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キャリアプラトーからの脱出を望む医師向け完全マニュアル

2022年8月31日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師が転職や開業を通して
より良い未来を手にするために
キャリアプランの重要性を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

先日、ある方に
小野さんってホントに職人だよね~と言われました。

これにはいい意味も悪い意味もあると思うのですが、
弊社は「職人コンサルタント」を目指していますし、
内部的に効率化を推し進めるところはあっても
転職支援も、開業支援も
徹底的に手間暇を掛けて丁寧なサポートをするのが
他にはない我々のストロングポイントでもありますので
私は誉め言葉と受け止めました(笑)。

もっと効率化して
大きな売上を上げればいいんじゃないの?という
外野の声も聞こえてはきますけど
それは他社に任せます。

弊社のミッションは

でお役に立ちます…ですから
効率化を捨てて、丁寧さを貫き通したいのです。

今、在籍している社員たちは
とてもよく理解をしてくれていますし、
それを「是」と受け止めて
非常に丁寧な仕事をしています。

「量」ではなく「質」重視。

私たちが目指すのは大量生産ではなく、
手作りの世界に1品しかないオーダーメードです。

こんなんだから中小企業を脱することができないんですけど
効率が重視され過ぎている世の中ですから
医師の転職、クリニックの開業という領域で
うちみたいな頑固職人がいてもいいんじゃないかなと考えてます。

 

本日のブログのタイトルは、
【 キャリアプラトーからの脱出を望む医師向け完全マニュアル 】
といたしました。

 

<目次>
1.キャリアプラトーとは何だ?
・登りつめてしまった達成感
・先が見えない焦燥感
2.キャリアプラトーの脱し方
・次の目標を探すために必要なもの
・キャリアプランが我が身を救う
*まとめ

 

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1.キャリアプラトーとは何だ?

いつも言うことですけど
キャリアに関する用語はホント次から次へと出てきます。

正直、私も追いつけているとは思えませんが、
あ、これは多くの人に知っていただきたいなというものは
こうしてブログで共有をしております。

キャリアって中長期的なものですし、
ライフプランをベースにしつつも
キャリアとライフは相関関係にありますから、
自分の価値観や判断基準に影響がありそうな
軸となる「考え方」は
しっかり頭に叩き込んでおきたいですね。

今回、ご紹介するのは
「キャリアプラトー」です。

耳にしたことがございますでしょうか?
私は、ここ最近、何度か…というレベルですが、
これは医師の皆さんにとって
知っておいたほうがいいかもしれないと思ったのです。

「プラトー」とは
「高原」「台地」という意味であり、
キャリアという山を登り続けてきて
ある種の到達点に達してしまった状態を指します。

いわゆるキャリアの踊り場のようなものでしょうか。

ずっと右肩上がりにキャリアアップしてきて
ゴールにたどり着いてしまい、
目標を失い、モチベーションが低下した状態のことですね。

今回はこのキャリアプラトーを通して
医師のキャリアを考察いたします。

 

・登りつめてしまった達成感

このキャリアプラトーですが、
ビジネスパーソンの場合は
40歳以降が陥りやすいと言われているらしいです。

これ以上の昇進や昇格が見通せなかったり、
自分の能力に限界を感じたりしたときに
モチベーションをダウンさせてしまうことが多いようです。

若手時代から頑張ってきて
ようやく課長や部長にはなったけれども
その先の役員までは見通せず
この先どうしようか…そんな感じですかね。

きっと下からは突き上げがあるでしょうし、
ひとつ間違えば早期退職になる可能性もあったりして
順調に階段を登ってきたのに
その先がどうなるかわからないという状態は
かなり不安が大きくなるのでしょうね。

時代的にも右肩上がりは終焉していますし、
高度なITやAIに付いていけないとなると
次の目標設定がしずらいというのもあるでしょうね。

医師の場合はどうでしょうか?

