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クリニックを開業するか?それとも転職して職場を変えるか?の選択肢

2021年10月27日by gnetdoctor

おはようございます。

医師が転職や開業を失敗しないために
キャリアプランの重要性を唱え続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

弊社は医師の転職支援と
クリニックの開業支援を
同じ担当者が両方行える稀有な会社です。

大企業で両方を行う会社は
担当者が別ですので、
一貫したサポートができません。

弊社は転職しようか、開業しようか、という
当初の悩みの段階から
その先生に合わせた解決策を提案できるのですね。

事実、開業のご相談にいらっしゃって
何度かの打合せの結果、
まずは転職して経験値を高めた上で
開業をしようというビジョンを持って
転職をされた先生がいらっしゃいました。

この先生が転職後3年を経て、
開業準備に取り掛かり
この6月に無事に新規開院したのです。

この4~5年を
ずっと弊社で支えてまいりました。

すでに患者さんは増えてきて
予約も順調に入っているそうです。

もちろんその先生によって
このような展開を取る必要がないというケースもありますが、
息の長いサポートができるのは
他にはない当社の特長のひとつであると
胸を張って断言できます。

本日のブログのタイトルは、
【 クリニックを開業するか?それとも転職して職場を変えるか?の選択肢 】
といたしました。

<目次>
1.医師人生における「超」重要な分岐点
・自分のクリニックを開業するか?
・転職して新たな職場を探すか?
2.決断に絶対必要なキャリアプラン
・開業も転職もキャリアプランが必須です!
・キャリアプランの前提となる価値観とは?
*まとめ

医師キャリア 医師転職 キャリア戦略 キャリア設計 キャリアプラン 転職エージェント 医師紹介会社 ジーネット株式会社

1.医師人生における「超」重要な分岐点

医師人生における重要な分岐点は
いくつかあると思います。

まず医学部を目指すという最初の段階。
医師になるんだ!という断固たる強い思いがなければ
なかなか成し遂げられるものではありませんよね。

次に初期研修でローテーションして
どの診療科目を選ぶかも重要ですね。

将来的に転科することは
できなくはありませんが、
できることなら回り道せずに
ストレートに自分にマッチした科目を選べたほうが
やはり良いと言えるでしょう。

もっと詳細に渡って語れば
いくつもの分岐点が存在すると思いますが、
臨床医としての経験を積んでくると
将来的に開業をするか、否かというのも
「超」重要な医師人生の分岐点であると思うのです。

・自分のクリニックを開業するか?

開業を目指すか?
勤務医のままでいいのか?

30代も中頃になり、
医師10年め前後になると
検討し始めることも出てくるでしょうか。

実際に開業を志すとなると
考えなければならないことは多いですし、
思い立ってすぐに実行できるものでもありませんから
戦略的なキャリアプランを持たねばなりません。

前述したように
私どもは転職支援も、開業支援も、
いずれもがサポート可能な希少なコンサル会社ですから
この段階でのご相談も少なくありません。

開業医は経営者ですから
向き不向きもありますし、
開業医に適したキャリアを積み上げる必要も
やはりあると思うんですね。

いつも隣の芝生が青く見えるような
安易な転職を戒めている私ですが、
安易な開業なんてもっとダメです。

そこには「方針」と「準備」と「計画」が不可欠です。

考えてみたらこの点は
「転職」も「開業」も全く同じですね。

あるべき「到達点」を思い描き、
その「ルート」を厳密に考え抜く。

「キャリアプラン」や
「事業計画」の考え方がないと
失敗の可能性が増すばかりです。

開業するかどうかの分岐点って
実は医師人生をより良くするために
かなり重要です。

ただ別に開業しなければならないわけではありません。
開業しないと決めたのなら
いかにして勤務医として充実した医師人生を過ごすか?
そこに専念すればいいのですね。

逆に開業すると決めたのならば
開業に備えたキャリアを積み上げればいいのです。

もちろん現段階では保留という選択肢もありです。

ここで大事なのは
中長期的な方向性を見据えて
「現段階」の自分はこうだ!と明確にし
それに沿ったキャリアプランを考えておく事ですね。

別に1年後に、3年後に、
全く変わってもいいのです。

あくまでも「現段階」を明確にすることが
今後の自分にプラスになるのです。

・転職して新たな職場を探すか?

