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どこまで落ちぶれるのか?医師転職エージェントの近未来…。

2021年4月7日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師が転職や開業を失敗しないために
キャリアプランの重要性を唱え続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

どんな企業にも、
いや企業だけではなく
あらゆる組織には社会的な責任というものが
絶対的にあると私は考えています。

企業は利益を出して納税して
社会に貢献しなければなりませんが、
利益の出し方には大きな課題がありますね。

当ブログでは何度となく取り上げてきた
医師の転職エージェント…。

抜本的な改革が必要と感じますし、
是非とも医師の皆様や医療機関の方々には
ロクでもない転職エージェントは利用しない方針で
挑んで頂けたら嬉しいです。

それが業界浄化にも繋がりますし、
医療業界のためにもなると思います。

 

本日のブログのタイトルは、
【 どこまで落ちぶれるのか?医師転職エージェントの近未来…。 】
といたしました。

 

<目次>
1.相当ヤバイんじゃないの?医師転職エージェント…
・売上優先の結果である業績悪化とさらなる売上優先
・求人の横流し以外に何もしてこなかった「罰」
2.医師転職エージェントは本来的な価値に立ち戻れ!
・医師はここに気を付けましょう!
・医療機関はここに気を付けましょう!
*まとめ

 

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1.相当ヤバイんじゃないの?医師転職エージェント…

この手の話題は
今までにも何度か取り上げてきましたが、
今回は新年度に入った事もあり
もう1度整理して
現状を多くの医師の皆さんに知って欲しいので
再度まとめてみます。

正直、レベルが低いエージェントが多くて
私はイライラしていますけど、
まあそれは100歩譲ります。

しかし最近ではモラルとして問題があったり、
商習慣として犯罪的な行為も散見されるようになっています。
これらは断罪します。
許し難いです。

とにかく騙される方を減らしたいので、
ここに赤裸々にその手口を公開します。

真っ当に運営しているエージェントから見たら
迷惑極まりないですからね…。

 

・売上優先の結果である業績悪化とさらなる売上優先

私の耳には
医師の転職エージェントは
かなり業績を悪化させている話しが入ってきています。

業界トップのM社さんはまだしも、
2番手、3番手は相当にキツイと伺います。

それに続く中堅どころも
相当に危機的な状況であるそうです。

真偽のほどはわかりませんが、
この話しをしてくれた方の素性を考えると
信憑性は高そうだなと感じますし、
事業のスタイルを考慮すれば
誠に残念ながらそりゃそうだろうな…と思います。

ビジネスって面白いもので
儲けようとすると儲からなくて
人を喜ばそうとすると儲かるものです。

ま、例外はありますけど、
医師の転職エージェントに関しては
Ⅰ、求人の横流し
Ⅱ、医師の横流し
Ⅲ、サイトに求人を掲載すれば医師が登録する

この3点が永遠に続くかのように
胡坐を搔いてきたと言って良いでしょう。

そのため表層的な仕事しかしておらず
コロナ渦で求人が激減し、
医師の登録が少なくなり、
打つ手がなくなり
強引な営業をするようになってます。

これもヒドい話しで、
時々ブログに書いてますけど、
私のところには続々と被害に合った話しが入ってきます。

〇〇社ではこんな目に合ったとか、
▢▢社ではこんな事を言われたとか、
△△社にクレームを言ったが何もしてくれなかった…等々。

結局、医師さえ確保すれば、
どこの医療機関でも内定を出してくれた時代の名残り、
そういう構造に甘えて、
求人で釣ることしか考えず、
求人を右から左に流すことしかせず、
転職エージェントとしての本質を果たそうともせず、
いやそれどころか転職支援とは何ぞや?という
事業の根本に切り込まずに
ただただ毎日毎日マッチング、
右から左に、左から右に、
KPIで社員を痛めつけてきた
つけが回ってきているのですね。

 

・求人の横流し以外に何もしてこなかった「罰」

当然の如くの業績悪化、
それに困り、強引な営業。
言語道断としか言えません。

しかもですよ、
もともと医師の転職エージェントの紹介料率は
初年度年収の20%が相場だったのに
昨今では25%どころか、
なんと30%とか、40%なんてところまで出てきています。

表面上は医師の登録促進に
費用が掛かるようになったと医療機関には説明しているようですが、
バカ言っちゃいけませんよ。

エムスリーや日経メディカルや
メドピアやケアネットなどに
求人を掲載するだけの費用ではないですか?