大学医局に在籍していると
准教授や教授への道が見えなくなった場合に
同じような症状に陥るかもしれませんね。

ただ医師としてのキャリアを考えると
医学部に合格したときとか、
国試に合格したときとか、
初期研修を終えたときとか、
診療に自信が持ててきたときとか、
専門医を取得したときとか、
様々なフェーズでキャリアプラトーに陥る
危険性はあるのかもしれませんね。

医療は奥深いので
ビジネスパーソンと比較すれば
やり切った感というか
そういうフェーズは多いような気がしますが、
たどり着いた達成感は素晴らしいものですけど
そこで次の目標設定をする必要がありますね。

自分の歩むべき道が見えていれば
次はあそこに到達しようと
目標設定はしやすいでしょうけど、
道が見えなくなってしまうと
キャリアプラトーに陥ってしまうかもしれません。

 

・先が見えない焦燥感

この先どうしよう?
いったい自分は何がしたいんだ?
毎日が惰性でつまらない。

誰にでもこういう時ってあるとは思います。

ただキャリアプラトーの場合は
もともとが目標を達成できる優秀な人でもありますから
先が見えないと焦りが大きいのかもしれませんね。

キャリア設計で言えば
いつも私が述べているように
キャリアプランを持ちましょうということなのですが、
キャリアプラトー状態に陥ってしまっているなら
キャリアプランなど持ちようがないとも思えます。

やはり「キャリアの4ステップ」ではないでしょうか?

①キャリアドリフト
②キャリアアンカー
③キャリアプラン
④キャリアパス

③が見い出せない要因は
①と②にあるのですね。

今までのキャリアドリフトを振り返ってみて
そこから導かれるキャリアアンカーはありませんか?

もしないのであれば
もう1度キャリアドリフトをしてみてはいかがですか?

キャリア設計は1度で終わりではなく、
何度でも繰り返してしていいのです。

先が見えないなら見えるまで考えましょう。

もちろんその状態になる前に
次々と新たな展望が見い出せたほうがいいです。

そのためには山を登りながらも
次の山を想定しておく必要があります。

キャリアで言えば
セカンドキャリアを模索しておくことですね。

30代、40代のうちに
50代、60代になったら何をするかを検討しておくと
スムーズな移行に繋がり
キャリアプラトーにならないと思われます。

もうひとつパラレルキャリアも有効です。

医師の場合なら
常勤先とは少し業務内容が違う
非常勤先で経験を積むのもありでしょう。

総合病院で常勤の勤務をしているなら
クリニックでバイトをするのもいいでしょうか。

外来と病棟がメインの勤務であるなら
訪問診療などを経験するのもよいですね。

保険診療と自由診療とか、
他科の経験をしてみるとか
考え方次第で組み合わせはいろいろ出てきそうです。

そしてある意味ではこれもキャリアドリフトですね。
多様な経験をすることで、
あ、意外と自分はこれが向いてるかも!とか、
お、これ自分はかなり好きだな!など
ここでキャリアアンカーが見えてくることもあるでしょう。

先が見えないなら先を見通す。
1歩を踏み出せば見えてくることは多いです。

今までしたことのない
ちょっと違うことをしてみるのもいいんじゃないでしょうか。

 

<参考>
リスクを回避する「キャリアの4ステップ」という
キャリアリテラシーの原点とは?

 

キャリアプラトー 医師キャリア キャリアプラン 医師転職 転職エージェント キャリア設計 ジーネット株式会社

 

2.キャリアプラトーの脱し方

随分と古い話しですが、
J-WALKというバンドをご存知でしょうか?

「何も言えなくて…夏」というヒット曲がありまして
私の好きな歌でした。

この歌の歌詞に
「私にはスタートだったの、あなたにはゴールでも」という
フレーズがあります。

キャリアプラトーとは
捉えようによってはスタートなのだと思います。
いや、そう受け止めたほうが自分のためです。

しかしこれをゴールと捉えてしまうから
どうしてもモチベーション低下に繋がってしまうのでしょう。

キャリアのゴールとは
突き詰めれば「引退」だと思うんです。

1つの職場で長く勤めた先生ならば
「定年」がありますが、
「定年」=「引退」のケースもありますけど
定年後も無理のない範囲で働く先生は
かなり多いのではないでしょうか。

目標を設定し達成する。

素晴らしいことだと思います。
しかしその目標の次に何をすべきか?

