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医師人生の参考になるかも?デュアルキャリア!

2020年5月13日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師のキャリアプランの専門家として
常勤の転職やクリニック開業をご支援し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

デュアルキャリアという用語をご存知でしょうか?

いえ、私も最近知ったばかりですので
そんな偉そうなことは言えないのですが、
医師のキャリアプラン上でも参考になるかもしれないと考えました。

今回はデュアルキャリアを
医師人生にどう組み込むか?について考察します。

30代後半から50代の先生方には
必見の内容かもしれません。

 

本日のブログのタイトルは、
【 医師人生の参考になるかも?デュアルキャリア! 】
といたしました。

 

<目次>
1.デュアルキャリアとは何か?
 ①アスリートにとってのデュアルキャリア
 ②医師はデュアルキャリアをどう活用すべきか?
2.キャリアチェンジとセカンドキャリア
 ①医師のキャリアチェンジ
 ②医師のセカンドキャリア
3.キャリア人生を左右するのは自分の考え方次第
 ①医師のキャリア人生の終着点?
 ②できるだけ右肩上がりのキャリア人生を送ろう!

 

医師 デュアルキャリア

 

1.デュアルキャリアとは何か?

〇〇キャリアとか、
キャリア〇〇って次から次へと出てきますね。

当ブログでは
医師の皆さんの参考になりそうな用語は
できるだけご紹介をしておりますが、
今回はデュアルキャリアについてお知らせします。

 

①アスリートにとってのデュアルキャリア

デュアルキャリアとは
もともとはアスリートのセカンドキャリアへの備えであり、
現役の時から将来の備えとしてキャリアを形成し、
2つの人生を歩むことを言います。

サッカー選手の本田圭佑選手を思い浮かべれば良いでしょうか?

現役のサッカー選手でありながら
カンボジア代表の監督兼GMでもあり、
サッカースクールをプロデュースしたり、
複数のプロサッカークラブの実質的なオーナー経営者でもある。

またウィル・スミス氏と共同で投資ファンドも設立しており、
国連の教育事業に携わったり、
MITのメディアラボの特別研究員になったり、
様々な企業とスポンサー契約を結んだり、
おそらく報道されていないだけで
他にも様々なビジネス展開をしているのだと思います。

昨今ではアスリートが
スポーツ選手以外のキャリアや肩書きを持っていることは
それほど珍しいことではなくなってきています。

引退したらコーチや解説者になるだけでなく
競技を続けながらも自身の将来を見据えて、
企業の社員として勤務したり、起業したり、国家資格を取得したりと、
多くのアスリートが自らの活躍の場をどんどん広げているのです。

競技引退後に備えて
事前に自身のキャリア形成について取り組むことは
引退後の長い人生を考える上で、
とても重要になっているのですね。

【 参考 】
マイナビアスリートキャリアより
デュアルキャリアについて

 

②医師はデュアルキャリアをどう活用すべきか?

私は医師の皆さんも
セカンドキャリアを考えておいた方が良いと
常々考えています。

医学部を卒業し、
研修医として研鑽を積み、
大学病院、自治体病院などの急性期病院で
症例経験を積んでいく。

ある意味ではこの先はセカンドキャリアと言っても
いいのではないかと私は考えているのです。

最近では研修明けに自由診療の世界に飛び込む先生もいますが、
おそらく多くのドクターは急性期病院から
キャリアをスタートすると思うのですね。

しかし急性期病院はハードです。
何十年も続けるのはなかなか厳しい世界です。

もう少し緩やかな民間病院に行く。
当直のないクリニック勤務に移る。
訪問診療などプライマリケアに転換する。
将来的には開業して自分のクリニックを持つ。
産業医やヘルスケア領域に進出する。

専門とする診療科目にもよりますが、
様々な選択肢があると思うのですね。

しかし急性期病院にいる間は
多忙で次への備えができません。

ここにデュアルキャリアという概念を組み入れて、
多忙な中でも次に備えたキャリアを検討するのは
将来に有効だと思うのです。

今まで外勤日は医局の紹介の施設にバイトに行っていたけど
将来に備えたバイト先に変更するとか、
研究日を活用して次への学びを進めておくとか、
人脈を広げていざという時に備えるとか、
いろいろできる事はあるように感じています。

