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次の職場が決まらない医師!?

2023年12月20日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師が転職や開業を通して
より良い未来を手にするためにてんしょく
キャリアプランの重要性を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

基本的には
転職はキャリアプランに沿って
自らが主導権を握って行うべきだと考えます。

ただ、今の職場の状況であったり、
今の働き方や環境によっては
そんな悠長なことを言っている暇がない時もありますね。

医師の転職マーケットは
長年、圧倒的な売り手市場であったために
いつでも転職できるとか、
どこでも採用してくれると思われがちですが
残念ながら時代は少し厳しくなっているようです。

当たり前に内定が出た時代から
多少なりとも戦略的な転職活動が
必要な時代に移り替わりつつあります。

100人いれば100通りの転職活動がありますが、
その前提となるキャリアについては
冷静かつ客観的に考える必要がありそうですね。

選択肢が多いので
判断の元となる基準や軸が重要です。

転職エージェントは
今だに売り手市場を逆手にとって
嘘っぽいオーダーメードを謳いますが、
私から見たら
本当の意味でのオーダーメードな
転職支援をしているところは
非常に少ないように感じています。

今回はその辺りについて考察いたします。

 

本日のブログのタイトルは、
【 次の職場が決まらない医師!? 】
といたしました。

 

<目次>
1.転職前の準備と計画
・なぜ転職したいのか?
・プランは持てていたのか?
2.機能しない転職エージェント
・なぜその転職エージェントを選んだのか?
・転職エージェントは他にもある!
*まとめ

 

 

1.転職前の準備と計画

私自身、もう20年以上
転職支援の仕事に携わってきて思うのは
転職とは「ノウハウ」であるということです。

転職前の「準備」もそうですし、
いかに転職活動を行うかの「計画」もそうですし、
求人リサーチ、面接対策、条件交渉、
退職スケジュール、入職準備など
もうすべてが「ノウハウ」であると言って
過言ではないと考えています。

転職が成功した場合には

・転職のノウハウを持っていた
・ノウハウを持っている人と一緒に活動した
・幸運だった

この3つしかないのですね。
そしてこれは逆も然りでありまして…

転職が失敗した場合には

・転職のノウハウを持っていなかった
・ノウハウを持っていない人と一緒に活動した
・不運だった

この3つとなります。

その点では転職の成否は
すでに転職前に決まっているとも言えそうです。

構図、構造の問題ですね。

 

・なぜ転職したいのか?

転職理由は様々あります。
そして個別的なものでもありますね。

もうひとつ言えるのは
「退職理由」と「転職理由」は
似て非なるものであるということです。

辞める理由は
どうしてもネガティブです。

経営方針が合わない。
上司と合わない。
人間関係が悪い職場だ。
勤務がハード過ぎる。
給与が低い、納得できない。
やりたいことと違う。
ここではもう成長できない。

いろいろあるでしょうけど、
退職理由をいかにポジティブに転職理由に転嫁するか?
ここが「肝心要」であると私は考えています。

嫌だから辞める。
ここまではいいんです。

で、どうするの?
次の職場には何を求めるの?
自分のキャリアをどう活かすの?

こういう発想を持って考えて
「転職理由」になるのですね。

「退職理由」だけで転職をしようとしても
なかなか上手く行かないです。

条件面に翻弄されたり、
決断ができなかったり、
転職後にも悶々としてしまったりします。

それは「退職理由」が「転職理由」に
昇華されていないとでも言えばいいでしょうか。

〇〇な経営方針のところに行きたい。
こんなキャリアを持つ上司から学びたい。
人間関係の良い職場で一緒に働きたい。
労務管理がしっかりしている職場に行きたい。
給与が高い職場、適切な評価制度のある職場で働きたい。
〇〇ができる環境に行きたい。
〇〇の経験を積み成長できる職場に行きたい。

このようにネガティブからのスタートを
ポジティブに転換して
その上で転職活動を始めることをおススメします。

この転換期に考えるといいのが
「キャリアプラン」なのですね。

 

・プランは持てていたのか?

突然ですが…
私の考えた「キャリアプラン3箇条」は
頭の片隅にありますでしょうか?