ぶっちゃけもうその手法自体が通用しなくなっているのに
まだそこに費用を掛けようとしているなんて
私から見れば愚の骨頂ですよ。

求人を掲載するとか、
ポータルサイトに頼るとか、
そういう事自体が否定されつつあるのに
さらに同じところに突っ込んでいっても
無駄じゃないですかね?

もともと今までのやり方自体が
焼き畑農業のようなヒドイものだった訳ですよ。

 

<参考>
医療系人材紹介会社はいつまで焼き畑農業的ビジネスをするのか?
医師転職エージェントの罪悪…。

 

水槽の中を
何度も何度も網ですくって
もう魚はいないにも関わらず
まだその水槽の中で魚を取ろうなんて
そりゃどう考えても無理だと思うんですよね。

肝心なのはさらにサイトに投資をする事ではなく、
医師のニーズを把握することです。

高条件!非公開!レア求人!
当直オンコールなし!高年収!
こういう稚拙な文言を無理にくっつけた
求人に翻弄された医師はもう騙されません。

いい加減に求人から脱しないと、
本当の意味で医師のニーズを理解しないと
さらに業績悪化しますよ。

まあうちはこんなやり方はしていませんので
別に他社さんがどうなろうといいのですが、
武士の情けでひと言申し上げます。

医師に登録して欲しければ
いつまでも求人をエサにしていてはいけません。

それともうひとつ。
紹介フィーを上げるという選択。
あまりにも安易じゃないですかね?
経営陣はビジネスを知らないんですかね?

通常値上げは
需要が供給を上回った時に行われます。
要は欲しい人がたくさんいるのに
供給すべき物がないという状況ですね。

しかし昨今の医師転職マーケットは
需要が供給を下回っていると言っても過言ではないのです。

むしろ値下げをしてでも
買って下さいというシーンなのですね。

経済学の基本です。
しかし値上げするエージェントの経営者は
この基本すら知らずに
苦しいから助けてと値上げしています。
経営責任は少しも感じないようです。

医師の登録にお金が掛かるって
自分たちのやり方が医師に否定されているのですよね?

こういう会社は料率を50%にしようが
100%にしようが立ち直れないと思いますよ。
そもそもの問題を掴めていませんから。

弊社の紹介比率は今までと同じ20%です。
しばらく変えるつもりはありません。

もし値上げするとしたら
業界を震撼させるような取引条件にします。

つまり医療機関側に
それは有難い!と言っていただけるような
新しい条件と引き換えにするという事です。

もう少し先になりそうですけど、
値上げの裏には
そういうメリットがあるべきではないでしょうか?

ハッキリ申し上げてしまいますと
今、30%以上の紹介比率のエージェントは
付き合わないほうがいいと思いますよ。

ひとつ間違ったら存続できなくなるでしょうから。

 

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2.医師転職エージェントは本来的な価値に立ち戻れ!

600社、700社もあると言われる
医師の転職エージェント。

率直に言って多過ぎますね。
開店休業状態のところも多いと聞きますし、
多少の売上があっても
赤字運営が続いているところも少なくないようです。

その要因はシンプルです。

医師に登録してもらえない。
もうこれに尽きるわけですね。

転職エージェントが医療業界に入ってきた
勃興期では求人が武器でした。

今まで大学医局や医師同士のネットワークを除けば
医師の求人は医療系雑誌の後ろの方に
少しだけ掲載しているという状態から
求人サイト、転職サイトが花盛りとなり
寝ても覚めても求人、求人、
求人がたくさんあります!
高条件、高年収の求人はお任せ下さい!
こうして医師に登録してもらってきたのですね。

ところがその結果があまりにも良くない。
早期退職が多く、
事前に聞いていた話しと違うとか、
まともな職場環境ではないとか、
そんなトラブルが続出し
求人でエージェントに登録することの
リスクが医師に知れ渡ったのです。

だいたい転職支援の業界全体を見渡しても
こんな雑なマッチングをしているのは
医療業界のエージェントくらいではないでしょうか?

他の業界はもっとまともですよ。

もうこういう質の低いエージェントは
見切っていく必要があると思います。
それが医療業界全体のためになりますから。

 

・医師はここに気を付けましょう!

