医師のキャリア支援 <転職・クリニック開業> はジーネットにご相談下さい!
ジーネットのSNSでの情報発信

人や職場を許せない人のキャリア上の欠点

2022年8月17日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師が転職や開業を通して
より良い未来を手にするために
キャリアプランの重要性を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

私がキャリアシーンで仕事を始めて
早くも20年近くが経ちます。

思うことがいろいろあって
当ブログも10年以上続けているのですが、
まだまだ志半ばです。

とにかくキャリアで失敗する人を減らしたいのです。

もうこの一心で続けているのですが、
時々え!?と驚くようなケースと出会います。

もっともっと情報発信を続けて
失敗する人を少なくしたい。

それなのに本来は同志であるはずの
転職エージェントや開業コンサルタントが
とんでもない誤ったアドバイスをしていたりもします。

実に情けないですし、
同業者として恥ずかしい事例も少なくありません。

キャリアは中長期戦ですから
そりゃ誰にだって失敗はあるんです。

全く失敗のないキャリアなんて
むしろ弊害もあるかもしれません。

ただ今回考えたいのは
何度も何度も失敗を続けてしまう人のことです。

職場にも、社会環境にも、上司にも、
エージェントにも、コンサルタントにも
間違いなく失敗要因はあるのですけど
あまりにも何度も失敗を繰り返してしまう人の場合は
本人に原因があることは多いんですよね。

 

本日のブログのタイトルは、
【 人や職場を許せない人のキャリア上の欠点 】
といたしました。

 

<目次>
1.重箱の隅を楊枝でほじくる選び方
・交渉は相手もあるのです
・自分の思い通りになんてならない
2.文句ばかり言っても埒が明かない
・その希望は本当に見合ってますか?
・買い手市場で自分勝手は通用しません
*まとめ

 

医師転職 クリニック開業 医師キャリア キャリアの考え方 医師人生 キャリアプラン ジーネット株式会社

 

1.重箱の隅を楊枝でほじくる選び方

世の中には
とんでもない職場もありますし、
ロクでもない上司もいますよね。

だから文句を言いたい気持ちもわかりますし、
辞めたくなるのも理解できます。

また求人内容を信用できずに
事細かいところまでチェックしたくなるのも
よ~くわかります。

いつも私は求人内容は判断するに値しないと言ってますし
ひどいケースではそもそもダミーの求人だったり、
求人内容が不正確なケースだって頻繁にありますしね。

転職エージェントだって
まともなところから悪徳業者まで
いろんな会社が乱立しています。

でもマイナス面だけを見てしまうと
ネガティブなこと以外に
目が行かなくなってしまうんですよね。

 

・交渉は相手もあるのです

自分を被害者と定義してしまうと
目に映るもの全てが加害者のように思えるのですね。

すると何もかもが自分にとって
マイナスに感じてしまうのですが、
果たしてこれは実態を正確に表しているでしょうか?

もしかしたら自分の価値観がおかしくて
周囲に疎まれていたりしないでしょうか。

昨今では先に否定、非難、批判してしまえば
マウントを取ったもの勝ちみたいな風潮がありますし、
とにかく嫌なことは嫌と言ってしまえ、
文句は言ったもん勝ち、
こんな人も少なくありませんよね。

でもそこには相手へのリスペクトとか、
相手の事情は一切考慮されていません。

これがいい大人のすることでしょうか?

こういうことをする人が
その先にいいことがあるでしょうか?

私は転職エージェントに20年従事してきて思うのは
交渉とは常に相手があるものであり、
相手を知らねば、相手を思いやれねば、
適切な落としどころは見つからないということを
しみじみと感じております。

考えてみれば当たり前のことではありますよね。
自分の都合だけぶつけて、
それを飲んでくれなきゃ
ブラックだ!と叫んだり、
ここは自分の居場所ではないと諦めたりしていれば
良い交渉になんてなりません。

最近、交渉下手な人が増えているように思います。

自己主張をするのは悪いことではありませんが、
相手の事情を思いやることなく
こっちの主張ばかりでは
相手も嫌になっちゃうと思うんですよ。

それで交渉が不成立になって
それに対して文句を言っても
何ら意味がありません。

交渉は難しいからこそ
私どものような第三者の存在が必要なのですが、
技術として交渉力を持っておくのは
自分にとっても悪くありません。

そのためには「相手」を意識することが
最初の1歩ではないでしょうか。

 

・自分の思い通りになんてならない

自分が正しい。
間違っているのは職場や上司だ。

そういう側面はゼロではないですし
なかには本当にヒドイケースもありますけど、
普通の職場や上司も少なくありませんし
なかには良い職場や上司だっていると思うんです。

もっと言えば
どんな職場にも、上司にも、
良い面もあれば悪い面もある。

それなのに全てをひっくるめて
何もかもをマイナスに捉えて
否定、非難、批判をするのはいかがなものでしょうか?