① 中長期的な視点でキャリアプランを考えましょう。
② ライフプランをベースにしてキャリアプランを考えましょう。
③ 自分らしいオリジナリティを含めてキャリアプランを考えましょう。

ま、何てことないと言ってしまえば
それまでなんですけどね、
一応、キャリアの世界で20年以上仕事をしてきてますので
大事なポイントは突いていると思います。

突き詰めて考えると
キャリアプランとは
なりたい自分の模索です。

ただいつも言うように
キャリアを「スキル」と「経験」と定義すれば
自分はこれからどんな「スキル」を身に付けたいのか?
自分はこれからどんな「経験」を手に入れたいのか?

ここを熟慮するのがいいですね。

5年後、10年後に
どんなスキルや経験を身に付けた自分になりたいのか?
もうこの点が最重要と言っても過言ではありません。

だってですよ、
それだけのスキルと経験を持つならば
よほど世間的なニーズとズレない限りは…

・確実に年収はアップします
・働き方もかなり応相談できるでしょう
・組織が重宝する人材になれます
・替えの利かない存在になります
・人間関係も劇的に改善します

これが未来に繫がっていくのです。

気持ちとしては
一足飛びに欲しいものを得たいのはわかります。

でも世の中そんなに甘くないですよね。
やはり手にするものが大きい人は
「スキル」と「経験」が買われているんです。

であるならば、
スキルと経験を積み上げるべく
「キャリアプラン」を打ち立てましょう。

転職は手段であって目的ではありません。

これを混同してしまうと
思いもよらない事態になり、
転職を失敗してしまうこともあります。

目的は「キャリアプラン」を実現すること。

キャリアプランについて考えることは
転職の失敗を防止することにも繋がります。

そりゃ必ずしも思った方向に行くことばかりじゃないし、
もっとよいプランが途中で見つかったり、
手に入れたスキルが思ったほどではなかったとか
大した経験値にはならなかったなどはあると思いますよ。

でもキャリアプランを掲げたからこそ
それに気づけたというのも確実にあるはずです。

今の時代って
我が身を守るのは自分だけじゃないですか。

キャリアプランを持つというのは
自分を守ることにも通じます。

などなど、総合的に考えて
キャリアプランを持つメリットは大きいです。

逆に言うと
キャリアプランを持つデメリットは
ほとんありません。

考える時間と手間が掛かるくらいでしょうか。

 

<参考>
自分をよく知る、自分と対話する、
自分を把握するからこその医師のキャリアプラン!

 

 

2.機能しない転職エージェント

医師の転職エージェントについては
今までも様々な角度から
問題点や課題を指摘し続けてきました。

あんまり変われていないですね。
今だに求人、求人って求人推し。

表面上ではキャリアだとか言い始めてますけど
その世界は深くて難しくて哲学的ですから
結局は上っ面だけで
やることはマッチングだけ。

右から左に求人を流すだけです。
こんなんだからずっと批判をされてるわけです。

経営者はバカですか?
そのくせに紹介手数料率は平気で上げて
さらに医療機関の信頼を失っています。

サービスの質が変わらないのに
料率だけ上げるなんてのは
便乗値上げとしか言えませんね。

ここで断言します。

トップのエムスリーキャリアは
良くも悪くもですけど
親会社がダントツの医師会員を抱えていることもあり
おそらく滅多なことでは衰退しないでしょう。

でも2番手、3番手以降は
かなり落ち込んでいくと思いますよ。

それなりに機能するのは
エムスリーキャリアと質の高いサポートができる
中小零細企業じゃないでしょうか。

大手や準大手は
かなり厳しくなっていくものと思われます。

 

・なぜその転職エージェントを選んだのか?