開業はしない。
自分は勤務医のままでよい。
もちろんこれでもいいのです。

であるならば勤務医として
どんな集大成が理想的なのか?

それこそ60才になった時には
どのように働くのがベストか。

今とは比較にならないくらいに
体力的には落ちているでしょう。

その分、医師としての経験値は高くなっているでしょうから
今では想像も付かないような働き方ができるかもしれません。

現段階で想像できる範囲で構いませんので
60才を考えてみるのもいいと思います。

そして50才になったら、
40才になったらと逆算していくと
次はこういう働き方がいいなとか
次はこんな職場が望ましいというのが
概ね見えてくると思うのですね。

次が見えてきたら
「今」「ここ」で「何」を学んでおくべきか?
どんな経験を積んでおくべきか?

このような思考が自然と進みますし、
これこそが「今」のモチベーションを高めて
「次」に挑む準備となるんですね。

開業しないと決めると
勤務医としての「道」を見据えていけばいいのです。

<参考>
知らないと損する医師人生の転職適齢期?クリニックの開業適齢期?

医師 転職 クリニック開業 キャリアプラン キャリア設計 人生設計 未来像 転職エージェント 開業コンサルタント ジーネット株式会社

2.決断に絶対必要なキャリアプラン

医師人生の分岐点において
自分のクリニックを開業するか?
それとも勤務医のまま続けるか?

この判断は非常に重要であるという事を
お話ししました。

これは別にどちらがいいのか?の問題ではなく、
どちらが「自分に合う」のか?であり、
どちらを「自分がしたい」のか?であります。

そしてこの決断は焦ってするものではありません。
数年を掛けた試行錯誤があって然るべきです。

ある時は絶対に開業しようと思ったり、
またある時は自分には開業は無理だ、合わないと思ったり、
自分には勤務医のほうが向いていると思ったり、
勤務医なんていつまでもやってられないと思ったり…。

キャリアの4ステップで言う
キャリアドリフトをたっぷりとしておかないと
いざ決断という時に決めきれないものなんです。

だから時間を掛けて、
自分と何度となく対話をする必要があります。

勤務医に振れたり、
開業医に振れたりしながら
どっちだ、どっちだ、というプロセスを経て、
ある時に、自分はこっちだ!というのが
明確になってくるのではないでしょうか。

決断とは「決めて」「断つ」と書きますが、
こういうプロセスがないと
決めても「断つ」ことができないものなんですよね。

キャリアドリフトの後のキャリアアンカー。
まさにこういう事なんだと思います。

ここでもうひとつ触れておきたいのが、
キャリアプランについてです。

・開業も転職もキャリアプランが必須です!

何かを「決断」する。
それは何のためでしょうか?

ここが決断に至る過程で
かなり重要なポイントだと思います。

これがないと
結局、やるかやらんかの二択になってしまい、
それは私たちが日常的に下しているレベルの決断ならいいですが、
大事な人生の転機であるなら考えモノですよね。

そんなに簡単に決めていいの?

例えば転職シーンで
判断に足りない内容の求人情報を何件も見て
その中から次の職場を選ぶとか、
例えば開業シーンで
机上の空論のような内容の開業物件情報を何件も見て
その中から一生を掛けて経営する開業地を決めるとか、
こんな軽薄な「決断」はリスクが高いですよね。

しかし多くの転職エージェントや
開業コンサルタントが
これを勧めているのです。
自分たちが楽したいから…。

とは言え判断に必要な情報を確実に得るとか、
選び方というノウハウを手に入れるとか、
これらはそんなに簡単なことではありません。

しかしキャリアドリフトをしながら
自分なりのキャリアアンカーを確立させてきたならば
キャリアプランを設定することはできるでしょう。

これが猛烈に重要です。
つまり向かう方向、取り敢えずのゴールなのですね。
いわゆる目標設定と言ってもいいでしょう。

キャリアプランなき「決断」は
表層的な条件面に左右されがちで、
後々後悔することが少なくありません。

転職した後にどんな仕事ぶりを思い描き、
どのようにして望む未来に近づいていくのか?

