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医師のキャリアは焦らずに中長期的な戦略を持つべき3つの理由とは?

2022年2月2日by gnetdoctor

おはようございます。

医師が転職や開業を通して
より良い未来を手にするために
キャリアプランの重要性を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

私が提唱し続けている
・キャリアプラン3箇条
・キャリアの4ステップ
この2つにはかなり自信を持っています。

ただ実は私自身そろそろ改善して
もっとよい良いものにしたいとは思ってるんです。

様々な角度から考えて
より良い概念を提示したいのですが
今のところ、この2つよりも
優れたものがまだ見つかっていません。

別に後生大事にしているわけではなく、
もっと良いものがあれば
すぐさま変更してお知らせしたいのですが
なかなか見つからないんです。

逆に言うと
それくらいに優れものと考えていいかもしれません。
自画自賛ですが…。

そうは言っても
キャリア論は常に考え続けるべきですし、
視点を変えて、視野を広げて、
もっと深く追求すべきものであると考えています。

本日のブログのタイトルは、
【 医師のキャリアは焦らずに中長期的な戦略を持つべき3つの理由とは? 】
といたしました。

<目次>
1.キャリア上の視点が狭いと自分が損をします!
・今だけ金だけ自分だけ?
・今を大切にしないと未来の選択肢が狭まります。
2.中長期的な戦略を持つ3つのメリットとは?
・戦略がないと未来が犠牲になります。
・この3つのメリットを捨てられますか?
*まとめ

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1.キャリア上の視点が狭いと自分が損をします!

いつもキャリアについて語り続けている私ですが、
別にそれは私がキャリアの正解を知っているからではありません。

そもそもキャリアに正解なんてないというのが
私自身のスタンスです。

もし正解があるとしたら
個々それぞれの胸の内にあるものだと思いますし、
まだ正解が見つかっていないなら
いや大半の方が見つからずに模索していると思うのですが
今よりもより良いキャリアを探していく、
少しでもいいから
正解に近づけていくという姿勢が必要ではないでしょうか?

そのために欠かせないのが
キャリアに関する「考え方」です。

正しい「考え方」を手に入れるための
ちょっとしたノウハウを提供しているのが
当ブログであると私は位置づけています。

・今だけ金だけ自分だけ?

未来のことなんて誰にもわからないのだから
将来設計とか、キャリアプランなんて無駄だよ。

私がキャリア、キャリアと言うからでしょうか。
今まで何度かこのようなコメントをもらったことがあります。

それに対して断固として戦うつもりはありませんし、
むしろ「未来のことなんて誰にもわからない」については
おっしゃる通りだとすら思ってます。

ただ結論として
「将来設計とか、キャリアプランなんて無駄だよ」とは
私はならずに
「未来はわからないからこそ」
考えておくべきこと、備えておくべきことがあるというように
結論づけています。

これは私自身の経験則のようなもので、
過去20年の転職エージェント経験のなかで
よいキャリアを築いているなあという方は
だいたいがキャリアプランを持っていましたし、
うむ、このままでは難しいキャリアになりそうだなという方は
だいたいがキャリアプランを持たずに
右往左往してきた方が多かったです。

正直言って私自身も
20代の頃はキャリアなんて
ほとんど考えていなかったですから
別にそれが悪いということが言いたいのではありません。

ただ何千人、何万人の求職者の方々と出会ってきて
傾向と対策は明らかなんですよと言いたいだけです。

この章のタイトルにした
「今だけ金だけ自分だけ」なんて
若気の至りと言いますか、
誰にでもこういう時期ってあると思うんですけど
長い目で見たらこういうスタンスって
決して自分のためにならないことはよくわかりますよね。

