を考えれば
トータルとしてキャリアアップをしなければ
なかなか思い通りに行く事が増えないと思うのです。
歩みを止めたらキャリアダウン…。
別に世界的に有名になったり、
何億、何十億という資産を築いたり、
大成功を収める必要はないでしょうが、
少なくとも「今より少し良くなる」という状態は
多くの人が望むのではないかと思うのですね。
ところが現代社会というのは
過去の常識が通用しなくなってきており、
また将来の見通しを立てる事も難しくなっています。
こうなると「今より少し良い」世界というのが
相当に難しくなっていると言えます。
それこそ現状維持ですら簡単ではなく、
油断をするとあっという間に
キャリアダウンしてしまうんですよね。
今より少し良くしようと思えば
キャリアリテラシーを持って
自分なりのサバイバル戦略を
組み立てていかねばならないと
私は考えています。
パラレルキャリアという選択肢
世の中には数多くのキャリア論がありますが、
現状、私はパラレルキャリアと
スラッシュキャリアの概念は
多くの人に知って頂きたいと考えていますし、
特に医師の皆さんには参考にして頂きたいです。
まずはパラレルキャリアですが
以前にも当ブログではお知らせしましたが…
パラレルキャリアとは
あのP・Fドラッカーが著書で紹介した考えで、
ひと言で表すなら
本業を持ちながら、第2のキャリアを築くことです。
ご関心ある方は下記をご覧下さい。
キャリアを複合化していく事で自分が救われる?
これ、実はビジネス界では
ようやく最近になって副業、兼業が
一部の企業で解禁となりましたが、
今までは全く動きようのなかったものです。
しかし医療界では、
随分前から普通に行われているんですよね。
常勤+非常勤
常勤+スポット
常勤+非常勤+スポット
フリーランス
この常勤以外のバイトを
いかにして未来のサバイバル戦略に
落とし込んでいくか?がポイントです。
単に収入確保のバイトではなく、
本業にプラスアルファを生むとか、
今の本業とは別の将来の本業を作り出すとか、
様々な戦略が考えられると思います。
いつかメスを置く時が来る
外科医の先生などは
将来に向けた戦略を練っておいた方が
良いかもしれませんね。
具体論はどうしても個別的になりますので
ここでは例は控えますが、
診療科目、専門性、経験値、年齢、性別などによって
実はとても大きな可能性があります。
本業を失っても生きる術がある…。
これは安心材料になりますよね。
私の知人の先生は、
美容医療に関心があって
その道に進みましたが、
週2日は内科外来のバイトをしています。
これもパラレルキャリアですね。
美容で通用しなかった場合や、
美容医療に何らかの制限が掛かった場合に
いつでも内科に戻れるようにという戦略です。
皆さんにも様々な戦略が
構築できるのではないでしょうか?
こういった点は是非ともご相談を頂きたいです。
スラッシュキャリアという選択肢
もうひとつがスラッシュキャリアです。
こちらも何度かご紹介しておりますが、
スラッシュキャリアとは
スキルや経歴、肩書などを一つに限定せず複数持ち、
多方面で仕事をするキャリア形成の方法のこと。
肩書を「/(スラッシュ)」で
つなぎ続けて書き表すことから、
スラッシュキャリアという。
ご関心ある方は下記をご覧下さい。
医師にとってのスラッシュキャリアとは?
キャリアプランの前提に
ライフプランがあり、
そしてマネープランがあると考えると
1人の人間は実は公私ともに
多様なプランを描いている事になりますね。
それをすべてひっくるめて
スラッシュキャリアを築き上げていく。
今まで医師は身を粉にして働くのが
当然という時代を過ごしてきました。
しかし過労死や過重労働の問題が出てきて、
これからは持続可能な働き方が求められてきます。
つまり中長期的なキャリアプランが
確実に必要になってくるのですね。
30代の医師は30代なりに、あと40年。
40代の医師は40代なりに、あと30年。
50代の医師は50代なりに、あと20年。
60代の医師は60代なりに、あと10年。
可能性は無限大です。
持続可能な働き方を考える際に
もうひとつ重要になるのが
オリジナリティです。
医学部を卒業し、
国試を突破し、
出身大学で初期研修を受けて、
大学ジッツで後期研修を受けて、
大学病院と関連病院を行き来しながら
経験とキャリアを積み、
専門医を取得して、
大学院に入り学位を取得する…。
おそらく今までと違うキャリアを気づく
若手医師はこれから増えていくと思われます。
誰かが敷いたレールではなく、
自らの手でレールを敷くような方も出るでしょう。
医師の人生は
医師だけではありません。
医師だって鎧を脱いで
医師ではない自分の時間も必要ですよね。
何を、どこまで?
ここがオリジナリティだと考えます。
自分らしい医師としての人生。
自分と家族の人生。
バランスを取って、
QOLを高めた生活が必要になるでしょう。
その意味では
スラッシュキャリアという概念こそ
ご自身のキャリアプランを考える際には
必要になってくると考えます。
今よりも少し良い未来。
ライフプランをベースにした…
中長期的な視野を持った…
オリジナリティ溢れる…
そんなキャリアプランを持てると
実現に近づくのではないでしょうか?
それでは、また…。
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