開業した後にどんな経営を思い描き、
どのようにして自分のクリニックを成長させるのか?

いつも言うように、
転職や開業はあくまでも「手段」であって
「目的」ではないのですね。

大事なのは「目的」をいかにして果たすのか?です。
目的にたどり着くための「手段」なのですね。

もしここが混乱しているのであれば、
その「手段」はストップした方が良いかもしれません。

「目的」に到達しないとか、
「目的」とズレているのであれば、
その「手段」の実行は失敗に向かってまっしぐらです。

転職してこうなりたい。
開業してこうなりたい。

まずはその世界を
できるだけ明確に思い描きましょう。
それこそがキャリアプランなのです。

・キャリアプランの前提となる価値観とは?

目標がない。
たどり着きたいゴールが見えない。

この状態で重大な決断をするのは
やっぱり避けたほうがいいと思うんです。

こうしたい!
こうなりたい!
明確なキャリアプランがあってこその
確かな決断に繋がりますよね。

ではなぜキャリアプランが
なかなか見い出せないのか?

これはキャリアの4ステップに答えがあります。

キャリアプランに行きつく前の
キャリアドリフトが足りないか?
もしくはせっかくの経験が
キャリアアンカーに繋がっていないか?
おぼろげながらもキャリアアンカーが見えているのに
そこからの思考が足りずに明確になっていないのか?

私がキャリア相談をしてきたケースでは、
ちょっとした会話の中からヒントを得て
急に目の前が拓けたなんて事も実は多いんですけどね。

キャリアプランの前には
キャリアアンカーが必要不可欠です。

キャリアアンカーとは、
自分らしい価値観であり、
自分ならではの判断基準です。

ここがあやふやなままでは、
キャリアプランも見えてきません。

もちろんプロセス段階では
もやもやしていて、
未だ明確にはなっておらず、
もう1歩…なんてことはよくあります。

20代、30代のうちは
大いにキャリアドリフトしていただいて
様々な経験を身に付けて
価値観や判断基準を模索していいとは思います。

ただ40才前後からは
自分らしく確立させないといけません。

焦る必要はありませんが、
意外と40代前後の方々は
自分の中に答えがあるんです。

それが整理されておらずに
ふわふわとしたままなだけで、
時にはたった1時間程度のキャリア相談で
自分の大事な価値観や判断基準が
クリアになること少なくないのですね。

大いにキャリアドリフトしましょう。
そしてその中からキャリアアンカーを見い出しましょう。

モヤモヤした状態なら
キャリア相談をしてみて
自分の思考を整理してみましょう。
きっとキャリアプランが見えてくるはずです。

ここまで来て
ようやく自分は開業を志すべきか?
それとも勤務医のまま続けるか?に対して
明確な答えが出せるようになるでしょう。

このような過程を経れば
ご自身の「決断」は間違いのないもののはずです。

<参考>
Gnet TV 【○○を考える】第3回 キャリアアンカーが道を切り拓く!

医師人生 人生の分岐点 転職 開業 キャリアプラン キャリアコンサルタント 開業コンサルタント 転職サポート 開業サポート ジーネット株式会社

*まとめ

クリニックを開業するか?
それとも転職して新しい職場を探すか?

開業医になるか?
勤務医のまま進むか?

これに正しい答えなんてありません。
あるのは自分に合うかどうかであり、
自分をどちらの方向に導くのか?であります。

弊社は転職も開業もご支援する会社なので
この段階でのご相談をお受けすることがよくあります。

両方ができるからこそ
どちらかに導くことなく、
冷静に先生の内側にある「思い」に
寄り添うことが可能です。

しかしいずれかしか行っていない会社に相談すると
確実に自社のできるほうに無理にでも導くでしょう。
これは大問題であると思います。

こんな自分勝手な会社に翻弄されるのではなく、
ご自身と何度も対話をして、
自らのキャリアプランとともに
より良い医師人生を作り上げていただきたいと
強く願います。

それでは、また…。

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