「今だけ」ではなく、
5年先、10年先、それこそ中長期的な視点があったほうが
確実に将来の自分のためになると思うんです。

「金だけ」ではなく、
スキルや経験値を身に付けておいたほうが
確実に将来の自分のためになりますよね。

「自分だけ」ではなく、
社会を主語にしてみたり
他者、これは患者でも、地域住民でも、
他の医師でも、医療スタッフでもそうですが、
やはり自分以外の人のためを考えておいたほうが
確実に将来の自分に跳ね返ってくると思うんです。

慌てて無理やりそう考える必要はないと思いますよ。
自然とそうなってくるものですから。

やはり中長期的な視点を持つかどうか?
これによって自分の将来はだいぶ変わってくると思います。

・今を大切にしないと未来の選択肢が狭まります。

そうは言っても
「今」をないがしろにしていいものではありません。

ここは「時間軸」の考え方を持つべきですね。

「過去」があるから「今」がある。
「今」があるから「未来」がある。

キャリアプランという目標を設定し、
そこに向かうキャリアパスを見い出しながら
「今」を大切に生きていく。

シンプルにこのように考えればいいと思います。

ここで1つだけ気を付けねばならないのは
「今」を生きるなかで
日常的に様々な選択をしていくわけですよね。

その時に判断ミスをしないことです。
ただ「今」の判断ミスは
それほど痛手ではありません。

どんな人だって
上手く行った判断もあれば
失敗と言わざるを得ない判断もあるでしょう。

それよりも何よりも
ここで気を付けねばならないのは
「未来」の「選択肢」を減らさないということです。

失敗を恐れてチャレンジできないのは
別の意味で問題が大きいですよね。

仮に失敗したって
思い切ってチャレンジすることも必要です。

それが大きな痛手になるか、ならないかは
「未来」の「選択肢」が減るかどうかです。

「今」の決断が
「未来」の「選択肢」を減らすなら
それは失敗どころか、
あまりにも痛い判断ミスと言えるでしょう。

就・転職の場面では
年齢を経れば減るほど不利になる部分もあります。

それなのに「未来」の「選択肢」を狭めてしまっては
自分で自分を不利な道に導いてしまいます。

もちろん長い人生のなかでは
片道切符を持って勝負を掛けることもあるでしょう。

しかしそんな大それた勝負は
それほど多くあるわけではありませんし、
してはいけないとも言えますよね。

「今」の判断で最も気を付けるべきなのは
「未来」の「選択肢」を狭めないことです。

<参考>
時間軸、空間軸、そして人を考えてプランに確信を持つ!

医師 転職 キャリア キャリアドリフト キャリアアンカー キャリアプラン キャリアパス ジーネット株式会社

2.中長期的な戦略を持つ3つのメリットとは?

このように医師のキャリアを考えていくと
中長期的な視点の大切さが身に染みてきませんか?

私は医師人生にしても
医師のキャリアにしても、
いや別に医師に限ったものではなく、
多くの人の人生やキャリアには
常に中長期的な視点が必要不可欠ではないかと考えています。

先を読む力とか、
先見の明と言ってもいいでしょうか。

最近では立派な大手企業の40代から50代の社員が
早期退職制度などで追い出しのようなことをされています。

本来であればエリート社員と言えるような方々ですし、
もっと早く中長期的な視点を持って
「今」「ここ」以外のキャリアの選択肢を持てていれば
退職勧奨に近い状況にまでは追い込まれなかった気もします。