これも非常に重要であり、
キャリアプラトーに陥らないためには
これが必須と言えると思います。

 

・次の目標を探すために必要なもの

とてつもない向上心を持って、
次から次へと目標を達成し続けているような
タフなメンタルを持つ方もいらっしゃるとは思います。

おそらくこういう方は
キャリアプラトーなんて全く無関係でしょう。

逆にキャリア人生をお気楽に考えて
ふんわりのんびりと
歩めるような方もいらっしゃるでしょうか。

きっとこういう方も
キャリアプラトーは関係ありませんね。

真面目で努力家である程度の優秀さを持ち、
一目散に駆けてきた方のほうが
キャリアプラトーの危険性はあるのかもしれません。

でも今さら性格や生き方を変えろと言ったって
そんなに簡単な話しではありませんし、
むしろキャリアプラトーから
脱するほうが容易ではないでしょうか。

やはり次の目標を見つけることが
最も手っ取り早いと思います。

でもそう簡単に見つからないんだよ…という声も聞こえますが
今までと違う
もっと「小さな」目標にしてみたらいかがでしょうか?

仮に今まで本格的な登山をしてきたのならば
それこそハイキングコースくらいにしてみるとか、
42.195kmのマラソンをしてきたのなら
5km走くらいにしてみるとか…。

おそらく今までは
何年も掛けて目標を達成してきたのではないでしょうか。

同じようなものが見つからないなら
それこそ1か月もあれば達成できるものとか
極端なことを言えば
数日で達成できるものでもよいでしょう。

大小を敢えて除外して
サイクルに集中するという感じです。

目標設定→達成→目標設定→達成……。

これを繰り返しているうちに
次の目標が見えてくるなんてことは
意外と少なくないように思うのですがいかがでしょうか?

 

・キャリアプランが我が身を救う

私が今までキャリア相談に乗らせていただいたなかでも
思えばキャリアプラトーだったのかなという事例はありました。

・やり尽くした感がある。
・これ以上ここでやることはない。
・毎日悶々としてしまって…。
・充実感やワクワク感がなくなってしまった。
・仕事がつまらない。

このようなものですね。

当然、その背景には個々それぞれの事情がありますので
それに合わせて突破口となりそうなものを
お伝えしてきたつもりです。

ただなぜキャリアプラトーに陥ったのかを考えると
やはりそれは明確なキャリアプランがなかったとか、
なくなってしまったということなのですね。

ああ、キャリアプランとは偉大だなと思いますけど、
人はこうなりたい!
こうしたい!という思いを持つことで
モチベーションが高まり、
充実感を手にするのでしょう。

キャリアプラトーに陥らない。
そのためには常にキャリアプランを刷新し、
自分らしい目標を抱くことが肝心ですね。

 

<参考>
先が読めない時代だからこそ
医師もキャリアプランを何度も塗り替えましょう!

 

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*まとめ

キャリアプラトーは決して悪いものではないと考えます。

いつも述べるように
キャリアや人生は中長期的な戦いですから、
長い期間のなかで
階段の踊り場のようなスペースや
キャリアプラトーのような瞬間は
むしろあるのが普通ですよね。

どんなプロにだって好調なときばかりではありませんし、
不調に陥ったり、思うように行かなかったり、
でもそれを乗り越えてこそのプロなわけですから
それこそバイオリズムのように受け止めて
さあ、何をするか?と
ポジティブに思考・行動するのがいいですね。

そのためにはキャリアプラトーというものを
知っておくだけでもプラスになると思います。

それでは、また…。

 

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