そんなあなたは聖人君子なの?
欠点や短所はないの?と私なんぞは思いますけど、
こういうことをする人は一切お構いなしですね。

ご自身の考え方、生き方の問題ですので、
本人がいいならそれでいいのですけど
中長期的に見ると
こういう人って段々と行き場を失います。

自分勝手過ぎるのでしょうね。
昨今ではこういう人を是とする情報発信も多いですが、
こんなのを信じて失敗しても誰も責任は取ってくれません。

結局、自己責任となるのですから
冷静に自己を振り返り
自分は間違っていないか?と考えたほうがよいですよね。

1人で事業を行うのではない限り、
必ず共に働く人はいるのですから
自分の思い通りに行かないこともあることは
しっかり頭に叩き込んでおきたいですね。

変わらないのは他人と過去。
変えることができるのは自分と未来。

どちらにフォーカスするかですね。

これは転職シーンでも同様で、
やたらと細かく求人をチェックしたり、
転職エージェントを下に見て
思い通りに動かそうとしたりする方もいますが、
そこにリスペクトはあるでしょうか?

求人って意外と内容を変えることもできるんです。
転職エージェントだって良好な関係が作れると
他にはないサービスをしてくれたりもするんです。

頑なな姿勢はもったいないですし、
意外と自分が損するんですよ。

 

<参考>
医師が判断するために必要な情報がそこにあるか?

 

医師 転職 キャリア 求人 医師転職エージェント 医師紹介会社 キャリアプラン ジーネット株式会社

 

2.文句ばかり言っても埒が明かない

転職を失敗した医師からお話しを伺うと
医療機関側と医師とのコミュニケーションロスを
かなり感じることが多いです。

客観的な立場に立つ私としては
どちらが悪いとかではなく、
もう少し丁寧に話し合えれば
防げたのではないかと思うケースは多いんです。

でも第三者が機能しない場合は
どうしても相対での主張のし合いになってしまい
一方が大きな妥協をすることで不満が溜まったり、
時には破談になることもあり得るのですね。

交渉が上手く進まなかったから
その医療機関はブラックか?というと
そうではないと思うんです。

でもそう捉えがちなのですよね。

ご本人がそう思ってしまうのは致し方ないですが、
こういう系の噂話しって
転職シーンのなかでは意外と多いです。

多いですが、
多角的に情報収集をしていると
必ずしも正しいわけではありませんね。

 

・その希望は本当に見合ってますか?

転職を検討し始めた段階で
求人をリサーチする方が大半です。

それが悪いとは言いませんが、
その前にライフプランをベースにして
キャリアプランについてじっくり考えることを
私は長年おススメしています。

そうでないと求人を見極めるポイントが不明瞭で
結局、年収などのわかりやすい点だけで決めてしまうんです。

時々、何度も転職を失敗している方がいらっしゃいますが、
だいたいこのパターンなんですね。

コロナの前、数年前までは
圧倒的に売り手市場でしたから
それでも良かったんです。

入職してヤバいと思えば
辞めてまた転職活動をすれば
次から次へと高条件の求人が出てきましたからね。

でも今はそうではありません。
常勤医師に関しては買い手市場と受け止めたほうがいいです。

職歴を汚してしまった先生や
スキルや経験が足りない先生、
今だに売り手市場の時の考えのままの先生は
窮地に陥っている方も少なくないと思われます。

しかもそれを転職エージェントが
求人!求人!高条件!高待遇!非公開!と
まだミスリードしているわけですから
目も当てられない状況です。

書類選考で落ちてしまったり、
面接でNGになってしまったり、
思うような条件が出ずに破談になったり、
これを医療機関側のせいにしても
あまり意味がないですよ。

主導権を求人に譲っていますから
こういう転職活動の仕方は
早晩、廃れていくというか
自分を不利にしてしまうと思います。

そうではなくキャリアプラン主導型で
自分が主導権を握るべきです。

残念なのはそういう発信があまりにも少なく
転職エージェント自体がその手法を知らないことです。

 