社内的にも、社外的にもですね。

サラリーマンが会社に対する忠誠心を持つように
医師が病院に対して忠誠心を持つかというと
それはほとんどないと思うんですね。

大学医局に対しては
多少お持ちのドクターもいるかもしれませんが
組織に対してよりも
医師という職業に対するプライドのほうが
全然大きいですよね。

ですから医師の場合は
組織内での出世とか待遇よりも
医師としていかに望ましいキャリアを手にするか?
この点が最重要ではないでしょうか。

・戦略がないと未来が犠牲になります。

戦略と戦術。

似た言葉ではありますが、
それぞれの意味はだいぶ異なりますね。

例えばビジネスにおいては
「経営戦略」という言葉はよく使われますが、
「経営戦術」とはあまり使いません。

つまり戦略と戦術は類義語ではなく、
明確に分けて使うべきなのでしょう。

大まかに戦略とは
特定の目的を達成するため、
大局的な視点で
組織行動を計画・遂行する方策、通則という意味
です。

一方、戦術とは
具体的な作戦や任務達成のための具体的方法という意味です

つまり戦略は戦術の「上位概念」であり、
その規模や視点に違いがあると言えますね。

私が提唱し続けているキャリアの4ステップでは
①キャリアドリフト
②キャリアアンカー
③キャリアプラン
④キャリアパス

このなかでは戦略は③のキャリアプランとなり、
戦術は④のキャリアパスとなります。

戦略があってこその戦術。
キャリアプランがあってこそのキャリアパス。
このようにまとめることができるでしょう。

要は、戦略とは
「進むべき方向性やシナリオ」なのですね。

その意味では
「今」すべき判断は
戦略があってこそ
キャリアプランがあってこそなのですね。

これはそのまま「価値観」や
「判断基準」とも言えるでしょう。

大原則とか、指針とか、
そういうものです。

これがあるから
「今」の判断を見誤ることがなくなります。

戦略なき判断や
キャリアプランなき決断は
大きなリスクを抱えることになると思います。

・この3つのメリットを捨てられますか?

中長期的な戦略を持つべき3つの理由。
私はこのように考えます。

1、「今」の判断を誤らない。
2、「未来」に繋がる判断基準を持つ。
3、日々の活動のモチベーションが上がる。

判断ミスをしなくなれば
当然マイナスがなくなるわけですから
それだけでも有利になりますね。

しかもそれが未来に繋がるのであれば
将来的な選択肢を狭めることもありません。

失敗して落ち込んだり凹んだりしなくなりますから
やはり毎日の仕事にも張り合いが出てきますし、
モチベーションは高位で維持できるでしょう。

私にはいい事づくめに思えますが、
問題は「どうやって」なんですね。

キャリアにしても人生にしても
個別性のあるものです。

昔のようにみんなで中流階級になるというような
寄らば大樹とか
大波に乗れば大丈夫という時代ではなくなっています。

同じ仕事をしていても
未来は相当に異なってくるでしょうし、
ひとつ間違った際の落とし穴は
少し前と比較してかなり深くなっているように感じます。

キャリアには偶然性とか
運命的なものもありますし、
必ずしも思うように行くものでもありません。

しかし中長期的な戦略を持っているのと
全く持っていないのでは
医師人生が相当に変わってくると思われます。

これを機会に中長期的な視野を持ち
戦略的に医師人生をお考えになられてはいかがでしょうか?

<参考>
医師が転職を失敗しない「10のチェックポイント」を考えてみた!

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*まとめ

今回もご紹介したキャリアの4ステップですが、
まずはキャリアドリフトとして
多様な経験を積んでいく。

そのなかでキャリアアンカーとして
自分ならではの価値観を作り上げていく。

そして価値観を具体的な戦略に落とし込んでいく
目標設定となるキャリアプランの明確化。

あとは目標に向かう戦術論としての
キャリアパス。

この4ステップを意識的に回してみたり、
無意識的に経験したり。

いつの間にか自分らしいキャリア論とか
人生論が見えてくるのではないでしょうか。

キャリアに正解なんてありません。
あるのは結果論です。

だからこそキャリアの語源は「轍」なのですね。
今まで通ってきた道の足跡です。

でもこれからどこを通るかは
自分次第でいくらでも変えられます。

過去と他人は変えられないけど
未来と自分は変えることができる。

まさにそういうことではないでしょうか?

これからのキャリアは自分次第で
いくらでもより良いものとできるはずです。

そのアドバイスをするのが
私どもキャリアの専門家です。

それでは、また…。

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