私が先生方に
こういうエージェントは避けましょうと言えるのは、
求人しか武器がない会社…。

もうこれに尽きます。

本来転職エージェントというのは
プロ中のプロの仕事なんですね。

でも医師の転職シーンでは
エージェントなんてどこでも一緒と思われますし、
現実的にどこを使っても低レベル…。
ひどい有様です。

なぜこうなってしまうのか?
すべては求人に主導権を握られた転職活動しか
医療業界では行われていなかったという事があるんです。

いつも言うように
これでは転職失敗のリスクが高まります。

仕事は長くするものです。
中長期的なキャリアプランを考えねばなりません。

キャリアプランに沿った求人を選ぶべきで、
その前に求人探しをすると
判断基準がなくて条件しか見えなくなるものです。

だいたいエムスリーさんなどの求人ポータルサイトの場合は、
気になる求人があったので問合せたら
そこに転職エージェントが付いてきた…となりますよね。

そもそもその転職エージェントには
これっぽっちも興味はないわけですよね。

その求人はそのエージェントでなくとも
取り扱いはできるんですね。

こういうケースのエージェントの存在価値って何でしょうか?
別にどこのエージェントでもいいんですよね?

そもそも求人はエージェントのものではなく、
医療機関のものなんです。

医療機関から見たら
良い医師を紹介してくれるなら
どこのエージェントでもいいんですよ。

紹介料率が同じならばですけど。

であるならば
信頼できるエージェントを人脈に持っておいたほうが
ずっと有効であると思います。

これからの時代は
求人にくっついてくるエージェントではなく、
求人以外の強みを持つエージェントと
タッグを組んでいくのがスタンダードになっていくでしょう。

そして紹介料率を30~40%にしている
自社都合好きなエージェントも避けたほうがいいですね。

この点はなかなか表には出てきませんけど、
業界2番手から中堅どころは
ほぼ当てはまると思って良いかもしれません。

 

・医療機関はここに気を付けましょう!

是非とも医療機関の医師採用に関わる皆さんにお願いしたいのは
この紹介料率30~40%のエージェントは使わないという事です。

前述したように、
これは医療機関側にとって
何らメリットがないどころか、
デメリットしかないのですね。

医師の登録に掛かる費用を
医療機関に負担してもらうというのもおかしな話しですし、
弊社の場合は20%のまま据え置きですけど、
医師の登録数は増え続けているんですよ。

まあ大手さんと比較すれば少ないですけど
微増が続いているのは事実です。

やり方によっては
医師からの登録は頂けるものなんです。

旧態依然としたエージェント側の失策による業績悪化を
なぜ医療機関側が負担しなければいけないのでしょうか?

おそらく弊社のような20%のままのエージェントは
他にも何社かあるはずです。

そういうところとだけお付き合いをすれば
いいのではないでしょうか?

それが業界浄化にも繋がりますし、
医師にとっても、医療機関にとっても、
有難い健全な優良企業だけが生き残る事に
繋がっていくのではないかと思うのです。

今まで何名もの医師採用担当者の方から
〇〇社とは本当は付き合いたくないけど、
医師の登録数だけは多いので付き合わざるを得ないという
お話しを伺ってきました。

もういい機会だと思いますよ。
付き合うのを辞めたらいかがでしょうか?

登録しても決まらなければ
医師は他のエージェントに流れます。
事実、最近はこの流れが加速しています。

ですから紹介料率が低い
エージェントからのみ採用すればいいのです。

まあ私ごときが言っても無駄かもしれませんけど、
よいエージェントが残り、
悪いエージェントを退場させる
絶好のチャンスに私には思えますよ。

基準は明確です。
紹介料率が30%以上のエージェントを
使わなければいいだけです。

 

<参考>
業績悪化に歯止めが利かない医師転職エージェントの隠された秘密?

 

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*まとめ

当ブログでは数年前から
今後、医師の転職エージェントは優勝劣敗が始まり、
退場する会社が増えるだろうと予測してきました。

ついに始まったように感じます。

そりゃ大手さんは
バックにさらに大きな企業が付いてますから
そう簡単には潰れないでしょうけど、
大手調剤薬局や大手紹介会社も
あまりにも業績を悪化させるようでしたら
規模縮小などに舵を切ると思います。

中堅から中小は退場するところが増えるでしょう。

でも業界人の1人としてこの動きは歓迎です。
なぜなら医師にとって、医療機関にとって、
とてもよい傾向だからです。

まともな会社が残り、
ロクでもない会社が去る。

こういう動きが加速する事を期待します。
その中で弊社は若い社員を育てながら
規模を拡大してまいります。

それでは、また…。

 

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