・買い手市場で自分勝手は通用しません

マーケットが常に正しいとは思いませんが、
マーケットの流れは理解をしておいたほうがいいと思います。

売り手と買い手では
すべきことは真逆でありますし、
その本質を見極めていかないと
想定外のことにまき込まれたり、
思わぬ事態に進んでしまったりするものです。

別に買い手市場だから
求職者である医師は不利なので
医療機関側の言うことを聞くべきだという話しではありません。

マーケットの流れをよく見て、
主導権を自分が握りましょうということです。

そのためには逆の立場に立つことも必要です。
医療機関はどんな医師を採用したいのか?

少しでも高条件を勝ち取ろうとする医師と
キャリアプランに合致するかを確認する医師では
どちらのほうが採用しやすいでしょうか。

自明ですよね。
それを前提にして戦略を組み立てるべきです。

よい転職をしようと思えば
ご自身のキャリアプランの前提にして
絶対に戦略が必要ですよ。

買い手市場だから
高条件が出ないなんてことはありません。

戦略があって
医療機関側にとっても納得できるプランがあって
それに戦略的に挑むからこそ
高条件に繋がるのです。

マーケットが変われば
転職の仕方も当然変わるべきです。

おそらく数年前ならあり得なかった
書類選考で落ちてしまうとか、
面接に行っても内定が出ないとか、
内定が出ても条件が悪いとか、
もしこういうことが2度、3度続いてしまうならば
転職の仕方を変えたほうがいいと思います。

ついでに同じ転職エージェントを使っているなら
そこも変えたほうがいいでしょう。

別にうちを使う必要はありませんけど、
いつまでもそことお付き合いしていても
よいことはないと思われます。

今のマーケットに合わせた
戦略的な転職活動が必要なのです。

 

<参考>
医師の転職マーケットと転職エージェント活用に関する論考!?

 

医師転職 医師キャリア 医師求人 キャリアプラン 医療機関 交渉 転職支援 転職斡旋 ジーネット株式会社

 

*まとめ

先日twitterでこんなツイートをしました。

ねえ、知ってる?
好きなものがたくさんあると
人生がとても豊かになるんだよ。

逆にね、嫌なもの、嫌いなものが
たくさんあると人生が辛くなるよ。

あれも嫌、この人は嫌いじゃ、
文句ばかりの人生じゃん。

自己肯定のために批判してると
生きててつまらないでしょ。

好きなものあるよね?

ある種の人生論的に書いたのですが、
これは転職シーンでも有効です。

何だか相手を敵視するように
どこかにおかしな点がないかと目を皿のようにして
ちょっとしたミスがあれば
鬼の首を取ったような反応をする方がいます。

こういうことをすると
相手も同じことをするんですね。

鏡の法則です。

で、結局、自分のマイナス面を徹底的に洗い出され
結果的にはお互いに嫌な思いをして終わります。

これは何か意味がありますか?

100歩譲って売り手市場ならば
それでも何とかなるものなんです。

しかし買い手市場ではそうは問屋が卸しません。

転職シーンでは
いいとか悪いとか、
好きとか嫌いとか、
そうではなくて求職者側と求人側のコミュニケーションであり、
双方の要望を出しつつ握手できるかどうかの交渉なんですね。

さらに言えば
自分の要望を叶えるために
相手を思いやり、
相手の事情をも鑑みれると
ベストに近づいていくと思います。

本来はそれをするのが
転職エージェントの役割ですが、
なかなかここまでの方は少ないですね。

それでは、また…。

 

医師限定 無料ZOOMキャリア相談 実施中!

*ジーネットTV youtubeにて医師のキャリアについてお話ししています。

医師キャリア相談

<ジーネットは様々な情報発信をしています!>
ジーネット株式会社 正式コーポレートサイト
<IBIKEN>医療ビジネス健全化協議会 医師向け情報提供サイト
twitter ジーネット株式会社公式アカウント
facebookページ ジーネット株式会社公式アカウント

下記もポチっとご協力下さい!
      にほんブログ村 転職キャリアブログへ

診療圏調査バナー