可能性と選択肢を広げておくという事ですね。

 

医師 セカンドキャリア キャリアチェンジ

 

2.セカンドキャリアとキャリアチェンジ

セカンドキャリアへの備えという点ともうひとつ、
キャリアチェンジの可能性を探るのもあり得るかもしれませんね。

転科もそうですし、
保険診療の枠外に飛び出すとか、
ビジネス界への進出なども考えられるでしょうか。

これらもやはり備えが大事だと考えます。

 

①医師のキャリアチェンジ

ポイントは、
急性期病院、専門医、大学医局を
どう考えるか?でしょうか。

私の感覚ですと、
30代は突っ走る事ができても
40代に入り、
特に40代半ばから後半に入ってくると
心身ともに疲弊するように思えます。

逆に言うと
突っ張りながらも30代のうちに
40代になった時に事を考えて
必要なスキル、
経験を身に付けておく事も必要なのかもしれませんね。

 

②医師のセカンドキャリア

私はセカンドキャリアに
年齢はあまり関係ないように考えています。

今までも60代過ぎてから…という先生もいらっしゃいましたし、
50代半ばくらいからそろそろ考えておこうというケースもあり、
また30代半ばで次のキャリアという先生もおられました。

つまり年齢の問題ではなく、
キャリアプランの問題なのだろうと考えます。

自分らしいオリジナリティ溢れるキャリアプランがあるなら
準備をした上でセカンドキャリアに踏み出すのも
選択肢としてはありですね。

 

医師人生 キャリア人生 

 

3.キャリア人生を左右するのは自分の考え方次第

いつも言う事ではありますが…
<キャリアプランを考える際の3箇条>
①中長期的な視点
②自分らしいオリジナリティ
③ライフプランをベースに

私は本当にこの3箇条が大事だと考えていまして、
今回は①、②に該当しますね。

デュアルキャリアとは
まさに中長期的な視点であり
なおかつ自分らしいオリジナリティが問われています。

 

①医師のキャリア人生の終着点?

今まで何名かの先生に、
何歳くらいで引退されますか?と伺った事があるのですが、
なぜか不思議な事に「70歳」と答える先生が多かったです。

時々80代でも外来に入っている先生もいますけど、
心身の充実を考えると
70歳くらいで引退して、
その後はゆったりと老健ですとか、
週数日の外来などで働くのが良いかもしれませんね。

50代の先生からご相談を頂いた際には、
いつも引退から逆算したキャリアプランという話しをします。

キャリアプランって
別に若い人たちの為にあるものではありませんから。

いくつになっても、
年齢に応じたキャリアプランを構築するのが
適切だと思ってます。

 

②できるだけ右肩上がりのキャリア人生を送ろう!

キャリアハイという用語があります。

自分自身最高の記録や成績の事ですね。
これもアスリートに良く使われますが、
医師やビジネスパーソンにも
キャリアハイってあると思うんです。

【 参考 】
キャリアハイの類義語でキャリアピークという用語もあります。
医師のキャリアピークはどこに設定すべきでしょうか?

あまり早くキャリアハイが来てしまうと
その後の仕事人生が右肩下がりになってしまいます。

徐々にでもいいから、
末永く右肩上がりに上がって行って、
最終盤に緩やかに下降する…。

私は自分が50代に入った事もあり、
こんな仕事人生がいいんじゃないかと
最近考えるようになりました。

20代、30代の若い時は
とにかく一刻も早く成功したかったですけどね。

多くの方が40年~50年くらい仕事をする訳です。

あまり焦ったキャリアプランは
間違いのもとになるかもしれません。

よく人生をマラソンに例えたりしますが、
やはり短距離走とは走り方もトレーニングも異なりますね。

キャリア人生も同様です。
焦らず、着実な積み重ねが必要ですね。

そのためにはデュアルキャリアという概念は
備えとして検討の余地があるように思います。

それでは、また…。

 

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