私どものような小規模なエージェントですと
そりゃ大手の宣伝広告力には適いませんから
どうしても後手後手に回ることになります。

弊社の場合はSNS展開というところで
多少なりとも影響力を持てていますが、
それでも2番手、3番手になることも少なくありません。

つまり〇〇社に登録したのだけども
なかなか話しが進まなくて…とか、
△△社で転職活動を始めたのだけども
全然紹介をしてくれなくて…という形で
助けを求めてお越しになることが多いです。

大企業で何とかならなかったケースでも
こんなちっぽけな会社が何とかしてしまうのも
転職シーンの面白いところです。

最初からうちにお願いしておけば良かったと
おっしゃって下さる先生もいらっしゃいますが、
それは弊社の力不足でもありますので
当ブログをはじめとして
さらに多様な形でアピールできるように精進します。

さて、このように他社を経由して
弊社にお問合せいただいた先生に
〇〇社にはどうしてお声掛けしたんですか?と聞きますと
その大半がWEB上でよく見掛けるからとか
知名度が高いからとか
大手のほうが良いかと思って…と
実は大した理由がないんですね。

求人数が多いからとか
サポート力がありそうだからとか
優秀なコンサルタントが多そうだからとか
そういった話しを聞いたことがないんです。

つまり完全に「宣伝広告」の力であって
提供するサービス力の問題ではなさそうなんです。

これも医師の転職支援業界の課題ではあると思いますけど
結局、資金力の差だけであると考えると
本来あるべき姿じゃないのだろうなと思います。

転職活動をはじめても
なかなか次の職場が決まらないというのは
大きなストレスになりますよね。

意外と大手だけではなく
中小にも声を掛けてみると解決するかもしれませんよ。

弊社がやってることは
そういうパターンも多いですから。

 

・転職エージェントは他にもある!

次の職場が決まらない理由はいくつかあります。

そもそもニッチな仕事を希望していたり、
逆に多くの人が競合となるレッドオーシャンを希望していたり、
望む条件が高すぎていたりなどですね。

これは転職活動をするなかで
どこかの段階で気づき、是正していかねばなりません。

そもそもドクターの皆様は
転職自体に慣れている人はそう多くありませんし、
いろいろな不安を持ちながら
今よりもより良い職場をお探しになりますよね。

自分だけでは無理と思えば
転職エージェントに依頼することになりますが、
ここにも問題があるんです。

ポイントは2つです。

ひとつは会社の問題だけではなく、
どんな「担当者」と出会えるか?です。

基本的には自分で選べるものではありませんので
運次第というところもあるのですが、
転職支援とは「担当者」のスキルと経験によって
受けることのできるサービスが大きく異なります。

よって信頼が置けないとか
自分とは合わないとか
営業を感じて仕方ないとか
こういう場合には担当者の変更を依頼するか
他のエージェントに依頼し直したほうがいいと思います。

もうひとつは会社の「方針」です。

つまり経営者が何をしたいのか?ですが、
今までこの業界は「求人」を
金科玉条のごとく崇め奉ってきたわけですが、
それが通用しなくなりつつあります。

転職支援全般のサポートは当然のことながら
その前のキャリアの部分であったり、
転職後のサポートや次のキャリアというところまで
中長期的な展望を持たねばならないのですね。

ところが売上至上主義の場合は
転職の成否よりも決定が優先されてしまいます。

すると後々後悔することになりかねませんし、
転職のパートナーとして相応しくありません。

WEB上でも大概がきれいごとばかりですので
これを見抜くのは難しいですけど
誰と、どこの会社とタッグを組むのかは
転職できるかどうかの確率が大きく異なると思います。

次の職場が決まらないと
どうしても焦りが生まれたり、
不安が大きくなるばかりですけど
そういう時は原点に戻って見直すのがいいですね。

・キャリアプランは見えているか?
・自分の希望条件は妥当か?
・転職エージェントは適切か?

この3点が適正なものになれば
転職は確実に実現できるものです。

 

<参考>
他にはない「受注生産型」の転職エージェントの秘密

 

 

*まとめ

私の今までの経験上でも
なかなか次の職場が決まらないと悩んでいたり、
お願いしていた転職エージェントから
求人紹介がなくて自信を喪失していたり、
そんな先生からお声をいただくことも多くありました。

最初の面談でじっくりとお話しを伺い、
いくつか微調整するポイントを明らかにして
複数の提案の中から選んでいただき、
それを元にオリジナリティ求人を作りに行きます。

この手法ですと
決まる確率がグッと高くなるんです。

前述したように
転職エージェントってどこも一緒ではなく、
担当者の差も大きいですし、
経営方針も実はかなり違います。

ご自身に合ったエージェントを見つけたいですね。

それでは、また…。

 

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